Symfoware Active DB Guard 解説書
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第2章 機能と運用> 2.1 Active DB Guardの機能

2.1.4 RERUNログの抽出

満杯になったRLCファイルからRERUNログを抽出し、ファイルに書き込む処理です。RERUNログを書き込んだファイルをRERUNログ抽出ファイルと呼びます。
また、抽出できなかったRERUNログを別ファイルに書き込み、一時的に保存します。このファイルをRERUNログ引継ぎファイルと呼びます。
以下にRERUNログの抽出の動作を示します。

[図:RERUNログの抽出]

■RERUNログ抽出ファイ

満杯になったRLCファイルからRERUNログを抽出し、格納するファイルです。RERUNログ抽出ファイルは、データベースにRERUNログを反映するために利用します。

■RERUNログ引継ぎファイ

RERUNログのトランザクションをRLCファイルに書き込む途中で、RLC交替が行われる場合があります。この場合、該当するRLCファイルからRERUNログの抽出を行うと、トランザクションの書き込みが途中までのRERUNログは、RERUNログ引継ぎファイルに一時的に保管されます。RERUNログ引継ぎファイルは、次のRERUNログの抽出時に利用されます。

RERUNログの抽出は、RLC退避ファイルから実行することもできます。

RERUNログ引継ぎファイルの動作については、“RERUNログの書き込みと抽出”を参照してください。

■RERUNログ抽出作業

RERUNログ抽出作業域は、RLCファイルからRERUNログを抽出する際に利用する作業域で、メモリとファイルで構成されています。通常は作業域メモリを利用しますが、作業域メモリの容量をオーバーした場合には、作業域ファイルと呼ばれるファイルを利用します。


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