Systemwalker Service Quality Coordinator ユーザーズガイド - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux - 13.2
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第4部 導入(応用編)> 第11章 エンドユーザレスポンスを管理する

11.4 製品配置に関する補足事項

以降の説明では、各製品を示すアイコンとして、以下を使用します。

11.4.1 基本的な製品配置パターン

Webサイトの例として、以下のモデルを想定します。

この時、基本的な製品配置パターンは、以下のようになります。

11.4.2 定期測定を実施したい場合の製品配置パターン

Webサイトの能力に着目して毎時の状況を把握したい場合、以下の条件が必要となります。

前節(「11.4.1 基本的な製品配置パターン」)では、実際のエンドユーザにBrowser Agentを配置しましたが、その場合、エンドユーザ側の測定環境は一定になりませんし、実際にエンドユーザがWebサイトのサービスを利用した際に測定されるために測定は定期となりません。

そのため、上記の条件を満たすには、擬似的にエンドユーザの操作を繰り返す環境(以降、擬似エンドユーザ)を用意した、以下の製品配置パターンがお奨めです。

以下、定期スケジュールの補助ツールについて補足します。

補足: ブラウザの定期起動ツール(コマンド)の提供について

格納場所:

Service Quality CoordinatorのCD-ROMで、以下。

<CD-ROM-Drive>:\tools\wslm\repeatbrowser.exe

動作条件:

OSWindows 2000 Professional

ブラウザMicrosoft Internet Explorer 5.5(SP2) 以降

仕様:

[形式]

repeatbrowser interval period

[説明]

ブラウザの起動と停止を定期的に繰り返します。

[パラメタ]

intervalブラウザの起動間隔を秒数で指定します。

periodブラウザの動作時間を秒数で指定します。

※ intervalとperiodは、interval > period > 1 の範囲で指定します。

[事前準備]

  • 事前に、ブラウザのホームページに定期アクセス先のWebページを設定します。(Internet Explorerの[ツール]→[インターネットオプション]→[全般]→ホームページにて設定)
  • アクセス時にブラウザキャッシュの使用を防止したい場合は、事前に、ブラウザ停止時のキャッシュ削除を有効に設定します。(Internet Explorerの[ツール]→[インターネットオプション]→[詳細設定] →セキュリティ→「ブラウザを閉じたとき、[Temporary Internet Files]を空にする」にて設定)

[起動方法]

DOSプロンプトでコマンドを実行します。

[停止方法]

CNTL-Cの入力により停止します。

[標準出力]

ブラウザの起動および停止の度にメッセージを出力します。

[標準エラー出力]

エラー発生時にメッセージを出力します。

[使用例]

例: 起動間隔3分(180秒)、動作時間1分(60秒)で起動します。

C:\> repeatbrowser 180 60

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