NETSTAGE/Zt 説明書
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第7章 メッセージ

7.8 メッセージの理由コード一覧

本節では、NETSTAGE/Ztの出力するメッセージの理由コードの意味と対処を、表7.4に示します。

[表7.4 メッセージの理由コードの意味と対処]

理由コード(16進数)

意味/原因

対処

00000100

定義異常により起動が失敗しました。

定義に誤りがあります。egwcheckdefコマンドを実行し、定義を正しく修正してください。

00000200

メモリが不足しています。

メモリの使用量を確認してください。

00000300

起動処理中にプロセスがダウンしました。

しばらく待って、再度、実行してください。同時に出力されているメッセージがあれば、参照し対処を行ってください。
同一の現象を繰り返す場合には、メッセージの内容を控えて、富士通技術員に連絡してください。

00000400

プロセスの起動が完了しませんでした。

しばらく待って、再度、実行してください。同時に出力されているメッセージがあれば、参照し対処を行ってください。
同一の現象を繰り返す場合には、メッセージの内容を控えて、富士通技術員に連絡してください。

000101xx

システム内部でエラー(システムコールエラー)が発生しました。

(xxはerrno)

しばらく待って、再度、実行してください。

同一の現象を繰り返す場合には、メッセージの内容を控えて、富士通技術員に連絡してください。

000102xx

000103xx

000104xx

000105xx

000106xx

000107xx

000108xx

000109xx

000110xx

000201xx

shost定義文のipaddrオペランドで指定したIPアドレスまたはポート番号102が使用できません。

(xxはerrno)

IPアドレスが正しいことおよびネットワークが使用可能であることを確認してください。IPアドレスとポート番号102の組み合わせが既に使用されている場合は、IPアドレスを変更してください。

000202xx

ポート番号5020が使用できません。

(xxはerrno)

