PowerReplication ユーザーズガイド V3.0 - Microsoft(R) Windows(R) 2000, Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -

7.11 同期実行の状態表示/中止コマンド

レプリケーショングループの同期実行状態を参照および同期実行を中止します。

• 記述形式

  rpctlsyn { -r|-c|-f} [-w] [-n] [-d DBMS種別] [-u ユーザ名 パスワード] レプリケーショングループ名

  
  
• オプションの説明
  
  • r(同期実行状態の表示)

    レプリケーショングループの同期状態が表示されます。

    表示内容の詳細は、"付録H 同期実行状態の表示内容"を参照してください。

  • c(同期実行の中止要求)

    レプリケーショングループの同期実行が中止されます。ただし、同期の実行状態によって、中止されない場合があります。

    コマンドを実行すると、警告がイベントビューア（アプリケーションログ）に通知されます。なお、この警告は、同期実行が中止できたことを通知するものではありません。

  • f(同期実行の強制停止)

    レプリケーショングループの同期実行が強制的に中止されます。
    導入直後の動作検証や同期実行が完了せず業務が継続できない状態以外は、指定しないでください。

    コマンドを実行すると、警告がイベントビューア（アプリケーションログ）に通知されます。なお、この警告は、同期実行が強制停止できたことを通知するものではありません。

  • w(同期実行の終了待ち合わせ)

    レプリケーショングループの同期実行の終了を待ち合わせます。
    当オプションを指定しない時は、同期実行に中止を要求した時点で復帰します。
    なお、オプション"-c"を指定しない場合、当オプションは無視されます。

  • n(エラーメッセージの抑止)

    標準エラー出力へのエラーメッセージ出力を抑止します。（"7.1 共通事項"参照）

  • d(DBMS種別)

    対象とするDBMS種別を指定してください。（"7.1 共通事項"参照）

  • u(データベース認証情報)

    データベース認証のときにログイン情報を指定してください。（"7.1 共通事項"参照）

  • レプリケーショングループ名

    対象のレプリケーショングループ名を指定します。（"7.1 共通事項"参照）

• 実行条件

  このコマンドは、レプリケーション管理者、または対象レプリケーショングループの所有者だけが実行できます。

• メッセージと復帰値

  以下に、メッセージと復帰値を示します。

  [表7.11.1 メッセージと復帰値]

  メッセージの内容	復帰値
  コマンドの引数に誤りがあります。	10
  レプリケーションサービスが起動されていません。	12
  指定のレプリケーショングループが見つかりません。	21
  指定のレプリケーショングループに対して処理を実行する権限がありません。	22
  上記以外のエラー	100

当オプション指定時は、対象グループのデータベース間の整合性に矛盾が生じる可能性があります。コマンド実行後は、一括同期を実行する必要があります。

同期実行を中止する場合、"4.2.4 同期実行を中止する"の運用方法に従ってください。