Symfoware Active DB Guard 運用ガイド
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第4章 異常時の運用> 4.12 複写先システムのデータベースの異常> 4.12.2 全件複写による複写先システムのデータベースのリカバリ

4.12.2.1 資源単位のリカバリ

複写先システムのデータベースをDSI単位でリカバリする方法を示します。

なお、RLPに蓄積しているリカバリ対象資源に対するRERUNログは、rdbbcrefコマンドによりログ破棄します。

資源単位のリカバリ操作の流れを以下に示します。

■操作の手順

■複写元システム

  1. 利用者業務を停止します。

  2. rdbbcswhコマンドを実行し、RLCファイルの強制交替を実施します。

    $ rdbbcswh -p RLP名
  3. rdbbcofflineコマンドを実行し、切り替えオフラインにします。

    $ rdbbcoffline -p RLP名 -m switch
  4. 全件複写により複写先システムのデータベースをリカバリします。

  5. rdbbconlineコマンドを実行し、ログ取得モードのオンラインにします。

    $ rdbbconline -p RLP名 -m capture
  6. 利用者業務を再開します。

■複写先システム

  1. メッセージにより、リカバリ対象資源を特定します。

  2. 定常運用のRERUNログの反映を停止します。

  3. rdbinhコマンドを実行して対象のDSIを閉塞に設定してから、rdbbcrefコマンドを実行してその他の資源の反映処理を行うとともに、対象のDSIのログ破棄を実行します。

    $ rdbbcref -p RLP名 -a -f inh
  4. rdbbcofflineコマンドを実行し、切り替えオフラインにします。

    $ rdbbcoffline -p RLP名 -m switch
  5. 全件複写により複写先システムのデータベースをリカバリします。

  6. rdbbconlineコマンドを実行し、ログ反映モードのオンラインにします。

    $ rdbbconline -p RLP名 -m reflect
  7. rdbbcrefコマンドを実行し、RERUNログの反映を再開します。

    $ rdbbcref -p RLP名 -a


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