PowerReplication ユーザーズガイド V3.0 - Microsoft(R) Windows(R) 2000, Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -

I.1 レプリケーション機能の相違

レプリケーション機能の同期処理で、以下の相違点があります。

• 実行時の排他制御とトランザクション
  レプリケーションサービスの排他制御とトランザクションが、利用者プログラムの動作に影響します。"2.3.3 排他制御とトランザクション"を参照し、利用者プログラムの運用を確認してください。
  
  
• 後方空白の扱い
  文字列データの後ろに詰められた空白（後方空白）の扱いが、使用するDBMSで異なります。使用するDBMSで後方空白の扱いが異なるため、同期の実行で競合が発生する場合があります。
  競合の発生を防止することが必要なため、"2.3.1 DBMSの違いによるデータの扱い"の"後方空白の扱い"を参照し、同期対象のデータファイルを確認してください。
  
  
• PowerRW+使用時の固有の機能
  • 一括同期（創成）の動作
    処理モードが「創成」の場合、一括同期でエラーが発生したときは、データファイルが同期実行前の状態に戻ります。
  • 更新情報取得の動作
    更新情報ファイルへの出力方法を変更することによって、利用者プログラムの応答時間の最適化や、システム異常発生時の更新情報消失の防止ができます。

  詳細は、"2.5.2 PowerRW+を使用する時の動作環境設定"を参照してください。