Netcompo WAN制御 説明書 |
目次
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自局または通信相手局に割り当てるホスト名を1文字以上20文字以内で設定します。先頭が英字で始まる英数字およびアンダーバー“_”、ハイフン“-”が使用できます。定義済のホスト名は設定できません。
上位にX.25を使用する場合は、/etc/opt/FJSVwan/etc/x25/hostsファイルに定義するX.25ホスト名と同じホスト名で定義してください。
FNA-BASEを使用する場合は、8文字以内で定義してください。
ネットワーク名は、ホストが使用しているネットワーク名を定義し、“/etc/opt/FJSVwancm/etc/networks”ファイルで定義したネットワーク名を定義してください。
ネットワーク名は、通常ライン単位に定義します。1本のラインに定義する自局ホストと、通信する相手ホストとを 1つのネットワークと位置づけ、両方のホストに同じネットワーク名を定義します。
代表選択機能を使用する場合は、代表回線で構成されるネットワーク内で同一のネットワーク名を定義しなければなりません。ただし、上位にX.25を使用し、さらにX.25で代表選択機能を使用する場合、HDLCの環境定義において代表選択機能の指定をする必要はありません。ネットワーク名の定義は通常と同様、ライン単位となります。
アドレス情報やダイアル番号を指定します。
接続形態に合わせたパラメタの設定を行ってください。
以下にパラメタの設定形式を示します。なお、括弧内の定義は必要な場合、指定することができます。
ダイアル番号以降を設定する場合は、各パラメタごとに“/”の区切りを入れて、パラメタを設定してください。パラメタの最後には、“/”を設定する必要はありません。
局アドレス
局アドレス/ダイアル番号
局アドレス/ダイアル番号(<サブアドレス)
または
局アドレス/ダイアル番号(*サブアドレス)
局アドレス/ダイアル番号(/サブアドレス/サブアドレス種別1/サブアドレス種別2/AFIコード)
以上のaddress/dialno.を構成する各情報の設定値について説明します。
自局または相手局のアドレス情報を定義します。“01”〜“fe”の16進数で定義してください。
設定する際、以下の注意が必要です。
a) NRM手順のP局の場合、“-”を設定してください。
b) パケット網またはISDNパケット交換網接続時は、自局アドレスに“03”を、相手
局アドレスに“01”を設定してください。
c) T.70モードを使用する場合、発呼側アドレスに“03”を、着呼側アドレスに“01”
を設定してください。
加入電話回線、DDX網またはISDN網を使用する場合、加入時のダイアル番号を64桁以内で設定します。使用可能な番号コードは“付表C.2 各回線種別ごとの使用可能番号コード”を参照してください。ISPTを経由したISDN網との接続でサブアドレスを使用する場合、“ダイアル番号+識別子+サブアドレス”の形式で定義します。サブアドレスは19桁以内で定義してください。また、識別子には“<”または“*”を使用してください。
サブアドレスを使用する場合に設定します。
サブアドレス種別1が“0”,“1”の場合は19桁以内で、サブアドレス種別1が“2”の場合は40桁以内で定義できます。
使用可能な番号コードは“0”〜“9”です。
PIBBを使用したISDN回線交換接続時は、“自局アドレス/ダイアル番号/サブアドレス/サブアドレス種別1/サブアドレス種別2/AFIコード”の形式で定義します。
PIBBを使用したISDNパケット交換接続時は、“自局アドレス/ダイアル番号”の形式で定義し、サブアドレスの定義は行わないでください。上記以外の回線種別の場合は、前述の“ダイアル番号”を参照してください。
サブアドレスを定義した場合に、サブアドレス種別1を以下のうちのいずれかで必ず定義します。通常、通信相手に合わせて“84年度版”または“88年度版”を指定してください。
0 :84年度版(IA5) 1 :88年度版(ISO8348/AD2) 2 :bcd(16進数)
サブアドレスを定義した場合に、サブアドレス種別2をサブアドレス種別1の設定値と関連させて、以下のうちのいずれかで必ず定義します。
0 :NSAP形式(サブアドレス種別1が0,1の場合は0を設定してください。) 1 :ユーザ特有形式(サブアドレス種別1が2の場合は通常、0を設定してください。)
