Symfoware Active DB Guard 運用ガイド |
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第4章 異常時の運用 | > 4.6 複写元システムのデータベースの異常 |
複写元システムのデータベースのリカバリを行う場合、複写元システムの利用業務によっては、業務と整合性の合う地点までデータベースの巻き戻しが必要なときがあります。このようにある特定の時点までリカバリしたい場合、リカバリポイントを指定したSymfoware Serverのメディアリカバリ機能によりリカバリを行うことが可能です。
複写元システムのデータベースがリカバリポイントを指定してリカバリを行う場合、複写先システムのデータベースも同様にリカバリを行います。
リカバリポイントを利用したリカバリ操作の流れを以下に示します。
利用者業務を停止します。
rdbbcswhコマンドを実行して、RLCファイルを強制交替します。
$ rdbbcswh -p RLP名 |
rdbbcofflineコマンドを実行して、RLPを切り替えオフラインにします。
$ rdbbcoffline -p RLP名 -m switch |
リカバリポイントを指定したSymfoware Serverのメディアリカバリ機能によりデータベースをリカバリします。
データベースのリカバリでRLP管理オブジェクトもリカバリした場合は、RLP管理オブジェクトを初期化します。
データベースのリカバリでRLP管理オブジェクトもリカバリした場合は、データベースの関連付けを実施します。
rdbbconlineコマンドを実行して、RLPをログ取得モードのオンラインにします。
$ rdbbconline -p RLP名 -m capture |
利用者業務を再開します。
rdbbcextコマンドおよびrdbbcrefコマンドの実行を停止します。なお、残存するRERUNログがないようにすべてのRERUNログを反映する必要があります。
rdbbcofflineコマンドを実行して、RLPを切り替えオフラインします。
$ rdbbcoffline -p RLP名 -m switch |
複写元システムのデータベースと同じリカバリポイントを利用してSymfoware Serverのメディアリカバリ機能によりデータベースをリカバリします。
データベースのリカバリでRLP管理オブジェクトもリカバリした場合は、RLP管理オブジェクトを初期化します。
データベースのリカバリでRLP管理オブジェクトもリカバリした場合は、データベースの関連付けを実施します。
rdbbconlineコマンドを実行して、RLPをログ反映モードのオンラインにします。
$ rdbbconline -p RLP名 -m reflect |
rdbbcextコマンドおよびrdbbcrefコマンドを実行し、RERUNログの抽出と反映を再開します。
$ rdbbcext -p RLP名 |
$ rdbbcref -p RLP名 -a
複写先システムでリカバリポイントを利用してリカバリする場合、RLCファイルやRERUNログ抽出ファイルなどすべてのRERUNログの反映処理を完了した後に、RLPを切り替えオフラインにしてからリカバリを実施します。
ある時点までのリカバリおよびリカバリポイントについての詳細は“Symfoware Server RDB運用ガイド”を参照してください。
RLP管理オブジェクトの初期化については“設計・セットアップガイド”の“RLP管理オブジェクトの初期化”を参照してください。
データベース資源の関連付けについては“設計・セットアップガイド”の“システム間のデータベース資源の関連付け”を参照してください。
Symfoware Serverのメディアリカバリ機能の詳細については“Symfoware Server RDB運用ガイド”を参照してください。
複写先システムでリカバリポイントを利用してリカバリする場合の注意事項については“リカバリポイントの利用”を参照してください。
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