ポート番号5020を使用するアプリケーションとNETSTAGE/Ztを同時に使用することはできません。

40000000

定義されていない資源(vlu)への接続要求を受け付けました。

vlu定義文を追加し、NETSTAGE/Ztを再起動するか、egwreflectコマンドを実行し動的反映を行ったのち、再接続してください。

40000001

定義されていない資源(enrsc)からの接続要求を受け付けました。

enrsc定義文を追加し、NETSTAGE/Ztを再起動するか、egwreflectコマンドを実行し動的反映を行ったのち、再度処理を実行してください。

40000002

定義されていない通信相手(dhost)からの接続要求を受け付けました。

dhost定義文を追加し、NETSTAGE/Ztを再起動するか、egwreflectコマンドを実行し動的反映を行ったのち、再接続してください。

40000003

非活性状態のvlu定義への接続要求を受け付けました。

メッセージで示されるvlu定義に対してegwrcntlコマンドを実行し、資源を活性化したのち、再接続してください。

40000004

非活性状態のenrsc定義への接続要求を受け付けました。

メッセージで示されるenrsc定義に対してegwrcntlコマンドを実行し、資源を活性化したのち、再接続してください。

40000006

非活性状態のdhost定義への接続要求を受け付けました。

メッセージで示されるdhost定義に対してegwrcntlコマンドを実行し、資源を活性化したのち、再接続してください。

40000007

NETSTAGE/Zt停止処理中に接続を受け付けました。

NETSTAGE/Ztを再起動した後に再接続してください。

40000008

接続要求が保留されているvlu定義への接続要求を受け付けました。

接続要求の保留が解除され、通信が切断されるのを待って、再接続してください。

40010000

活性化処理中または切断処理中等のため、vlu定義が一時的に使用できない状態です。

しばらく待って、再接続してください。

同一の現象を繰り返す場合には、メッセージの内容を控えて、富士通技術員に連絡してください。

40010001

既に使用中のvlu定義への接続要求を受け付けました。

使用中の通信が切断されるのを待って、必要に応じて再接続してください。

40010002

既に使用中のvlu定義への接続要求を受け付けました。

使用中の通信が切断されるのを待って、必要に応じて再接続してください。

40010003

NETSTAGE/Ztで同時に接続可能な最大コネクション数を越えました。

通信が切断されるのを待って、必要に応じて再接続してください。

40020000

リファレンスの獲得に失敗しました。

表示されたdhost定義との不要な通信を切断したのち、再接続してください。

40020001

ソケットディスクリプタのpoll監視テーブルへの追加に失敗しました。

表示されたprocgr定義の不要な通信を切断したのち、再接続してください。

40020002

セルの枯渇が発生しました。

しばらく待って、他の通信が切断されたのち、再接続してください。

40030000

コネクション確立タイマがタイムアウトしました。

しばらく待って、再接続してください。
同一の現象を繰り返す場合には、メッセージの内容を控えて、富士通技術員に連絡してください。

40030001

コネクション解放タイマがタイムアウトしました。

しばらく待って、再接続してください。
同一の現象を繰り返す場合には、メッセージの内容を控えて、富士通技術員に連絡してください。

40040000

ホストから接続要求が拒否されました。

メッセージで示されるsense1(ホストから通知されたシステムセンスコード)、sense2(ホストから通知されたユーザセンスコード)を参考にエラー原因を取り除き、再接続してください。

FNA通信のセンスコードについては、富士通技術員に問い合わせてください。

40040001

通信相手先から接続要求が拒否されました。

iphost定義文で指定している通信相手先のIPアドレスおよび通信相手先とのネットワーク環境を確認して、再度処理を実行してください。
または、メッセージで示されるsense1(センスコード)を参考にエラー原因を取り除いてください。

FNA通信のセンスコードについては、富士通技術員に問い合わせてください。

40051xxx

ネットワークから不当なデータ(プロトコルフォーマット異常)を受信しました。(xxxは異常内容を特定する値)

同一の現象を繰り返す場合には、メッセージの内容を控えて、富士通技術員に連絡してください。

40052xxx

40053xxx

システム内部でエラーが発生しました。

(xxxは異常内容を特定する値)

しばらく待って、再度、実行してください。
同一の現象を繰り返す場合には、メッセージの内容を控えて、富士通技術員に連絡してください。

50000000

強制非活性化により通信を中断しました。

必要な場合は資源を活性化後、再度処理を実行してください。

50000100

ip定義文またはiphost定義文で定義されいないIPアドレスに対して、接続要求を受信しました。

NETSTAGE/Ztの定義と通信相手先の設定を正しく合わせて、再接続してください。

定義に誤りがある場合は、定義を修正し、NETSTAGE/Ztを再起動するか、egwreflectコマンドを実行し動的反映を行ったのち、再接続してください。

保守情報に以下の情報が出力されます。

"local:%s(%s),remote:%s(%s)"

%s(1):通信相手先が接続先として指定したIPアドレス。

%s(2):上記IPアドレスに一致するip定義の資源状態。

%s(3):通信相手先のIPアドレス。

%s(4):上記IPアドレスに一致するiphostの資源状態。

50000101

接続要求を受信したip定義文またはiphost定義文が活性状態ではありません。

メッセージで示される定義に対してegwrcntlコマンドを実行し、資源を活性化したのち、再接続してください。

保守情報に以下の情報が出力されます。

"local:%s(%s),remote:%s(%s)"

%s(1):通信相手先が接続先として指定したIPアドレス。

%s(2):上記IPアドレスに一致するip定義の資源状態。

%s(3):通信相手先のIPアドレス。

%s(4):上記IPアドレスに一致するiphost文の資源状態。

50000110

対象のvlu定義はすべて使用中です。

他の通信が切断されるのを待って、再接続してください。

50000111

gwownipオペランドで指定されたownip定義のIPアドレスが一致するvlu定義文がありません。

定義が正しい場合は、通信相手先より正しいIPアドレスを使用して再接続してください。

定義に誤りがある場合は、定義を修正し、NETSTAGE/Ztを再起動するか、egwreflectコマンドを実行し動的反映を行ったのち、再接続してください。

50000112

gwconnapplオペランドが指定されたvlu定義がありません。

定義を修正し、NETSTAGE/Ztを再起動するか、egwreflectコマンドを実行し動的反映を行ったのち、再接続してください。

50000113

活性状態のvlu定義がありません。

egwrcntlコマンドを実行し、資源を活性化したのち、再接続してください。

50000120

グローバルサーバへの接続処理で異常が発生しました。

保守情報に以下の形式で出力されるFNA通信機能の詳細コード、または直前に出力されるメッセージを参照し、対処を行ってください。

"detail=FNA通信機能の詳細コード"