サブアドレスを定義した場合に、AFIコードを“0”〜“50”の16進数で定義します。原則として、必ず“50”を設定してください。
代表選択サービスを使用する、または使用しないを指定します。本機能を使用する場合、以下の注意が必要です。
a) 本パラメタの“1”は未サポートのため設定しないでください。
b) 相手装置側の網加入契約で「発信者番号通知」のオプション契約が必要です。
c) 相手装置側にサブアドレスを定義する際、使用できる文字は数字“0〜9”だけです。
d) TCP/IPの「1対n接続」を行う場合は、本パラメタの“2”を選択してください。
e) 回線交換で代表選択サービスを設定した回線側から発呼する場合、網側は代表選択サービスで
ない通常の回線と動作が同じになり、発番号は個々の回線番号が使用されます。
f) 上位にX.25を使用し、さらにX.25で代表選択機能を使用する場合、本機能の指定をする必要
はありません。
以下の設定値を設定してください。
0 :代表選択サービスを使用しません。 1 :未使用。 2 :代表選択サービスを使用します。本ラインはインタフェースグループの子です。
送信または受信するXIDのXID名を1文字以上20文字以内で設定します。先頭が英字で始まる英数字およびアンダーバー“_”,ハイフン“-”が使用できます。定義済のXID名は設定できません。
XID情報を指定します。
XID情報は、20桁以内の16進数で設定します。
上位プロトコルがFNA手順の場合は、12桁固定とし、最初の7桁は、設定値:0x0200810(“810”はブロック番号)に設定してください。残り5桁の設定値(ID番号)は任意です。
自局に割り当てるオプション名を1文字以上20文字以内で設定します。先頭が英字で始まる英数字およびアンダーバー“_”,ハイフン“-”が使用できます。定義済のオプション名は設定できません。これ以外のパラメタは、“C.3.6/etc/opt/FJSVwan/etc/hdlc/parameters”を参照してください。
自局または通信相手局に割り当てるサービス名を1文字以上20文字以内で設定します。先頭が英字で始まる英数字およびアンダーバー“_”,ハイフン“-”が使用できます。定義済のサービス名は設定できません。
FNA-BASEを使用する場合は、全プロトコルのサービス名で一意にして8文字以内で定義してください。
オプション名を定義します。オプション名とは、パス単位に設定する制御情報を示す名前です。“/etc/opt/FJSVwan/etc/hdlc/options”ファイルに定義したオプション名を定義してください。
自側、または相手ホスト名を定義します。自側サービスに対して相手ホスト名を定義し、相手サービスに対して自側ホスト名を定義します。ただし、NRM手順P局でマルチドロップ接続の場合、自側サービス名に対し、自側ホスト名を定義します。“/etc/opt/FJSVwan/etc/hdlc/hosts”ファイルで定義したホスト名を設定してください。省略はできません。
自ホストまたは相手ホストに対応する送信XID名を定義します。
XID名とは、XID情報を示す名前です。
XID情報はNRM手順で加入電話回線、ISDN回線交換網、および回線交換網の場合に使用します。
NRM手順P局の場合は受信XID名を、NRM手順S局の場合は送信XID名を定義してください。“/etc/opt/FJSVwan/etc/hdlc/xid”ファイルで定義したXID名を定義してください。
XID名は最初に送信XID名を設定し、続けて“,”を設定し、最後に受信XID名を定義します。
送信XIDが不必要な場合は、“-”を定義してください。
自ホストまたは相手ホストに対応する受信XID名を定義します。
XID名とは、XID情報を示す名前です。
XID情報はNRM手順で加入電話回線、ISDN回線交換網、および回線交換網の場合に使用します。
NRM手順P局の場合は受信XID名を、NRM手順S局の場合は送信XID名を定義してください。
“/etc/opt/FJSVwan/etc/hdlc/xid”ファイルで定義したXID名を定義してください。
XID名は最初に送信XID名を設定し、続けて“,”を設定し、最後に受信XID名を定義します。
受信XIDが不必要な場合は、“-”を定義してください。
使用するライン名を指定します。基本シリアルポートを使用する場合、“se_hdlcX”を指定し、シリアルポートにケーブルを接続してください。(Xは0から始まる通番で、例えばポートAは0、ポートBは1などです。)
