Systemwalker Operation Manager 導入手引書 - UNIX/Windows(R)共通 - |
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第2章 Systemwalker Operation Managerの動作環境を定義する | > 2.12 既存環境を他のサーバ上に構築する場合の定義 |
ポリシー情報の配付について説明します。
[Systemwalker Operation Manager 環境設定]ウィンドウの[ポリシー配付]ボタンをクリックします。
表示された[Systemwalker Operation Manager 配付先 [ログイン]]ウィンドウで配付先を指定します。配付先は、ホスト名を指定する方法とフォルダを指定する方法があります。ホスト名を指定する場合は、ホスト名、ユーザ名およびパスワードを指定します。フォルダを指定する場合は、[フォルダの選択]ボタンをクリックして表示される[配付先フォルダの選択]ウィンドウで、配付先フォルダを指定します。
正常に認証されると、[ポリシーの適用]ウィンドウが表示されます。(注)
[EE/GEE]
注) 複数サブシステム運用を行っているサーバでは、[Systemwalker Operation Manager 配付先 [ログイン]]ウィンドウの次に[配付先サブシステムの指定]ウィンドウが表示されます。ここで配付先のサブシステム番号を選択して[OK]ボタンをクリックすると[ポリシーの適用]ウィンドウが表示されます。
[OK]ボタンをクリックして、ポリシー情報を適用します。
省略した場合は、ログオンしているサーバに対して接続されます。
ログオンユーザ名を指定します。ドメインユーザの場合は、ドメイン名とユーザ名を\で区切ってください。36バイト以内で指定します。
指定したユーザ名にパスワードが設定されている場合は、パスワードの指定が必要です。パスワードが無効になっているユーザは指定できません。
【UNIX版】
ログイン名を指定します。12バイト以内で指定します。パスワードが無効になっているユーザは指定できません。
ログオンユーザのパスワードを指定します。14バイト以内で指定します。
【UNIX版】
ログインユーザのパスワードを指定します。16バイト以内で指定します。
なお、監視ホストの定義の情報およびジョブフォルダ情報は、[次回のサービス/デーモン起動時に適用する]を選択しても、配付と同時に適用されます。ただし、サービス/デーモンは再起動されません。
【UNIX版】
起動パラメタを配付する場合で、かつ実行継続モードの有効/無効の設定がポリシー情報の抽出元サーバと配付先サーバの間で異なる場合は、以下の各デーモンを同時に再起動してください。どちらか一方のみ再起動した場合、一部の情報で不整合が発生し、正常に動作しない場合があります。
[EE/GEE]
複数サブシステム運用をしているシステムでは、[配付先サブシステムの指定]ウィンドウで選択したサブシステム番号に対応するサブシステムが起動されます。
抽出したポリシー情報をネットワークで接続できないサーバに対して配付する場合は、ファイル複写によるポリシー配付を行います。詳細な手順については“ファイル複写によるポリシー情報の配付”を参照してください。
ジョブスケジューラの起動パラメタをポリシー配付する場合で、以下のいずれかに該当する場合は、通常のポリシー配付/適用作業のほかに別途作業が必要となります。
それぞれ必要となる作業について以下に説明します。
データベースの格納ディレクトリが、ポリシー情報の抽出元サーバと配付先サーバの間で異なる場合は、ポリシー適用前に配付先サーバで以下の作業を実施してください。
実行継続モードの有効/無効の設定が、ポリシー情報の抽出元サーバと配付先サーバの間で異なる場合は、ポリシー適用後に配付先サーバで以下の作業を実施してください。
continueオペランドを指定してjmmodeコマンド実行し、実行継続モードを有効にしてください。
cancelオペランドを指定してjmmodeコマンドを実行し、実行継続モードを無効にしてください。
詳細は、“運用情報の定義”の、“[運用情報の定義]ウィンドウの[利用機能]シート”の“[ジョブを所有者の権限で実行する]:【Windows版】”を参照してください。【Windows版】
抽出した共通パラメタ情報をポリシー配付する場合、配付先サーバでは、配付と同時にSystemwalker Operation Manager サーバを再起動する必要があります。
ジョブ実行履歴情報および稼働実績情報の保存場所が配付先システム上に存在することを確認してください。存在しない場合は、事前に作成してください。
ジョブスケジューラのスケジュール・起動日雛形情報をポリシー配付する場合、以下のことに注意してください。
以下の対処を行ってください。
抽出し、配付する前のポリシー情報は、[Systemwalker Operation Manager 環境設定]ウィンドウを起動したPC上の以下のディレクトリ配下に格納されています。
Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\MpWalker.JM\mpjmcl\work\policy |
配付したポリシー情報は、ポリシー情報を配付したサーバ上の以下のディレクトリ配下に格納されています。
【Windows版】
Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\MpWalker\mpaosfsv\policy |
【UNIX版】
Solaris版 |
: |
/var/opt/FJSVJMCMN/policy |
DS版 |
: |
/var/opt/uxpJMCMN/policy |
HP版 |
: |
/opt/FHPJMCMN/db/policy |
AIX版 |
: |
/usr/FAIXJMCMN/db/policy |
Linux版/ Linux for Itanium版 |
: |
/var/opt/FJSVJMCMN/policy |
“mpsetaclコマンド”および“mpchownコマンド”の詳細については、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
ジョブフォルダをポリシー配付する場合、以下のことに注意してください。
抽出元サーバにおいて、ジョブ所有者のユーザアカウントに対して与えられている“バッチジョブとしてログオン”の権限は、OSが管理している情報であるため、配付されません。配付先サーバにおいて、ジョブ所有者のユーザアカウントに対して、“バッチジョブとしてログオン”の権限を与えてください。
詳細は、“運用情報の定義”の、“[運用情報の定義]ウィンドウの[利用機能]シート”の“[ジョブを所有者の権限で実行する]:【Windows版】”を参照してください。【Windows版】
EUCコードの環境から抽出したポリシー情報をシフトJISコードの環境へポリシー配付したり、シフトJISコードの環境から抽出したポリシー情報をEUCコードの環境へポリシー配付したりした場合、Systemwalker Operation Managerが正しく動作しません。この場合はポリシー情報を適用した後に、jobschconvertコマンドでコード変換を行ってください。
ただし、jobschconvertコマンドでは、以下のコード変換をサポートしていません。以下の組合せに該当する場合は、ポリシー配付は行わないでください。
jobschconvertコマンドについては、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
Linux版およびLinux for Itanium版のポリシー情報は、Linux版およびLinux for Itanium版のどちらにも配付できます。Linux版およびLinux for Itanium版のポリシー情報を他のプラットフォームへ配付する、または、他のプラットフォームのポリシー情報をLinux版およびLinux for Itanium版へ配付することはできません。
Systemwalker Centric Manager がインストールされている場合、イベント監視の条件定義機能はSystemwalker Centric Managerでポリシーを設定し、配付してください。
Systemwalker Centric Manager がインストールされている場合のイベント監視の条件定義機能に関するポリシーの配付については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“その他の機能のポリシー設定”を参照してください。
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