Linkexpress 運用ガイド
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第1章 データ転送機能> 1.6 転送コマンド> 1.6.3 応答側機能

1.6.3.2 仮想ファイル名変換定義の記述形式

仮想ファイル名変換定義ファイルの記述形式の規約は、以下のとおりです。

[定義行の構成と配置]

仮想ファイル名定義は以下の情報で構成されます。

検索情報 : 相手システム名、転送種別、仮想ファイル名、相互待機ホスト名

変換情報 : 実ファイル名、レコード形式,レコード長およびブロック化因数

なお、相手システム名、転送種別などの検索情報を省略することによって、他の定義行の指定値を包含する可能性がある場合は、その定義行を他の定義行より下部に配置してください。

[記述形式]

[相手システム名],[転送種別],仮想ファイル名,実ファイル名,[レコード形式],[レコード長],[ブロック化因数][,相互待機ホスト名]

[仮想ファイル名変換定義ファイルの設定場所]

作成した定義ファイルは以下のファイル名で保存してください。

(PCサーバ)

"インストールディレクトリ\MANAGER\vfdef.mng"


(UNIXサーバ)

"インストールディレクトリ/MANAGER/vfdef.mng"

なお、定義内容を有効にするにはLinkexpressの再起動が必要です。

[一括ファイル転について]

一括ファイル転送で相手システムから通知される仮想ファイル名を仮想ファイル名変換定義で実ファイル名に対応づける場合、実ファイル名はネットワーク定義のarc_identオペランドで指定した拡張子が付加されたファイル名を指定する必要があります。指定しない場合は一括ファイル転送となりません。

[ネットワーク定義簡易化を利用したファイル転送について]

ネットワーク定義簡易化を利用したファイル転送で相手システムから通知される仮想ファイル名を仮想ファイル名変換定義で実ファイル名に対応づける場合、「相手システム名」の指定は省略してください。

ネットワーク定義簡易化機能は Linkexpress V4.0L10相当(「マニュアル体系と読み方」の「バージョン・レベルの表記方法」参照)以降のサーバで指定可能です。


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