Netcompo WAN制御 説明書 |
目次
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ISDNで使用するアダプタ名を設定します。
アダプタ種別とインスタンス番号により構成された名前で、アダプタを一意に決定します。(例:pibb-01)
本アダプタ名は、システム編集で記述するアダプタ名と同一でなければなりません。また、すでに下位ライン情報で定義されているアダプタ名は設定できません。
インタフェース種別を設定します。必ず“bri”(基本インタフェース)を設定してください。
チャネルライン名を設定します。
b1lin:B1チャネルライン名を設定してください。
b1-"アダプタ名"-i00と記述します。(例:b1-pibb-01-i00)
b2lin:B2チャネルライン名を設定してください。
b2-"アダプタ名"-i01と記述します。(例:b2-pibb-01-i01)
dlin:Dチャネルライン名を設定してください。
d-"アダプタ名"-i02と記述します。(例:d-pibb-01-i02)
dsclin:呼制御チャネルライン名を設定してください。
call-"アダプタ名"-d02と設定します。(例:call-pibb-01-d02)
dpslin:Dチャネルパケットライン名を設定してください。
pack-"アダプタ名"-d12と指定します。(例:pack-pibb-01-d12)
通信形態を設定します。
m:マルチポイント
p :ポイントツーポイント
TEI値の自動割り当てを行う場合は、“@”を設定してください。自動割り当てを行わない場合は網との契約時に指定したTEI値を0〜63の範囲で指定します。
通信形態で“ポイントツーポイント”を指定した場合は、“0”を設定してください。
呼番号長を設定します。“1”を設定してください。
1:1オクテット
2:2オクテット
最大受信フレーム長(リンクレベルで受信する最大フレームのバイト数)を、1〜260の範囲で設定してください。原則として、“260”を設定してください。
最大送信フレーム長(リンクレベルで送信する最大フレームのバイト数)を、1〜260の範囲で設定してください。原則として、“260”を設定してください。
同一Iフレーム再送回数を0〜255範囲で設定してください。“3”を設定してください。
リンクレベルの一時エラーが発生した場合の再試行回数を0〜255の範囲で設定してください。原則として、“10”を設定してください。
リンクレベルで相手ビジィ状態が発生した場合のビジィ解除の問い合わせ回数を0〜255の範囲で設定してください。原則として、“3”を設定してください。
送信ウィンドウサイズ(送信確認を受けずに送信できるIフレーム数)を1〜127の範囲で設定してください。原則として、“1”を設定してください。
データリンク再接続時間を“付表C.1 ISDNのタイムコード表”に示すタイムコードで設定してください。“100s”を設定してください。
リンクレベルでの相手ビジィを監視する時間を、“付表C.1 ISDNのタイムコード表”のタイムコードで設定してください。“0s”指定時は、時間監視を行いません。原則として“1s”を設定してください。
送信Iフレームの応答監視時間を、“付表C.1 ISDNのタイムコード表”のタイムコードで設定してください。“0s”指定時は、時間監視を行いません。原則として“1s”を設定してください。
無通信監視時間を、“付表C.1 ISDNのタイムコード表”のタイムコードで設定してください。“0s”指定時は、時間監視を行いません。原則として“0s”を設定してください。
TEI割り当て待ち時間を、“付表C.1 ISDNのタイムコード表”のタイムコードで設定してください。“0s”指定時は、時間監視を行いません。原則として“2s”を設定してください。
TEI要求再送回数を0〜255の範囲で設定してください。原則として“3”を設定してください。
SETUP再送回数を、0〜255の範囲で設定してください。原則として“1”を設定してください。
CONN再送回数を、0〜255の範囲で設定してください。原則として“0”を設定してください。
STAT-ENQ再送回数を、0〜255の範囲で設定してください。原則として“0”を設定してください。
DISC再送回数を、0〜255の範囲で設定してください。原則として“0”を設定してください。
REL再送回数を、0〜255の範囲で設定してください。原則として“1”を設定してください。
SETUP応答待ち時間を、“付表C.1 ISDNのタイムコード表”のタイムコードで設定してください。原則として“4s”を設定してください。
CONN応答待ち時間を、“付表C.1 ISDNのタイムコード表”のタイムコードで設定してください。原則として“4s”を設定してください。
STAT-ENQ応答待ち時間を、“付表C.1 ISDNのタイムコード表”のタイムコードで設定してください。原則として“4s”を設定してください。
DISC応答待ち時間を、“付表C.1 ISDNのタイムコード表”のタイムコードで設定してください。原則として“30s”を設定してください。