使用する通信手順を指定します。
n :NRM手順 a :ABM手順
使用する回線種別を指定します。
tel :加入電話回線 x :専用線X.21インタフェース v :専用線V.24インタフェース、基本シリアルポート i :ISDNインタフェース rs449 :専用線RS449インタフェース v35_v28:V.35の非平衡線V.28インタフェース csx :DDX-CSのX.21インタフェース s :高速ディジタル伝送サービスIインタフェース
使用する回線速度を指定します。ISDNパケット交換でBチャネルパケットの場合は、“11”を指定してください。ISDNパケット交換でDチャネルパケットの場合は、“9”を指定してください。ただし、相手ホストがISPT経由により接続されている場合などについては、相手システム側の通信速度に合わせて指定してください。なお、各設定値に示されている括弧内のパラメタは、“回線タイプ(ltype)”を示しています。
4 :1200bps(tel,x,v,i,csx) 20 :1536Kbps(x,rs449,v35_v28,csx) 5 :2400bps(tel,x,v,i,csx) 30 :56Kbps(x,rs449,v35_v28,csx)(注) 6 :4800bps(tel,x,v,i,csx) 31 :128Kbps(x,rs449,v35_v28,csx,s) 7 :9600bps(tel,x,v,i,csx) 32 :144Kbps(x,rs449,v35_v28,csx) 8 :14.4Kbps(tel,x,v,i,csx) 33 :192Kbps(x,rs449,v35_v28,csx) 9 :16Kbps(iのDchパケット)または 34 :256Kbps(x,rs449,v35_v28,csx) 19.2Kbps(tel,x,v,i,csx) 35 :512Kbps(x,rs449,v35_v28,csx) 10 :48Kbps(x,i,rs449,v35_v28,csx) 36 :768Kbps(x,rs449,v35_v28,csx) 11 :64Kbps(x,i,rs449,v35_v28,csx,s) 37 :1024Kbps(x,rs449,v35_v28,csx) 17 :384Kbps(x,rs449,v35_v28,csx) (注)56Kbpsの場合、クロックはst2のみです。
加入電話回線の場合、NCUのタイプを指定します。
加入電話回線を使用する場合は必ず定義してください。加入電話回線でない場合は、“0”を指定してください。
v25 :V.25bis用NCU(加入電話回線だけ有効)
物理回線の接続形態を指定します。標準値は“4”です。
2 :2線式半二重 4 :4線式または2線式全二重
NRM手順の場合に、自局の形態を指定します。
ABM手順の場合は必ず“0”を指定してください。
p :NRM手順P局(一次局) s :NRM手順S局(二次局)
ポイントツーポイント接続またはマルチドロップ接続かを指定します。
マルチドロップ接続はNRM手順であり、専用線で接続する場合に有効となります。
ABM手順の場合は、必ず“no”を指定してください。
no :ポイントツーポイント接続 yes :マルチドロップ接続
注意:マルチドロップ接続でNRM手順P局の時、PC4Aだけマルチドロップ接続を使用することができます。
回線配下のデータリンク局数を指定します。
NRM手順P局であり、“分岐接続(mdrop)”パラメタが“yes(マルチドロップ接続)”の場合は、指定可能範囲は“1”〜“16”です。
NRM手順P局以外は、必ず“1”を指定してください。
標準値は“no”です。
パケット交換網またはISDN網を使用する場合は、“no”を指定してください。
yes :NRZIモードで動作します。 no :NRZIモードを使用しません。
回線に対するクロック供給方式を指定します。標準値は“st2”です。
st1 :クロックをアダプタが供給します。 st2 :クロックをモデムが供給します。
物理回線の制御方式を指定します。
“接続タイプ(ctype)”で“2”を指定した場合は、必ず“half(半二重制御)”を指定してください。“接続タイプ(ctype)”で“4”を指定した場合は、“full(全二重制御)”または“half(半二重制御)”を指定することができます。
