Linkexpress 運用ガイド
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第1章 データ転送機能> 1.3 ジョブ連携機能

1.3.6 ジョブの起動パラメタ

Linkexpressから起動されるジョブの起動パラメは以下の形式で通知されます。起動パラメタのうち、ユーザ指定のジョブパラメタは起動元となるサーバがLinkexpress以外の場合も共通です。

ジョブの起動形式

ジョブ結果通知を行う場合のジョブの起動形式は以下のとおりです。業務定義の自側ジョブ起動、および業務定義、利用者プログラム、ファイル転送コマンドから"ジョブ結果通知あり"を指定した相手側ジョブ起動の場合にこの形式でパラメタが通知されます。

ジョブ名 -r 業務サーバ名 -i ジョブ識別番号 [ユーザ指定のジョブパラメタ]

業務定義による自側ジョブ起動で、送受信ファイル名を受け取る場合のジョブの起動形式は以下のとおりです。

ジョブ名 -r 業務サーバ名 -i ジョブ識別番号 -f 送受信ファイル名 [ユーザ指定のジョブパラメタ]

ジョブ結果通知なしで相手側ジョブ起動を行う場合のジョブの起動形式は以下のとおりです。TCP/IP(FTP+)やTCP/IP(HTTP系)で実行するジョブ連携の相手システムがLinkexpress以外の場合は、必ずこの形式になるよう、ジョブ結果通知の有無を指定してください。

ジョブ名 [ユーザ指定のジョブパラメタ]
業務サーバ名 :
Linkexpressが使用するパラメタです。Linkexpressから起動されるジョブに通知されます。通常はパラメタ種別として-rが使用されます。(注1)
ジョブ識別番号 :
Linkexpressが使用するパラメタです。Linkexpressから起動されるジョブに通知されます。通常はパラメタ種別として-iが使用されます。(注2)
送受信ファイル名 :
業務定義の場合に、利用者が通知の有無を指定するパラメタです。応答側監視業務で仮想ファイル名をワイルドカードで指定した場合に、自側ジョブ起動イベントのパラメタとして追加可能です。パラメタ種別として-fが使用されます。
ユーザ指定のジョブパラメタ :
ユーザが必要に応じて使用するパラメタです。業務定義、利用者プログラム、およびファイル転送コマンドなどで利用者が指定した独自のパラメタは、上記のパラメタの後ろに追加されます。また、業務定義の自側DB格納イベントおよび相手側DB格納イベントでは、DBサービスに関する情報が通知されます。

注1) 利用者プログラムでは、業務サーバ名を相手システム名と呼びます。パラメタ種別の"r"は定義によって変更可能です。
注2) 利用者プログラムでは、ジョブ識別番号を転送識別番号と呼びます。パラメタ種別の"i"は定義によって変更可能です。

ユーザ指定のジョブパラメタについて

ユーザ指定のジョブパラメタには以下の規定があります。これらの規定はLinkexpress以外のサーバとジョブ連携を行う場合でも共通です。

業務定義ではjobparmオペランドでユーザ指定のジョブパラメタを指定します。また、ファイル転送コマンドの場合はjobparamオペランドとなります。

利用者プログラムではEXEJOBのjob_parm、またはExecuteJobのJobParameterでユーザ指定のジョブパラメタを指定します。

Linkexpress File TransferやDTSなど、Linkexpress以外の連携製品からユーザ指定のジョブパラメタを指定する方法については、連携製品のマニュアルを参照してください。

備考. 相手側システムがグローバルサーバ/PRIMEFORCEのLinkexpress File transferまたはDTSの場合は、ジョブ起動パラメタを指定できません。


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