REL応答待ち時間を、“付表C.1 ISDNのタイムコード表”のタイムコードで設定してください。原則として“4s”を設定してください。
網輻輳監視時間(網輻輳発生時にリスタートおよび発呼をアダプタ内で保留する時間)を、“付表C.1 ISDNのタイムコード表”のタイムコードで設定してください。“0s”指定時は、時間監視を行いません。原則として“60s”を設定してください。
接続監視時間(接続処理でALERTを受信した後のCONN応答待ち時間)を“付表C.1 ISDNのタイムコード表”のタイムコードで設定してください。“0s”指定時は、時間監視を行いません。原則として“50s”を設定してください。
指定クラスを設定してください。各指定の区切りに“/”を記述してください。
spcb1:B1チャネルをパケット交換指定クラスで使用する場合の一般接続、固定接続の種別を指定します。
0:回線交換、回線交換パケットまたはパケット交換任意クラス
1:指定クラス一般接続
2:指定クラス固定接続
以下に例を記述します。
b1-0
spcb2:B2チャネルをパケット交換指定クラスで使用する場合の一般接続、固定接続の種別を指定します。
0:回線交換、回線交換パケットまたはパケット交換任意クラス
1:指定クラス一般接続
2:指定クラス固定接続
以下に例を記述します。
b2-0
spcd:Dチャネルをパケット交換指定クラスで使用するかどうかを指定します。
0:パケット交換任意クラス
2:指定クラス固定接続
以下に例を記述します。
d-0
ただし、上位ラインの定義において、PVC指定がなされている場合、使用通信チャネルライン名に該当するチャネル(B1/B2/Dのいずれか)については2でなければなりません。また、上位ラインの定義において、I専用線を指定した場合は、B1、B2ともに2を指定しなくてはなりません。B1,B2共に上位ラインの定義において、回線種別がpsb(Bチャネルパケット交換)の場合、設定できないパターンを以下に記述します。
b1-0/b2-1
b1-0/b2-2
b1-1/b2-0
b1-2/b2-0
インタフェースIDを設定します。必ず“0”(暗黙インタフェース)を設定してください。
回線交換運用時の料金通知メッセージ表示の有無を設定します。ただし、パケット交換を使用する場合、当パラメタは意味を持ちません。通常“no”を指定してください。
yes:料金通知メッセージ表示を行う。
no :料金通知メッセージ表示を行わない。
エラー発生時の再試行回数を設定します。原則として“2”を設定してください。
0:ライン障害時、自動再立ち上げを行いません。
1:ライン障害時、自動再立ち上げを規定回数(10回)行います。
2:ライン障害時、自動再立ち上げを無限回行います。
Dチャネルパケットで使用するネットワークIDを1〜99の範囲で設定します。ネットワークIDは、HDLCで設定した“/etc/opt/FJSVwancm/etc/networks“の“network-id”と同じ値を設定してください。なお、Dチャネルパケットを使用しない場合は、1〜99の任意の値を設定してください。
タイムコード |
時間 |
タイムコード |
時間 |
タイムコード |
時間 |
0s |
0秒 |
50ms |
50m秒 |
100ms |
100m秒 |
200ms |
200m秒 |
250ms |
250m秒 |
300ms |
300m秒 |
500ms |
500m秒 |
900ms |
900m秒 |
1s |
1秒 |
1.2s |
1.2秒 |
1.5s |
1.5秒 |
2s |
2秒 |
3s |
3秒 |
4s |
4秒 |
6s |
6秒 |
8s |
8秒 |
10s |
10秒 |
20s |
20秒 |
25s |
25秒 |
30s |
30秒 |
40s |
40秒 |
50s |
50秒 |
60s |
60秒 |
70s |
70秒 |
100s |
100秒 |
120s |
120秒 |
180s |
180秒 |
200s |
200秒 |
240s |
240秒 |
300s |
300秒 |
360s |
360秒 |
- |
- |
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ISDNで使用するライン名を設定します。上位プロトコル(HDLCやX.25など)は本ライン名を使用して定義を行います。このライン名は、一意でなければなりません。
回線種別を設定します。
csb:回線交換
psd:Dチャネルパケット交換
psb:Bチャネルパケット交換
csp:回線交換パケット(Bチャネル回線交換網上でX.25手順を使用する場合)
s:高速ディジタル伝送サービスIインターフェース
使用呼制御チャネルライン名を設定します。下位ライン情報の定義で、指定した呼制御チャネルライン名と同一でなければなりません。(例:pibb-01-d02)
ISDN網への加入時の自局ダイヤル番号(市外局番を除く)を64桁以内で設定します。
(回線交換)
(回線交換パケット)
(Dチャネルパケット交換)