ただし、NRM手順S局であり、“分岐接続(mdrop)”パラメタに“yes(マルチドロップ接続)”を指定した場合は、“half(半二重制御)”を必ず指定してください。
half :半二重制御 full :全二重制御
NRM手順P局の場合に有効であり、データ送信要求コマンド(RR.Pコマンド、データポーリング)とデータリンク確立要求コマンド(SNRM.Pコマンド、コンタクトポーリング)を実行する比率を指定します。
回線配下のデータリンク確立済の全S局に対して、データポーリングをn回実行する間に、コンタクトポーリングを1回実行するときの、nの値を指定します。
指定可能範囲は、“1”〜“255”です。
メニューで定義する場合、NRM手順P局を指定した場合に設定可能となります。
エディタで定義する場合、NRM手順P局以外は、必ず“0”を指定してください。
NRM手順P局の場合、S局に対してポーリングを実行する一定の間隔を“付表C.3 HDLCプロトコル使用時のタイムコード表”から参照し設定してください。
標準値は“02”(100ms)です。
NRM手順P局以外は、必ず“00”を指定してください。
物理回線制御の“接続モード(cmode)”に“half(半二重制御)”が指定された場合に有効であり、回線速度に応じて2文字分の時間をRSオン後、保持するかどうかを指定します。
“接続モード”に“half(半二重制御)”を指定しない場合は、“no”を指定してください。
yes :LeadingPADを付加します。 no :LeadingPADを付加しません。
データリンク制御の全二重または半二重を指定します。
“接続モード(cmode)”に“half(半二重制御)”を指定した場合は、本パラメタは必ず“half(半二重制御)”を指定してください。
“接続モード”を“full(全二重制御)”と指定した場合は、本パラメタは“full(全二重制御)”または“half(半二重制御)”の指定ができます。
half :半二重制御 full :全二重制御
送達確認を待たずに、連続して送信するフレーム数を指定します。
指定可能範囲は、“1”〜“7”です。標準値は“7”です。
本パラメタはABM手順において、最大アウトスタンディングIフレーム数(N3)を意味します。
NRM手順P局で、“分岐接続(mdrop)”パラメタが“yes(マルチドロップ接続)”の場合、設定値は無視され、“連続送信回数(slimit)”が有効になります。
NRM手順S局で、“分岐接続(mdrop)”パラメタが“yes(マルチドロップ接続)”の場合は、P局側のNrディレイフレーム数以下の値を設定してください。
NRM手順P局の場合に有効で、Nrディレイフレーム数を指定します。
相手局からの受信Iフレームがこの数に達すると受信確認を送信します。
指定可能範囲は、“1”〜“7”です。標準値は“7”です。
NRM手順P局以外は必ず“0”を指定してください。
NRM手順P局とABM手順の場合に有効であり、相手局の受信バッファビジィが発生した場合のビジィ問い合わせ回数を指定します。
指定可能範囲は、“0”〜“255”です。
NRM手順S局の場合は必ず“0”を指定してください。
送信したIフレームの送達確認が得られない場合、同一データの再送回数を指定します。
指定可能範囲は、“0”〜“255”です。標準値は“10”です。
NRM手順P局とABM手順の場合に有効であり、相手局ビジィの監視時間間隔を“付表C.3 HDLCプロトコル使用時のタイムコード表”を参照し設定してください。
“0”を指定すると時間監視しません。標準値は“11”(10秒)です。
NRM手順S局の場合は必ず“0”を指定してください。
NRM手順P局とABM手順の場合に有効であり、相手局からの応答の監視時間を“付表C.3 HDLCプロトコル使用時のタイムコード表”を参照し設定してください。
本パラメタはABM手順において、受信確認用タイマの限界値(T1)を意味します。NRM手順P局の場合、指定可能範囲は“01”〜“1e”(16進)です。“00”の指定はできません。標準値は“11”(10秒)です。ABMの場合、指定可能範囲は“00”〜“1E”(16進)です。“00”を指定すると時間監視しません。標準値は“11”(10秒)です。
回線速度およびIフレーム長に合わせた応答監視時間の標準値を、“付表C.4 応答監視時間(trsp)の設定値”に示します。
