PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.2 (伝送路二重化機能編) (Linux版) |
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第3章 導入 | > 3.4 環境設定の変更手順 |
GS連携方式の設定の変更方法を記載します。変更後は、設定を運用に反映させる手順が必要です。なお、反映手順は、変更する際に使用したコマンド、シングル構成(クラスタを使用しない構成)、クラスタ構成により異なります。
hanetconfigコマンド |
シングル構成 |
クラスタ構成 |
仮想インタフェースのIPアドレス(-i) |
反映手順1 |
反映手順2 |
仮想インタフェース(-n)(新規追加) |
反映手順1 |
反映手順2 |
物理インタフェース(-t) |
反映手順1 |
反映手順2 |
hanetgwコマンド |
シングル構成 |
クラスタ構成 |
仮想ゲートウェイのIPアドレス(-g) |
反映手順1 |
反映手順2 |
hanethvrscコマンド |
シングル構成 |
クラスタ構成 |
引継ぎ仮想インタフェースに対するゲートウェイアドレス(-e) |
− |
反映手順2 |
hanetmaskコマンド |
シングル構成 |
クラスタ構成 |
サブネットマスク(-m) |
反映手順1 |
反映手順1 |
hanetobservコマンド |
シングル構成 |
クラスタ構成 |
通信相手ホスト監視の仮想IPアドレス(-i) |
反映手順3 |
反映手順2 |
通信相手ホスト監視の物理IPアドレス(-t) |
反映手順3 |
反映手順2 |
監視間隔(-s) |
反映手順4 |
反映手順4 |
監視回数(-c) |
反映手順4 |
反映手順4 |
復旧監視間隔(-b) |
反映手順4 |
反映手順4 |
クラスタ切替え(-f) |
− |
反映手順4 |
リンクアップ待ち時間(-p) |
反映手順4 |
反映手順4 |
hanetparamコマンド |
シングル構成 |
クラスタ構成 |
ホスト名変換機能(-h) |
反映手順4 |
反映手順4 |
OSのネットワーク設定 |
シングル構成 |
クラスタ構成 |
ネットワーク設定ファイル(/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-ethX、(/etc/sysconfig/network、/etc/hosts)等 |
反映手順5 |
反映手順5 |
設定変更後に以下のいずれかの手順を実行してください。
設定変更後に以下のいずれかの手順を実行してください。
設定変更後に以下のいずれかの手順を実行してください。
設定変更コマンド実行後、即時に変更が運用に反映されます。反映手順は不要です。
OSのネットワーク設定ファイルを変更した場合は、手動によるネットワークサービスの再起動(/etc/init.d/network restart、service network restart)を実行せずに、必ずシステムをリブートしてください。
構成情報の変更手順を以下に示します。変更後に、反映手順を実施することで、変更内容が有効になります。
変更可能な情報を以下に示します。
なお、以下に記載されている情報は変更できません。一旦定義を削除し、再度定義を行ってください。
クラスタ運用中の仮想インタフェースに対して、通信相手のIPアドレスを変更する手順は以下の通りです。
(1) 設定を確認します。
# /opt/FJSVhanet/usr/sbin/hanetobserv print interval(s) = 5 sec times(c) = 5 times idle(p) = 60 sec repair_time(b) = 5 sec fail over mode(f) = YES Destination Host Virtual Address (Router Address+)NIC Address +----------------+-------------------+--------------------------------+ GS 192.168.110.10 192.168.10.10,192.168.20.10 192.168.10.11,192.168.20.11 PQ 192.168.100.20 192.168.10.20,192.168.20.20 |
(2) クラスタの運用を停止します。
(3) 通信相手のIPアドレスを変更します。
# /opt/FJSVhanet/usr/sbin/hanetobserv delete -n GS -i 192.168.110.10 |
(4) 反映手順を実施します。“通信相手ホスト監視の仮想IPアドレス”をクラスタ構成下で変更したため、反映手順2に従い、“システムをリブートする”、“resethanet -sを実行する”のいずれかを実行します。以下は、システムをリブートする場合の実行例です。
# /sbin/shutdown -r now |
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