Systemwalker Operation Manager 導入手引書 - UNIX/Windows(R)共通 -
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第2章 Systemwalker Operation Managerの動作環境を定義する> 2.12 既存環境を他のサーバ上に構築する場合の定義

2.12.1 ポリシー情報の抽出

ポリシー情報の抽出について説明します。

■定義手順

  1. [ポリシーの抽出]ウィンドウの表示

    [Systemwalker Operation Manager 環境設定]ウィンドウの[ポリシー抽出]ボタンをクリックします。

  2. ポリシー情報の指定

    表示された[ポリシーの抽出]ウィンドウでシートを選択し、ポリシー情報を指定します。

  3. ポリシー情報の保存

    [OK]ボタンをクリックして、ポリシー情報を保存します。

■[ポリシーの抽出]ウィンドウの[環境定義]シー

[監視ホスト]:
環境定義(監視ホスト)で定義した監視ホスト情報を抽出する場合に選択します。
[共通パラメタ]:【UNIX版】
環境定義(Operation Manager共通パラメタの定義)で定義したセキュリティ情報を抽出する場合に選択します。
[アクション]:【Windows版】
環境定義(アクション)で定義したアクションの実行環境の情報を抽出する場合に選択します。
[起動パラメタ]:
環境定義(起動パラメタ)で定義した起動パラメタ情報を抽出する場合に選択します。
[メッセージテーブル]:【Windows版】
環境定義(メッセージテーブル)で定義したメッセージテーブル情報を抽出する場合に選択します。
[監視許可ホスト]:
環境定義(監視許可ホスト)で定義した複数サーバ監視機能の監視を許可するホスト情報を抽出する場合に選択します。
[運用情報]:
環境定義(運用情報)で定義した運用情報を抽出する場合に選択します。
[信頼ホスト]:
環境定義(信頼ホスト)で定義したネットワークジョブの信頼ホスト情報を抽出する場合に選択します。
[ジョブ所有者]:【Windows版】
環境定義(ジョブ所有者)で定義したジョブ所有者情報を抽出する場合に選択します。
[ノード名定義ファイル]:
環境定義(運用情報)で定義したクラスタシステムのためのノード名情報を抽出する場合に選択します。

[EE/GEE]

[環境設定]:
スケジュール分散環境設定クライアントで設定したスケジュール分散機能に関する環境設定の情報を抽出する場合に選択します。

詳細については、“Systemwalker Operation Manager スケジュール分散機能説明書”を参照してください。

■[ポリシーの抽出]ウィンドウの[登録情報]シー

[Operation Managerユーザ]:【UNIX版】
“拡張ユーザ管理”機能で登録したOperation Managerユーザ情報を抽出する場合に選択します。Operation Managerユーザ情報は、抽出元、配付先において、拡張ユーザ管理機能が有効/無効にかかわらず配付されます。配付先の拡張ユーザ管理機能の有効/無効は変更されません。
[カレンダ]:
“カレンダ”機能で登録したカレンダ情報および電源制御情報を抽出する場合に選択します。
[サービス・アプリケーション起動]:
“サービス・アプリケーション起動”機能で登録したサービス・アプリケーション起動情報を抽出する場合に選択します。
[スケジュール・起動日雛形]:
以下の場合に選択します。

[EE/GEE]

[出口ファイル]:
“ジョブスケジューラ”機能で呼び出す出口プログラムファイルを抽出する場合に選択します。
[イベント監視の条件]:【Windows版】
“イベント監視の条件定義”画面で登録した監視イベント・実行アクション情報を抽出する場合に選択します。
[ジョブフォルダ]:
“ジョブ”機能で登録したジョブフォルダ(ジョブファイルを含む)情報を抽出する場合に選択します。


[カレンダ]および[スケジュール・起動日雛形]のポリシー配付について

■スケジュール・起動日雛形情報のポリシー抽出についての注意【UNIX版

英大文字と英小文字が異なるだけで同じつづりのプロジェクト名を、プロジェクトとして登録している場合、スケジュール情報を正しくポリシー抽出できません。このような場合は、以下の手順で作業してください。

なお、以下の手順で抽出・配付したポリシー情報は、次回のデーモン起動時に適用されます。

  1. ポリシー抽出元サーバで、以下のコマンドを起動します。

    アクセス権設定用スクリプトが出力されます。

    /usr/bin/mkbat -j -f acldata.bat

    [EE/GEE]

    複数サブシステム運用をしているサーバからポリシーを抽出する場合は、以下のコマンドを起動します。

    /usr/bin/mkbat -j -x -c -r mpjobsch/schedulen -f acldata.bat

    n:ポリシー抽出を行うサブシステムのサブシステム番号
  2. ftpなどを使って、上記のacldata.batファイル(アクセス権設定用スクリプト)を、ポリシー配付先サーバの以下のディレクトリ配下に直接複写してください。

    Solaris版

    /var/opt/FJSVJMCMN/policy

    DS版

    /var/opt/uxpJMCMN/policy

    HP版

    /opt/FHPJMCMN/db/policy

    AIX版

    /usr/FAIXJMCMN/db/policy

    Linux版/ Linux for Itanium版

    /var/opt/FJSVJMCMN/policy

    [EE/GEE]

    複数サブシステム運用ができるサーバで、上記のファイル名(acldata.bat)のまま複写すると、サブシステム番号0のジョブスケジューラに反映されます。

    サブシステム番号1〜9までのいずれかのサブシステムにポリシーを反映させたい場合は、ファイル名をacldatan.bat(n:配付先のジョブスケジューラに対応するサブシステム番号)に変更してください。

  3. ftpなどを使って、ジョブスケジューラのデータベースディレクトリ配下の以下のファイルを、ポリシー配付先サーバに直接複写します。

    [複写先ディレクトリ]

    Solaris版

    /var/opt/FJSVJMCMN/policy/jobdb

    DS版

    /var/opt/uxpJMCMN/policy/jobdb

    HP版

    /opt/FHPJMCMN/db/policy/jobdb

    AIX版

    /usr/FAIXJMCMN/db/policy/jobdb

    Linux版/ Linux for Itanium版

    /var/opt/FJSVJMCMN/policy/jobdb

    [EE/GEE]

    複数サブシステム運用ができるサーバで、上記のディレクトリに対してポリシー情報を複写すると、サブシステム番号0のジョブスケジューラに反映されます。

    サブシステム番号1〜9までのいずれかのサブシステムのジョブスケジューラにポリシーを反映させたい場合は、配付先のディレクトリをjobdbn(n:配付先のジョブスケジューラに対応するサブシステム番号)に変更してください。

    [EE/GEE]

  4. スケジュール分散機能を利用している場合は、ポリシー情報の適用後にポリシー配付先サーバで、配付したマスタプロジェクトに対して再度、マスタ設定を行ってください。詳細は、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”の“stemSetPrjMaster プロジェクトマスタ設定コマンド”を参照してください。

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