NRM手順S局の場合は必ず“00”を指定してください。ただし、“回線タイプ(ltype)”に“s(高速ディジタル伝送サービスIインタフェース)”を指定した場合でNRM手順S局以外は、必ず“0e”(4秒)を指定してください。
また、上位にX.25を使用する場合は、同一ラインで複数の相手局と通信する場合も含め、使用する最大パケットサイズから応答監視時間を指定してください。
応答監視時間を設定する際の参考として以下に計算式を示します。
NRM手順S局とABM手順の場合に有効で、無通信監視の監視時間を“付表C.3 HDLCプロトコル使用時のタイムコード表”から参照し設定してください。
“00”を指定すると時間監視しません。標準値は“14”(30秒)です。
NRM手順S局の場合、XID,SNRMコマンド受信監視および無通信監視を行います。
ABM手順の場合、加入電話回線接続または回線交換網を使用する時、着信後、SABMコマンド受信監視を行います。
また、専用線で使用する時、無通信監視を行います。
NRM手順P局の場合は必ず“00”を指定してください。
NRM手順P局で、“分岐接続(mdrop)”パラメタが“yes(マルチドロップ接続)”の場合に有効であり、PFビット確認なしに連続して送信できる最大フレーム数を指定します。
指定可能範囲は、“1”〜“255”です。標準値は“16”です。
NRM手順P局以外を指定した時には必ず“0”を指定してください。
NRM手順P局で、“分岐接続(mdrop)”パラメタが“yes(マルチドロップ接続)”の場合に有効であり、PFビット確認なしに連続して受信できる最大フレーム数を指定します。
指定可能範囲は、“1”〜“255”です。標準値は“16”です。
NRM手順P局以外指定した時には必ず“0”を指定してください。
ABM手順で、データリンク制御の“接続モード(dmode)”に“half(半二重制御)”が指定された場合に有効であり、送信権獲得待ち時間を“付表C.3 HDLCプロトコル使用時のタイムコード表”から参照し設定してください。
送信権を相手局に委譲した後、この時間以内に相手局が送信を行わない場合に自局が送信権を獲得します。
標準値は“11”(10秒)です。なお、本パラメタは、送信権保持時間(tsndh)より大きい値を設定してください。また、相手装置の送信権獲得待ち時間と異なる値に設定してください。
上記以外を指定した時には必ず“00”を指定してください。
ABM手順で、データリンク制御の“接続モード(dmode)”が“half(半二重制御)”が指定された場合に有効であり、送信権保持時間を“付表C.3 HDLCプロトコル使用時のタイムコード表”から参照し設定してください。送信権を獲得後、この時間待っても送信すべきフレームがないと相手局に送信権を委譲します。
標準値は“0e”(4秒)です。
上記以外を指定した時には必ず“00”を指定してください。
本パラメタは、以下の再試行回数を意味しています。
指定可能範囲は、“0”〜“255”です。標準値は“10”です。
ただし、“回線タイプ(ltype)”に“s(高速ディジタル伝送サービスIインタフェース)”を指定した場合は、必ず“3”を指定してください。
データリンクレベルで受信する最大フレームの長さをバイト単位で指定します。
本フレーム長は、相手装置または接続網と一致する値を設定してください。
また、本パラメタに設定された値は、HDLCヘッダサイズ分(2バイト)が加えられた値として動作するため、設定する際は注意してください。
受信最大フレーム長=HDLCヘッダサイズ(2バイト)+ユーザデータ長
指定可能範囲は、“3”〜“16384”の10進数です。
上位プロトコルがTCP/IPで、ABM手順を使用する場合は、必ず768バイト以上の値を設定してください。
また、X.25でモジュロ128を使用する場合は、必ず受信側デフォルトパケットサイズ(/etc/opt/FJSVwan/etc/x25/configファイルにおいてrpsizeに指定)より6バイト(X.25パケットヘッダ4バイト+HDLCヘッダ2バイト)以上加算した値とし、モジュロ8を使用する場合は、5バイト(X.25パケットヘッダ3バイト+HDLCヘッダ2バイト)以上加算した値としてください。
データリンクレベルで送信する最大フレームの長さをバイト単位で指定します。
本フレーム長は、相手装置または接続網と一致する値を設定してください。
指定可能範囲は、“3”〜“16384”の10進数です。
また、本パラメタに設定された値は、HDLCヘッダサイズ分(2バイト)が加えられた値として動作するため、設定する際は注意してください。