(Bチャネルパケット交換)の場合
省略時は、“@”を指定します。代表選択サービスを使用する場合は、必ず“@”を設定しなければなりません。番号コードは、0〜9以外は設定できません。
(高速ディジタル伝送サービス)の場合
意味を持ちません。必ず、“@”を指定してください。
自局サブアドレスを相手ホストの設定に合わせて設定します。
(回線交換)
(回線交換パケット)の場合
省略時は、“@”を指定します。同一アダプタの上位ラインに複数の回線交換ライン(回線種別がcsbまたはcsp)がある場合は、その同一アダプタ上の全回線交換ラインごとに異なる自局サブアドレスを設定しないと、着信時どのラインに着信するか保証されません。
省略しない場合は、自局サブアドレス種別1が84年度・88年度版か、bcdかにより設定の方法が異なります。
84/88:19桁以内で、0〜9の番号コードを使用できます。
bcd:0〜9、A〜Fの番号コードで4桁以上40桁以内の偶数桁を設定してください。
最初の2桁はAFIコードとして使用されます。最初の2桁は必ず“50”以外の値を設定してください。
(Dチャネルパケット交換)
(Bチャネルパケット交換)の場合
省略時は、“@”を指定します。
省略しない場合は、4桁以上40桁以内の偶数桁としてください。最初の2桁はAFIコードとして使用されます。最初の2桁は必ず50以外の値を設定してください。上位ラインに複数のパケット交換ライン(回線種別がpsbまたはpsd)の場合は、全パケット交換上位ラインに異なる自局サブアドレスを設定しなければなりません。
(高速ディジタル伝送サービス)の場合
意味を持ちません。必ず、“@”を指定してください。
自局サブアドレス種別1を相手ホストに合わせて設定します。
(回線交換)
(回線交換パケット)の場合
84:84年度勧告版(IA5)
88:88年度勧告版(ISO8348)
bcd:16進数(通常、bcdは使用しないでください)
(Dチャネルパケット交換)
(Bチャネルパケット交換)
(高速ディジタル伝送サービス)の場合
bcd:16進数
自局サブアドレス種別2を自局サブアドレス種別1の設定値により指定します。
(回線交換)
(回線交換パケット)の場合
nsap:NSAP形式
user:ユーザ特有形式
自局サブアドレス種別1が84、88の場合は必ず“nsap”を指定してください。
(Dチャネルパケット交換)
(Bチャネルパケット交換)
(高速ディジタル伝送サービス)の場合
必ず“nsap”を指定してください。
自局AFIコードを00〜FFの範囲の16進数で設定します。
自局サブアドレス種別1が84、88の場合は、必ず“50”を指定してください。
自局サブアドレス種別1がbcdの場合は、この設定は無効となり、自局サブアドレス番号の最初の2桁がAFIコードとして使用されます。
(高速ディジタル伝送サービス)の場合
意味を持ちません。必ず“50”を指定してください。
使用通信チャネルラインを設定してください。
(回線交換)
(回線交換パケット)の場合
必ず“@”を指定してください。
(Dチャネルパケット交換)の場合
Dチャネルパケットライン名(lconfigのdpslinと同一)を指定してください。(例:pibb-01-d12)
(Bチャネルパケット交換)の場合
vcの場合:@
pvcの場合:B1チャネルライン名(lconfigのb1lin)またはB2チャネルライン名(lconfigのb2lin)を指定してください。(例:b1-pibb-01-i00またはb1-pibb-01-i01)
(高速ディジタル伝送サービス)の場合
必ず“B1チャネルライン名(lconfigのb1lin)”を指定してください。(例:b1-pibb-01-i00)
自局ダイヤル番号/自局サブアドレス送信の有無を設定します。回線種別が回線交換のときだけ有効です。回線交換以外の場合は、必ず“no”を指定してください。回線交換の場合も、通常“no”を指定してください。
yes:送信します。
no :送信しません。
バーチャルコールサービスを指定します。
(回線交換)
(回線交換パケット)の場合
意味を持ちません。必ず、“vc”を指定してください。
(Dチャネルパケット交換)
(Bチャネルパケット交換)の場合
パケットの指定クラス固定接続時に、vcまたはpvcのいずれかを指定します。
vc:vc(バーチャルコール)
pvc:pvc(パーマネントバーチャルサーキット)
指定クラス固定接続時以外の場合は、必ず“vc”を指定してください。
(高速ディジタル伝送サービス)の場合
意味を持ちません。 必ず、“@”を指定してください。
パケットのデータリンク待ち時間(通信チャネル上にvcがなくなってから、呼を切断するまでの時間)を設定します。Bチャネルパケット交換のVC指定の場合は通常“10s”(10秒)を指定してください。
それ以外の場合は必ず“0s”を指定してください。
自局ネットワークIDを1〜99の範囲で設定します。必ず“1”を設定してください。
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