Netcompo WAN制御 説明書 |
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本節ではネットワークメディアに依存しないプロトコルである“上位プロトコル”のサポート機能について説明しています。ここではTCP/IPについて説明します。TLIについては第8章を参照して下さい。
また、FNAプロトコルについてはNetcompo FNA-BASEのマニュアルを参照してください。
本項ではTCP/IPでサポートされている機能について説明します。
本製品を使用することにより、TCP/IPが使用できるようになるハードウェアを“表 1. 9 TCP/IPとWANハードウェアの関係”に示します。
プロトコル |
ハードウェア |
通新媒体 |
備考 |
---|---|---|---|
X.25 |
PIBB |
ISDNパケット交換 |
84年度版VCおよびPVC |
基本シリアルポート |
パケット交換 |
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HDLC(ABM) |
電話回線 |
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|
回線交換 |
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||
専用線 |
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||
PC2C |
専用線 |
|
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PIBB |
ISDN回線交換 |
|
|
高速ディジタル伝送サービスIインタフェース |
64Kbps/128Kbpsのみ |
TCP/IPを使用して通信を行う場合、あらかじめ下位プロトコルのデバイス(アダプタまたは基本ポート)を使用可能なように設定しておく必要があります。
WAN制御を使用してTCP/IP接続を行う場合は、以下の注意が必要です。
norip ipcoX
ここでipcoXは、WAN制御で使用するpoint-to-pointインタフェースのデバイス名を表します。
なお、この/etc/gatewaysファイルは、OSで用意されているものではありませんので、エディタ等で作成する必要があります。
本製品では、ABM手順を使用してTCP/IP接続を行うことができます。ただし、ABM手順を使用したTCP/IP接続に関してはIETFのRFCの規約がないため、本製品の独自仕様となっています。このため、他機種と接続するときは接続確認が必要です。
TCP/IPでABM手順を使用する場合は以下の注意が必要です。
本製品ではX.25 VCを使用してTCP/IP接続を行うことができます。
本製品はRFC1356に準拠しています。
本製品ではX.25 PVCを使用してTCP/IP接続を行うことができます。
本製品はRFC1356に準拠しています。(RFC1356は主にVCを対象に記述されていますが、本製品ではRFC1356で定義されているデータのフォーマットをPVCにも適用しています。)
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