送信最大フレーム長=HDLCヘッダサイズ(2バイト)+ユーザデータ長
上位プロトコルがTCP/IPで、ABM手順を使用する場合は、必ず768バイト以上の値を設定してください。また、X.25でモジュロ128を使用する場合は、必ず送信側デフォルトパケットサイズ(/etc/opt/FJSVwan/etc/x25/configファイルにおいてspsizeに指定)より6バイト(X.25パケットヘッダ4バイト+HDLCヘッダ2バイト)以上加算した値とし、モジュロ8を使用する場合は、5バイト(X.25パケットヘッダ3バイト+HDLCヘッダ2バイト)以上加算した値としてください。
データリンク確立後のSABM受信をデータリンクエラーとするかしないかを指定します。
ABM手順以外を指定した時には必ず“0”を指定してください。
0 :データリンクエラーとします。 1 :データリンクエラーとしません。
本パラメタは、未サポートです。
必ず“0”を設定してください。
リモートパワーオンを指示するかしないかを指定します。
本パラメタは、未サポートです。必ず“-”を設定してください。
- :リモートパワーオンを指示できない。 0 :リモートパワーオンを指示しません。 1 :リモートパワーオンをSNRM,SABM,XID検出手順で指示します。 2 :リモートパワーオンをCD信号検出手順で指示します。 3 :リモートパワーオンを着信信号検出手順で指示します。 4 :リモートパワーオンをX.25手順(VC)で指示します。
リモートパワーオン(rpon)パラメタに“1”〜“4”が指定された場合に有効であり、電源投入後、通常運用(下位プロトコルの活性化)に入るまでの監視時間を分単位で指定します。
指定可能範囲は“0”〜“255”です。標準値は“12”です。
指定された時間内に通常運用(下位プロトコルの活性化)に入らなかった場合は、システムの電源切断が行われます。
リモートパワーオン(rpon)パラメタに“1”〜“4”が指定された場合に有効であり、システムが電源切断してからリモートパワーオンの監視が開始されるまでの遅延タイマを分単位で指定します。
指定可能範囲は“0”〜“65535”です。標準値は“0”です。
“0”が指定されると、電源切断後、即リモートパワーオンの監視状態になります。
リモートパワーオン(rpon)パラメタに“1”〜“4”が指定された場合に有効であり、電源投入契機となるデータを16進数で指定します。
標準値は“/”です。“/”はデータの監視を行いません。
監視データを指定しない場合は、必ず“/”だけ指定してください。
回線種別が加入電話回線(tel)の時、リモートパワーオン(rpon)”パラメタ に“1”を指定した場合、XIDコードの先頭から最大30桁まで指定することができます。
また、指定データの最後には“/”を指定してください。
設定例:“020081012345/”
ただし、グローバルアドレスでXIDコマンドを受信した場合は、本指定データでのチェックは行いません。また、X.25を使用し、“リモートパワーオン(rpon)”パラメタに“4”を指定した場合は、CNパケットのパケット識別より後ろのデータを最大30桁まで指定することができます。
フレーム間に挿入するタイムフィルのパターンを通常のフラグにするか、マークにするかを指定します。
標準値は“0”です。
0 :タイムフィルをフラグにします。 1 :タイムフィルをマークにします。
NRM手順P局の場合に有効で、SNRM/DISCコマンドの応答待ち監視時間を“付表C.3 HDLCプロトコル使用時のタイムコード表”から参照し設定してください。
“00”は指定できません。標準値は“08”(1秒)です。
NRM手順P局以外を指定した時には必ず“00”を指定してください。
NRM手順P局の場合に有効で、XIDの応答待ち監視時間を“付表C.3 HDLCプロトコル使用時のタイムコード表”から参照し設定してください。
“00”は指定できません。標準値は“0b”(2秒)です。
NRM手順P局以外を指定した時には必ず“00”を指定してください。
NRM手順P局のマルチドロップ接続の場合に有効で、あるS局へのポーリングから次のS局へのポーリングを実行するまでの間隔を“付表C.3 HDLCプロトコル使用時のタイムコード表”から参照し設定してください。
“00”を指定すると時間監視しません。標準値は“00”です。
NRM手順P局以外を指定した時には必ず“00”を指定してください。
