Symfoware Active DB Guard 運用ガイド |
目次
索引
![]() ![]() |
第1章 バックアップセンタ運用の方法 |
バックアップ時点や異常が発生する前の利用者業務の切れ目の地点など、過去の任意の地点にデータベースをリカバリしたい場合は、あらかじめ複写元システムでリカバリポイントを設定しておきます。リカバリ時に、このリカバリポイントをリカバリ終了点として指定することで、複写元システムのデータベースと複写先システムのデータベースを同じリカバリポイントでリカバリすることができます。リカバリポイントは、定常運用時に利用者業務の切れ目などで定期的に実行しておきます。
複写元システムで設定したリカバリポイントはRERUNログの反映処理と連動して自動で複写先システムの同じ位置に設定されます。
設定したリカバリポイントは複写先システムにメッセージを出力します。
本機能は、以下の場合に有効に利用できます。
データベースに論理障害が発生した場合などで過去の地点にリカバリポイントを指定したリカバリを行う場合、両システムで同じリカバリポイントを指定したリカバリを行うことが可能です。
被災時に複写元システムから複写先システムにセンタ切り替えを行う場合に、なるべく最新状態にリカバリする手段以外にリカバリポイントを利用したリカバリを行うことで業務整合性のある任意の地点にリカバリを行うことが可能です。
複写先システムでリカバリポイントを指定したリカバリを行う場合は、複写先システムでメッセージ出力されたリカバリポイントのみ利用可能です。RERUNログの抽出・反映処理でRERUNログをすべて反映後、RLPを切り替えオフラインにしてから、リカバリポイントを指定したリカバリを実施する必要があります。
ロググループ単位でのリカバリなどリカバリ操作によっては、RLP管理オブジェクトもリカバリされる場合があります。その場合には、RLP管理オブジェクトの初期化およびデータベース資源の関連付けを実施してから運用を開始してください。
リカバリポイントを利用したリカバリ手順の詳細については“リカバリポイントを利用したリカバリ”を参照してください。
目次
索引
![]() ![]() |