50000200

着信フリーアクセス方式用のvlu定義への接続要求を受け付けました。このvlu定義を使用して通信相手先への接続を行うことはできません。

定義を修正し、NETSTAGE/Ztを再起動するか、egwreflectコマンドを実行し動的反映を行ったのち、再接続してください。

50000201

資源が活性状態ではありません。

保守情報に出力される資源に対してegwrcntlコマンドを実行し、資源を活性化したのち、再接続してください。

50000220

グローバルサーバとの通信において異常が発生しました。

保守情報に以下の形式で出力されるFNA通信機能の詳細コード、または直前に出力されるメッセージを参照し、対処を行ってください。

"detail=FNA通信機能の詳細コード"

50000230

通信相手先システムへの接続処理で異常が発生しました。

保守情報に以下の形式で出力されるTCP/IP機能名とエラーを参考にエラー原因を取り除き、再接続してください。

"func=TCP/IP機能名"

"errno=エラー番号"

funcに以下に示すTCP/IP機能名が出力された場合は、それぞれの対処をおこなってください。

getaddrinfo:ドメイン名の名前解決に失敗しました。iphost定義のdomainオペランドの値およびDNS環境を確認してください。

connect:通信相手先への接続に失敗しました。iphost定義およびネットワーク環境を確認してください。

bind:自側IP固定化機能を使用することができませんでした。ownip定義文およびネットワーク環境を確認してください。

50000300

全銀プロトコルで通信異常が発生しました。

しばらく待って、再接続してください。
同一の現象を繰り返す場合には、メッセージの内容を控えて、富士通技術員に連絡してください。

50000301

無通信監視タイマがタイムアウトしました。

gwinf定義のztisqtmオペランドの値を大きくし、NETSTAGE/Ztを再起動するか、egwreflectコマンドを実行し動的反映を行ったのち、再接続してください。

50000310

通信相手先システムとの通信において異常が発生しました。

通信相手先とのネットワーク環境を確認してください。また、セションの確立に失敗した場合は、iphost定義を確認してください。

保守情報に以下の形式で出力されるTCP/IP機能名とエラー番号を参考にエラー原因を取り除き、再接続してください。

"func=TCP/IP機能名"

"errno=エラー番号"

50000311

通信相手先システムから切断されました。

必要な場合は、再度処理を実行してください。

50000320

グローバルサーバとの通信において異常が発生しました。

保守情報に以下の形式で出力されるFNA通信機能の詳細コード、または直前に出力されるメッセージを参照し、対処を行ってください。

"detail=FNA通信機能の詳細コード"

50000321

グローバルサーバから切断されました。

必要な場合は、再度処理を実行してください。

50000350

内部エラーが発生しました。

しばらく待って、再接続してください。
同一の現象を繰り返す場合には、メッセージの内容を控えて、富士通技術員に連絡してください。

50000351

セルの枯渇が発生しました。

しばらく待って、再接続してください。

50000400

内部エラーが発生しました。

メッセージの内容を控えて、富士通技術員に連絡してください。

50000401

セルの枯渇が発生しました。

メッセージの内容を控えて、富士通技術員に連絡してください。

6000xxxx

子プロセスまたはデーモンプロセスの作成に失敗しました。(xxxxはerrno)

しばらく待って、コマンドを再度、実行してください。

同一の現象を繰り返す場合には、メッセージの内容を控えて、富士通技術員に連絡してください。

6001xxxx

管理デーモンとの接続に失敗しました。またはNETSTAGE/Ztが停止しています。(xxxxはerrno)

