Netcompo WAN制御 説明書
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目次

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第1章 概要
1.7 保守機能
1.7.1 保守機能概要
本製品は保守機能として、以下の機能を持ちます。

- 本体がパニックした場合、その後リブートなどによって本製品が起動された時に、自動的にアダプタ内からアダプタダンプを採取します。パニック後リブートせずに本体電源を切断し、その後ブートした場合は、電源切断によりアダプタ内のダンプが失われますが、パニック発生は検出されるため、無意味なダンプ情報を採取してしまいます。問題の解析に十分な情報を採取するため、本体パニック後ブートせずに電源を切断することはできる限り避けてください。
- 通常、アダプタダンプが採取されることはありませんが、アダプタダンプが採取された場合は速やかに適切なディレクトリに移動するようにして下さい。本製品がアダプタダンプを削除することはありませんので、放置した場合、そのファイルシステムの容量を圧迫するおそれがあります。アダプタダンプ1つのサイズは最大で4MBです。
- オペレータ指示ではなく、アダプタダンプが自動的に採取される場合、/etc/opt/FJSVwancm/etc/dumpディレクトリ内のダンプファイル数が、1つのアダプタにつき4つを越えないよう制限されています。ダンプファイルが4つ以上ある場合、新たにダンプが採取されませんので注意してください。
- Solaris2.6において、本体パニック時のOSダンプ出力先ディレクトリをデフォルトから変更した場合には、必ず以下の作業を実施してください。
- /etc/opt/FJSVwancm/etc配下に、"sysdumpdir"という名前のファイルを作成してください。
- 上記ファイル内に、変更後のOSダンプの出力先ディレクトリを設定してください。

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