NETSTAGE/Ft説明書

5.2.7 保守情報採取コマンド

NETSTAGE/Ftが提供している保守情報の採取コマンドについて説明します。

• getnftコマンド

5.2.7.1 getnftコマンド

getnftコマンドは、NETSTAGE/Ftのトラブル調査資料（各種ログファイル・トレースファイル・コアダンプなど）を指定されたディレクトリ配下へ採取します。

■形式

/opt/FJSVnft/usr/sbin/getnft [-g] [調査資料格納ディレクトリ]

■オプション

◆-g

NETSTAGE/Ftの動作中プロセスのコアダンプを採取します。

省略した場合は、コアダンプを採取しません。

■オペランド

◆調査資料格納ディレクトリ

調査資料の退避先のディレクトリを指定します。

本オペランドを省略した場合は、/tmpディレクトリ配下へNETSTAGE/Ftの調査資料を採取します。

■注意事項

• 調査資料格納ディレクトリは存在している必要があります。
• -gオプションを指定してコアダンプの採取を行うと、プロセスの動作が遅延します。通信に影響が出る場合があるため、コアダンプの採取は通信ハング等の調査を行う場合のみとし、採取する場合には十分注意願います。
• NETSTAGE/Ftを構成する機能群の一部またはすべてが異常終了した場合、getnftコマンドで資料採取後、OSを再起動してください。

■実行例