NETSTAGE/Ztが停止している場合は必要に応じて起動してください。起動している場合は、一旦強制停止し、再度起動してください。

同一の現象を繰り返す場合には、メッセージの内容を控えて、富士通技術員に連絡してください。

6002xxxx

6003xxxx

6004xxxx

6005xxxx

6006xxxx

システムコールエラーが発生しました。(xxxxはerrno)

6007xxxx

6008xxxx

6009xxxx

600axxxx

61000001

通信環境定義誤り

通信環境定義を修正し、egwcheckdefコマンドで定義が正しいことを確認した上で、再起動をしてください。

61010001

管理デーモンプログラム(egwmngd)がありません。

システムが正しくインストールされていない可能性があります。システムが正しくインストールされているか確認し、正しくインストールされていない場合は、システムの再インストールを行ってください。

6102xxxx

システム内部で異常が発生しました。

(xxxxはerrno)

しばらく待って、コマンドを再度、実行してください。同一の現象を繰り返す場合には、メッセージの内容を控えて、富士通技術員に連絡してください。

6103xxxx

システム内部で異常が発生しました。

(xxxxはerrno)

6104xxxx

6105xxxx

62000004

システム内部ファイルのオープンに失敗しました。

しばらく待って、コマンドを再度、実行してください。同一の現象を繰り返す場合には、メッセージの内容を控えて、富士通技術員に連絡してください。

62000005

システム内部ファイルの書き込みに失敗しました。

62000006

システム内部で異常が発生しました。

6200000a

メモリが不足しています。

メモリ使用量を確認してください。

6200000c

システム内部で異常が発生しました。

しばらく待って、コマンドを再度、実行してください。同一の現象を繰り返す場合には、メッセージの内容を控えて、富士通技術員に連絡してください。

6200000e

6200000f

62000011

メモリが不足しています。

メモリ使用量を確認してください。

62000012

システム内部で異常が発生しました。

しばらく待って、コマンドを再度、実行してください。同一の現象を繰り返す場合には、メッセージの内容を控えて、富士通技術員に連絡してください。

62000015

同時処理できるコマンドの最大数に達しました。

しばらく待って、コマンドを再度、実行してください。

6300xxxx

システム内部で異常が発生しました。(xxxxは異常内容を特定する値)

しばらく待って、コマンドを再度、実行してください。同一の現象を繰り返す場合には、メッセージの内容を控えて、富士通技術員に連絡してください。

63010000

システム内部で異常が発生しました。

6302xxxx

システム内部で異常が発生しました。(xxxxは異常内容を特定する値)

63030000

システム内部で異常が発生しました。

65000000

65010000

6502xxxx

システム内部で異常が発生しました。(xxxxは動的反映差分格納ファイルの読み込み長)

65030000

システム内部で異常が発生しました。

6504xxxx

システム内部で異常が発生しました。(xxxxは動的反映差分格納ファイルの読み込み長)

6505xxxx

システム内部で異常が発生しました。(xxxxは動的反映差分格納ファイルの資源種別)

6506xxxx

システム内部で異常が発生しました。(xxxxは動的反映差分格納ファイルの読み込み長)

6507xxxx

65080000

システム内部で異常が発生しました。

6509xxxx

システム内部で異常が発生しました。(xxxxは動的反映差分格納ファイルの読み込み長)

650axxxx

システム内部で異常が発生しました。(xxxxは動的反映差分の変更種別)

650bxxxx

システム内部で異常が発生しました。(xxxxは動的反映差分格納ファイルの資源種別)

650c0000

システム内部で異常が発生しました。

650d0000

650e0000

650f0000

651xxxxx

システム内部で異常が発生しました。(xxxxxは異常内容を特定する値)

7000xxxx

処理中にNETSTAGE/Ztが停止しました。または、管理デーモンの異常を検出しました。(xxxxは異常内容を特定する値)

NETSTAGE/Ztが停止している場合は、必要に応じて再起動してください。NETSTAGE/Ztが起動しており、同一現象を繰り返す場合は、メッセージ内容を控えて、富士通技術員に連絡してください。


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