Linkexpress 運用ガイド |
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第5章 コード変換機能(ユーティリティ) | > 5.9 コード変換テーブルのカストマイズ |
Linkexpressはコード変換に高速コード変換プログラム(hsconv)を使用しています。コード変換テーブル(注)のカストマイズは以下の2種類の方法があります。
注) Hsconv V2.1がサポートするコード変換テーブルは、ADJUST V2.1L40のコード変換(83JIS)に準拠して作成されています。
高速コード変換プログラムのカストマイズを標準コード変換プログラムと関連付けないで行う方法です。ADJUST、またはInterstage Charset Manager Standard Edition(以降、Charset Managerと略します)を導入していないシステムや、高速コード変換プログラムだけをカストマイズしたい場合にお勧めします。
(1)制御ファイルの作成
高速コード変換プログラムをカストマイズするための制御ファイルを作成します。制御ファイルについては「5.9.2 カストマイズで使用する制御ファイル」を参照してください。
(2)hscust2コマンドの実行
「制御ファイルによる変換テーブルのカストマイズ」の形式でhscust2コマンドを実行します。
標準コード変換プログラムのカストマイズ内容を高速コード変換プログラムに反映する方法です。標準コード変換プログラムのカストマイズ内容を利用する場合や、標準コード変換プログラムのカストマイズ内容と同期を取りたい場合にお勧めします。
(1)標準コード変換プログラムのカストマイズ
ADJUSTの「文字資源流通機能」、またはCharset Managerの「文字コード変換表のカスタマイズ機能」を利用して標準コード変換プログラムのカストマイズを行ってください。詳細については、コード系関連のマニュアルを参照してください。
(2)高速コード変換プログラムのカストマイズ
「標準コード変換プログラムを使用した変換テーブルの再作成」の形式でhscust2コマンドを実行します。この場合、hscust2コマンドはコード変換テーブルの再作成を行い、標準コード変換プログラムに対するカストマイズ内容を高速コード変換プログラムに反映します。
Linkexpressの高速コード変換は、hsconvという内部製品を使用してコード変換を実施しています。hsconvのコード変換テーブルは、標準コード変換から抽出した変換テーブルを元にhsconv独自の変換テーブルを作成しています。(縮退変換やベンダー対応)
コード変換テーブルは以下の4種類があり、hschgtblコマンドで切り替えることが可能です。
ベンダ固有文字登録テーブルについては、「5.9.7 使用するコード変換テーブルの切り替え方法」を参照してください。
現在の状態は、以下のコマンドで確認できます。
# cd /opt/FSUNhscnv/usr/bin # ./hschgtbl -c Jef_Ms -d hschgtbl:INFO:HS0032: "JEF/EBCDIC" <==> "Sjisms" convert tables are .. Table kind [Un-reversible] Vender code [undefinded] # ./hschgtbl -c U90_Ms -d hschgtbl:INFO:HS0032: "U90" <==> "Sjisms" convert tables are .. Table kind [Un-reversible] Vender code [undefinded] # |
高速コード変換(hsconv)のコード変換テーブルをカストマイズすることが可能です。カストマイズ方法は、以下の2種類です。
(1)標準コード変換からの変換テーブル作成
(2)個別コード変換テーブル修正
どちらの手法も、今現在使用している変換テーブルにカストマイズされます。使用する変換テーブルを確認の上、カストマイズを実施してください。
コード変換テーブルをカストマイズできる入出力コード系の組み合わせは以下のとおりです。なお、標準コード変換プログラムのカストマイズ情報を反映する場合は、ADJUST、またはCharset Managerがサポートしている入出力コード系の範囲に限定されます。
また、Windowsの場合は入力コード系か出力コード系としてシフトJIS(MS)系かUnicode系を指定する必要があります。
Windows Linkexpress V4.0L21以降は、選択可能な全てのコード系を指定できます。
○ : カストマイズ可能です。
注) シフトJIS(R90)系はLinkexpressのコード変換、およびDB連携機能ではサポートしていません。シフトJIS(R90)系についてはADJUST、またはCharset Managerのマニュアルを参照してください。
ここで説明するカストマイズ方法は、Hsconv V2.1の場合に有効です。Hsconv V2.1はLinkexpress for Windows NT V2.1L10相当(「マニュアル体系と読み方」の「バージョン・レベルの表記方法」参照)以降に同梱されています。それ以前のバージョン・レベルのHsconvの場合、カストマイズ方法が異なります。詳細はLinkexpress for Windows NT V1.1L20相当以前のオンラインヘルプを参照してください。
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