Netcompo WAN制御 説明書

1.8 留意事項

1.8.1 使用上の留意事項

• アダプタ（PC4A,PC2C,PIBB）が一切搭載されていない状態で本ソフトウェアをインストールし、その後アダプタを搭載した場合、アダプタを認識できない場合があります。その場合は以下の手順を行なってください。
  a.以下のコマンドを入力し、システムをOBPの入力モードにしてください。
  　　shutdown -i0
  b.OBPのプロンプトからboot -rと入力してください。

• routedを使用する場合は、必ず-qオプションを指定して起動してください。
  本指定を行わない場合、一定間隔でルーティング情報の送信要求がなされるため、以下の現象が発生する場合があります。
  なお、routedの起動状態を確認するには、/etc/rc2.d/S69inetを確認してください。
  • ルーティング情報の送出により接続状態となるため、必要以上に回線に課金されます。
  • 発着信共用とした場合、発信状態が多くなり着信を受け付けることができない場合があります。
  • 発信専用のインタフェースの場合、回線が接続状態であるため、別の相手への接続ができずに保留されることがあります。

• また、以下の方法によって、point-to-pointインタフェースごとにルーティング情報の送出を抑止することができます。
  • /etc/gatewaysファイルに以下のエントリを設定します。

    norip ipcoX

    ここでipcoXは、WAN制御で使用するpoint-to-pointインタフェースのデバイス名を表します。
    なお、この/etc/gatewaysファイルは、OSで用意されているものではありませんので、エディタ等で作成する必要があります。

• 本製品は、以下の製品とは同時に動作できません。両方の製品を共にインストールしてしまった場合は、一旦両製品共に削除し、再度片方の製品のみインストールを行ってください。
  • Netcompo HDLC
  • Netcompo X.25
  • Netcompo ISDN-bri
  • Solstice X.25