Linkexpress 運用ガイド |
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第2章 業務定義機能 | > 2.6 業務定義命令 | > 2.6.10 オペランド一覧 |
[retry=(イベントリトライ回数,イベントリトライ間隔[,イベントリトライ単位])]
ファイル送信,ファイル受信イベント,相手側ジョブ起動イベントに対応
本業務配下に定義したファイル転送イベント、および相手側ジョブ起動イベントのリトライ回数と間隔の省略値を指定します。業務定義(lxdwork)とイベント定義(lxdevent)にリトライ回数、リトライ間隔が定義されている場合はイベント定義の値が優先されます。
リトライについては「2.4.7 異常終了したイベントをリトライさせる方法」を参照してください。
両方の定義命令で本オペランドを省略した場合のリトライの動作を次に示します。
Linkexpress V4.0L10相当以前では、リトライは行われません。
Linkexpress V5.0L10相当以降では、ファイル送信、ファイル受信イベントはネットワーク定義のautorecoveryの指定に従います。相手側ジョブ起動イベントではリトライは行われません。
なお、Linkexpress V4.0L10相当以前のサーバでは、相手側ジョブ起動の場合、イベント定義(lxdevent)に本オペランドを記述することはできません。業務定義(lxdwork)でリトライの指定を行ってください。
0〜99(回)の範囲で指定します。0を指定した場合、リトライは行われません。
0〜9999(分または秒)の範囲で指定します。0を指定した場合、即時にリトライが行われます。
イベントリトライ間隔の単位を、M(分)またはS(秒)で指定します。イベントリトライ単位の指定を省略した場合はM(分)が指定されたものとします。
注)イベントリトライ単位の指定は、Linkexpress V5.0L10相当以降のサーバで有効です。
Linkexpress V4.0L10相当以前のサーバにイベントリトライ単位を指定した業務定義を登録することはできません。
Linkexpress V5.0L10相当以降のサーバでイベントリトライ単位にS(秒)を指定した業務定義を登録し、Linkexpress V4.0L10相当以前のサーバに反映した場合は、リトライ間隔の値は分単位に換算され、秒の端数は切り上げられます。
例)
リトライ回数 1、リトライ間隔 1分の場合
retry=(1,1) または
retry=(1,1,M) または
retry=(1,60,S)
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