Symfoware Parallel Server RDBユーザーズガイド 応用プログラム開発編
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第5章 応用プログラムの実行> 5.4 応用プログラムの動作環境のチューニング

5.4.2 システム用の動作環境ファイルの作成

ここでは、システム用の動作環境ファイルの定義方法と、定義する実行パラメタの種類について説明します。

■システム用の動作環境ファイルを定義す

システム用の動作環境ファイルの定義は、以下の作業を順番に行います。

  1. システム用の動作環境ファイル名をRDB構成パラメタファイルに指定する

  2. 実行パラメタを設定する

     

システム用の動作環境ファイルの定義方法の詳細は、“RDB管理者ガイド”を参照してください。

■実行パラメタの種

システム用の動作環境ファイルには、データベースシステム全体に共通する実行環境を、実行パラメタとして記述します。

システム用の動作環境ファイルに記述できる実行パラメタは、表:システム用の動作環境ファイルの実行パラメタの種類の種類があります。

[表:システム用の動作環境ファイルの実行パラメタの種類]

分類

実行パラメタ

概 要

記述数

記述の省略

通信

COMMUNICATION_BUFFER

ローカルアクセスの場合に、サーバ側で使用するバッファのサイズ

単一

省略可能

MAX_CONNECT_SYS

ローカルで接続できるコネクションの数の最大値

単一

省略可能

MAX_CONNECT_TCP

1つのSymfoware/RDB環境に対しRDB2_TCPで 接続できるコネクション数の最大値

単一

省略可能

RDB_KEEPALIVE

Symfoware/RDBにRDB2_TCPで接続する場合に KEEPALIVE機能を使用するか否か

単一

省略可能

作業領域

SORT_MEM_SIZE

作業用ソート領域として使うメモリサイズ

単一

省略可能

WORK_MEM_SIZE

作業用テーブルとして使うメモリのサイズ

単一

省略可能

WORK_PATH

作業用テーブルおよび作業用ソート領域のパス

単一

省略可能

表・インデックス

DEFAULT_DSI_NAME

格納構造定義を簡略化した表あるいはインデックスを定義する場合の、Symfoware/RDBが自動 的に生成する表あるいはインデックスのDSO名 および表あるいはインデックスのDSI名の生成 方法

単一

省略可能

DEFAULT_INDEX_SIZE

格納構造定義を簡略化したインデックスを定義する場合のインデックスのデータ格納域の初期量、拡張量、ページ長など

単一

省略可能

DEFAULT_TABLE_SIZE

格納構造定義を簡略化した表を定義する場合の表のデータ格納域の初期量、拡張量、ページ長など

単一

省略可能

INDEX_PREFIX

格納構造定義を簡略化したインデックスを定義する場合の、Symfoware/RDBが自動的に生成す るインデックスのDSO名およびインデックスの DSI名のプレフィックス

単一

省略可能

TABLE_PREFIX

格納構造定義を簡略化した表を定義する場合 の、Symfoware/RDBが自動的に生成する表の DSO名および表のDSI名のプレフィックス

単一

省略可能

メッセージ

CONSOLE_MSG

コンソールへメッセージを出力するか否か

単一

省略可能


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