Netcompo WAN制御 説明書
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上へ付録A コマンドリファレンス

A.5 nwstat − ネットワーク構成情報の表示

名前

nwstat − ネットワーク構成情報の表示

形式

nwstat -L [line-name [, line-name1 … ]]
nwstat -C [adapter-name [, adapter-name1 … ]]

説明

システムが認識しているラインに対応したドライバ名、ライン状態、 接続アダプタ名を表示します。指定パラメタにより、以下の表示を行います。
-L line-name
line-nameで指定されたラインの情報を表示します。
ライン名が未指定の場合、システムが認識しているすべてのラインについての情報を表示します。
また、ライン名を“,”で区切ることにより、複数のラインが指定可能です。
-C adapter-name
adapter-nameで指定されたアダプタのライン情報を表示します。
アダプタ名が未指定の場合、システムが認識しているすべてのラインについての情報を表示します。アダプタ名は、アダプタ識別に通番を付加したものです。アダプタ識別が“pc4a”で、通番が“0”の場合、アダプタ名は、“pc4a-00”となります。
また、アダプタ名を“,”で区切ることにより、複数のアダプタが指定可能です。
アダプタがビジー状態の場合、応答までに時間がかかるため、nwstatコマンドが終了するまでに数十秒必要な場合があります。

使用例

表示形式は次の通りです。
image
linename
  ライン名が表示されます。
protocol_name
  対応プロトコル名が表示されます。
line_status
  ライン状態が表示されます。
  up      : 回線使用可能状態(インタフェースup状態)
  down     : 回線使用不可(インタフェースdown状態)
  active    : 回線使用中(データリンクactive状態)
  no_response : 無応答(過負荷などの理由により、回線状態の問い合わせに対して応答が
           ありません。データリンク状態は不明)
  busy     : コマンドインタフェース使用中(他のコマンドがインタフェースを使用中
           であり、回線状態の問い合わせを行なうことができません。データリンク
           状態は不明)
  error    : 回線エラー状態
adapter_name
  アダプタ名が表示されます。
次にnwstatコマンドの実行例を示します。
image

診断

nwstatコマンドが出力するメッセージを次に説明します。

メッセージ

意味/対処方法

Usage: nwstat L [line_name
[,line_name1 ... ]]
    nwstat C [adapter_name
[,adapter_name ... ]]

指定に誤りがあります。

UX:nwstat:ERROR:file
definition error %s

%sで指定されたファイル定義に誤りがあります。

UX:nwstat:ERROR:not enough
memory

メモリの獲得に失敗しました。
メモリ領域を確保します。

UX:nwstat:ERROR:drivername: %s

drivernameで指定されたドライバのアクセスに失敗しました。
システムエラーメッセージにより、対処してください。

UX:nwstat:ERROR:filename: %s

filenameで指定されたファイルのアクセスに失敗しました。
システムエラーメッセージにより、対処してください。


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