PowerReplication ユーザーズガイド V3.0 - Microsoft(R) Windows(R) 2000, Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - |
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第7章 コマンドリファレンス |
レプリケーショングループの更新情報取得を開始または停止します。
rpctldif {-s | -e | -r} [-c] [-n] [-d DBMS種別] [-u ユーザ名 パスワード]レプリケーショングループ名 |
レプリケーショングループの更新情報取得を開始します。差分同期の運用が可能な状態に変更されます。
レプリケーショングループの更新情報取得を停止します。差分同期を運用できない状態に変更されます。
レプリケーショングループの更新情報の最大使用量と記録日時が初期化されます。
このオプションは富士通製DBMS(PowerRW+)が対象の場合にのみ有効です。
レプリケーショングループの更新情報取得の開始時に、更新情報ファイルを初期化します。データベース間の整合性を保証した後に更新情報取得を開始する場合、このオプションを指定してください。このオプションは、更新情報取得の開始時以外は無視されます。
このオプションは富士通製DBMS(PowerRW+)が対象の場合にのみ有効です。
標準エラー出力へのエラーメッセージ出力を抑止します。("7.1 共通事項"参照)
対象とするDBMS種別を指定してください。("7.1 共通事項"参照)
データベース認証のときにログイン情報を指定してください。("7.1 共通事項"参照)
対象のレプリケーショングループ名を指定してください。("7.1 共通事項"参照)
このコマンドは、レプリケーション管理者、または対象レプリケーショングループの所有者だけが実行できます。
以下に、メッセージと復帰値を示します。
メッセージの内容 |
復帰値 |
更新情報ファイルの使用中状態を強制解除しました。 |
1 |
コマンドの引数に誤りがあります。 |
10 |
レプリケーションサービスが起動されていません。 |
12 |
指定のレプリケーショングループが見つかりません。 |
21 |
指定のレプリケーショングループに対して処理を実行する権限がありません。 |
22 |
指定のレプリケーショングループに対する同期がすでに実行中です。 |
23 |
上記以外のエラー |
100 |
このコマンドの対象となるレプリケーショングループは、同期方式が差分方式でなければなりません。一括方式の場合、何も処理せず正常復帰します。また、対象のレプリケーショングループが、同期実行中にこのコマンドを実行しないでください。
スケジュールが開始されている場合、rpctlschコマンドで停止してから実行してください。
同期対象のデータファイルがオープン中にこのコマンドを実行しないでください。誤って実行した場合、レプリケーション処理中に更新情報取得が停止状態となったり、データベース間の整合性の状態が正しく検出されない状態となったりします。
差分方式で同期対象のデータファイルのデータ更新中または同期実行中にシャットダウンや電源断を実行した場合、復帰コードに1が通知されることがあります。
この場合、更新情報ファイルの内容が異常状態になっている可能性があり、そのまま運用を継続すると、データ更新や同期実行時に重大なエラーが発生する場合があります。
復帰コードに1が通知された場合、更新情報ファイルを初期化するか該当グループに関するレプリケーション定義情報を再作成した後、一括同期を実行してください。
運用形態の設定にかかわらず、マスタ側とレプリカ側の両方で更新情報取得を開始状態にしてください。両方で更新情報取得が開始状態になっていないと、同期実行はエラーとなります。
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