Linkexpress 運用ガイド
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第5章 コード変換機能(ユーティリティ)> 5.11 コードの変換規則

5.11.3 コード変換で文字溢れが発生した時の処理継続方法 

データ属性が英数字属性または日本語属性の場合、コード変換によって入力データの長さが出力データの長さを超えることがあります。Linkexpressでは文字あふれが発生した場合に異常終了させる方法を省略値としています。文字あふれが発生しても処理を継続する場合は、コード変換を行う前に以下の方法で動作を指定してください。

[文字あふれ発生時の処理の継続方法]

文字あふれが発生した場合のDB連携機能の動作は、DB動作環境定義のCHARACTER_OVERFLOWキーワードで指定します。処理を継続する場合はキーワードに"CONTINUE"を指定してください。この指定はコード変換ユーティリティを利用する場合にも共通です。

[文字あふれ発生時の出力データ]

文字あふれ発生時に処理を継続させた場合、出力データはあふれた文字が切り捨てられます。この時、保証される文字は、切り捨てられる文字の直前の文字です。(注)

なお、あふれた文字が多バイト文字(漢字など)の場合、文字を切り捨てた結果、不完全な文字が発生することがあります。この場合、不完全な文字は代替文字に置き換えられます。

注) 出力先がJEF-EBCDIC系で、シフトインコードが存在する場合、対応するシフトアウトコードも保証します。

[不完全文字の代替文字の指定]

文字あふれによって不完全文字が発生した場合、代替文字は通常半角のアンダスコアが使用されます。代替文字を変更する場合、DB動作環境定義のALTERNATE_CHARACTER2キーワードで代替文字を指定してください。

出力コード系がUnicode系の場合は、不完全文字が1バイトの場合と2バイトの場合があるため、UNICODE_ALTERNATE_CHARACTER2キーワードで代替文字を指定します。

関連項目


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