Linkexpress 運用ガイド
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第1章 データ転送機能> 1.2 ファイル転送機能

1.2.5 ファイル転送のリトライ

Linkexpressを利用したファイル転送では、次のエラーが発生した場合に起動側システムによるファイル転送、およびメッセージ転送のリトライ処理が可能です。

autorecovery機能を利用することで、ファイル転送がエラー終了した場合に自動リトライすることが可能です。autorecovery機能については、「導入ガイド」の「3.5 autorecovery機能の設計」を参照してください。

業務定義では、起動側ファイル転送と相手側ジョブ起動イベントの場合に自動リトライの定義ができます。自動リトライが定義されている場合は、リトライ可能なエラーが発生した時に、指定された間隔で自動的にリトライを行います。なお、autorecovery機能と業務定義の自動リトライの関係については、「導入ガイド」の「3.5 autorecovery機能の設計」を参照してください。
起動側ファイル転送 : lxdworkまたはlxdevent定義命令のretryオペランド
相手側ジョブ起動 : lxdwork定義命令のretryオペランド
業務定義ウィンドウの設定では、[イベントリトライ回数]と[イベントリトライ間隔]の項目欄が自動リトライの設定に相当します。

ファイル転送コマンドでは、lxsndflコマンド、lxrcvflコマンド、lxsndmsgコマンド、およびlxexejobコマンドで自動リトライの定義ができます。拡張オペランド記述ファイルのretryオペランドで自動リトライが指定されている場合、リトライ可能なエラーが発生した時に、指定された間隔で自動的にリトライを行います。拡張オペランド記述ファイルのretyryオペランドについては、「コマンドリファレンス」の「8.5.5.17 retryオペランド」を参照してください。
なお、autorecovery機能と業務定義の自動リトライの関係については、「導入ガイド」の「3.5 autorecovery機能の設計」を参照してください。

利用者プログラムの場合は、エラーコードからリトライの可否を判断して利用者がリトライ処理を作成する必要があります。

備考. エラー分類、エラーコードの詳細については、「メッセージ集」の「5.1 診断コードの説明」を参照してください。


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