PPPを使用するか、使用しないかを指定します。本パラメタは未サポートであり、必ず“0”を設定してください。
0 :使用しません。 1 :使用します。
DDX回線交換網のXインタフェースを使用する場合に有効で、呼出モードを指定します。
メニューで定義する場合、“回線タイプ(ltype)”に“csx(DDX回線交換 X21インタフェース)”を指定した時に設定可能となります。
エディタで定義する場合、“回線タイプ(ltype)”に“csx”以外を指定した時には必ず“0”を指定してください。
addr :アドレスコール direct :ダイレクトコール
使用するライン名を指定します。
使用する“回線タイプ(ltype)”が、“tel”(加入電話回線)、“i”(ISDNインタフェース)または“csx”(DDX回線交換X.21インタフェース)の場合、物理回線の発着呼を指定します。
ただし、ISDNインタフェースでパケット交換を使用する場合は必ず“0”を指定してください。
“回線タイプ(ltype)”に、“tel”,“i”または“csx”以外を指定した時には必ず“0”を指定してください。
out :発呼指定します。 in :着呼指定します。 0 :発着呼指定しません。
T.70モードを指定するか指定しないかを指定します。
メニューで定義する場合、ABM手順を指定した時に設定可能となります。
また、専用線接続の場合は、本機能は使用できません。
専用線接続および、ABM手順以外を指定した時には必ず“0”を指定してください。
0 :T.70モードを指定しません。 1 :T.70モードを指定します。
番号コード |
回線種別 |
||
電話回線 |
DDX-CS(X) |
ISDN |
|
0 |
○ |
○ |
○ |
1 |
○ |
○ |
○ |
2 |
○ |
○ |
○ |
3 |
○ |
○ |
○ |
4 |
○ |
○ |
○ |
5 |
○ |
○ |
○ |
6 |
○ |
○ |
○ |
7 |
○ |
○ |
○ |
8 |
○ |
○ |
○ |
9 |
○ |
○ |
○ |
* |
○ |
○ |
○ |
# |
○ |
× |
○ |
< |
○ |
○ |
× |
= |
○ |
× |
× |
> |
○ |
× |
× |
- |
× |
○ |
× |
. |
× |
○ |
× |
% |
× |
○ |
× |
○:使用可能
×:使用不可能
タイムコード |
時間 |
タイムコード |
時間 |
---|---|---|---|
00 |
0秒、または時間監視なし |
10 |
8秒 |
01 |
50ms |
11 |
10秒 |
02 |
100ms |
12 |
20秒 |
03 |
200ms |
13 |
25秒 |
04 |
250ms |
14 |
30秒 |
05 |
300ms |
15 |
40秒 |
06 |
500ms |
16 |
50秒 |
07 |
900ms |
17 |
60秒 |
08 |
1秒 |
18 |
70秒 |
09 |
1.2秒 |
19 |
100秒 |
0a |
1.5秒 |
1a |
120秒 |
0b |
2秒 |
1b |
180秒 |
0c |
3秒 |
1c |
200秒 |
0e |
4秒 |
1d |
240秒 |
0f |
6秒 |
1e |
360秒 |
回線速度 |
Iフレーム長 |
全二重時 |
半二重時 |
||
時間 |
設定値 |
時間 |
設定値 |
||
2400bps |
- |
8秒 |
10 |
10秒 |
11 |
4800bps |
- |
4秒 |
0e |
6秒 |
0f |
9600bps |
4096バイト以下 |
8秒 |
10 |
10秒 |
11 |
9600bps |
1024バイト以下 |
2秒 |
0b |
4秒 |
0e |
19.2Kbps |
- |
2秒 |
0b |
4秒 |
0e |
48Kbps |
4096バイト以下 |
1.2秒 |
09 |
3秒 |
0c |
48Kbps |
1024バイト以下 |
0.5秒 |
06 |
3秒 |
0c |
64Kbps |
4096バイト以下 |
1.2秒 |
09 |
4秒 |
0e |
64Kbps |
1024バイト以下 |
0.5秒 |
06 |
3秒 |
0c |
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