ETERNUS SF XL-DATA/MV 使用手引書
目次 索引 前ページ次ページ

付録E 調査資料の採取

E.1 グローバルサーバまたはPRIMEFORCEの場合

XLデータムーバを含むシステム側の問題と考えられるトラブルが発生した場合、以下の資料を採取してください。

採取する資料 採取方法
メモリダンプ XLデータムーバサブシステムがダンプを出力した場合、および、動作が異常となった場合はメモリダンプを採取します。
ジョブログ 転送バッチユーティリティが異常終了した場合に採取します。
コンソールログ
(システムログ)
従来の方法で採取します。
環境定義データセット MSPシステムの場合 XLデータムーバの起動プロシジャで、SYSIN DD文に指定したメンバの内容を採取します。
XSPシステムの場合 XLデータムーバの起動プロシジャで、SYSIN FD文に指定したメンバの内容を採取します。
XLデータムーバのトレース情報 トラブルの再現性がある場合は、他の資料に加えてトレース情報を採取します。
異常発生原因を特定させるため、UNIX/IAサーバ側の調査資料も合わせて採取します。

メモリダンプの採取方法

[MSPシステムの場合]

DUMP COMM=(コメント)

上記のコマンドを入力すると、以下のメッセージがコンソールに出力されます。

JDE094D SPECIFY OPERAND(S) FOR DUMP COMMAND

上記のメッセージに対して、以下の返答を行ってください。

REPLY xx,JOBNAME=KJUMFTFP

xx:返答識別番号

DUMPコマンドを入力すると、SYS1.DUMPxxデータセットにXLデータムーバサブシステム空間のメモリダンプが採取されますので、メモリダンプを磁気テープへ退避してください。

[XSPシステムの場合]

=DUMP JC=MFT

DUMP指令を入力すると、DUMPファイルにXLデータムーバサブシステム空間のメモリダンプが採取されます。SPCFを起動して、メモリダンプを磁気テープへ退避してください。

[OS/390システムの場合]

DUMP COMM=(コメント)

上記のコマンドを入力すると、以下のメッセージがコンソールに出力されます。

IEE094D SPECIFY OPERAND(S) FOR DUMP COMMAND

上記のメッセージに対して、以下の返答を行ってください。

REPLY xx,JOBNAME=KJUMFTFP

xx:返答識別番号

DUMPコマンドを入力すると、SYS1.DUMPxxデータセットにXLデータムーバサブシステム空間のメモリダンプが採取されますので、メモリダンプを磁気テープへ退避してください。

トレース情報の採取方法

[MSPシステムの場合]

  1. JQMGTFプログラムの起動

    システムのトレースを採取するために、JQMGTFプログラムを起動します。以下のコマンドを入力すると、“SYS1.PROCLIB”に格納しているプロシジャ'GTF'が起動されます。プロシジャを変更したい場合は、“OSIV/MSP サービスエイド使用手引書”を参照してください。

    START GTF.GTF

    JQMGTFプログラムを起動すると、トレースオプションの確認メッセージとして、JQM103I、JQM125Aのメッセージが出力されます。そのときに、トレースオプションとしてUSRを入力します。

    REPLY xx,TRACE=USR

    xx:返答識別番号

    再度、トレースオプションの確認メッセージが出力されるので、確認の返答を行ってください。

    REPLY xx,U

     xx:返答識別番号

  2. 再現テストの実施

    トレースオプションの確認メッセージに返答したあと、発生したトラブルの再現を実施してください。

  3. JQMGTFプログラムの停止

    STOP GTF

    詳細は“OSIV/MSP サービスエイド使用手引書”を参照してください。

  4. 採取したトレース情報の編集と出力

    JQMGTFプログラムで収集したトレース情報を編集して出力するために、JQLPRDMPプログラムを使用します。詳細は“OSIV/MSP サービスエイド使用手引書”を参照してください。

    ----+----1----+----2----+----3----+----4----+----5----+----6----+----7----+
    //TRACE   JOB
    //JQLPRDMP EXEC PGM=JQLPRDMP,REGION=256K
    //GTF    DD DSN=トレース情報データセット名,DISP=SHR
    //SYSPRINT DD SYSOUT=*
    //PRINTER DD SYSOUT=*
    //SYSIN   DD *
     EDIT DDNAME=GTF,USR=(F8B)
     END
    /*

[XSPシステムの場合]

  1. トレース採取用のジョブの実行

    ----+----1----+----2----+----3----+----4----+----5----+----6----+----7----+
    \ JOB TRACE,LIST=(T,JD)
    \ EX STF0
    \ FD LIST=DA,VOL=WORK,TRK=(50,50),SOUT=T,DISP=CONT
    \ FD TRACE=DA,FILE=トレース情報ファイル名,VOL=WORK,DISP=CAT,TRK=(50)
    \ FD COIN=*
     TRACE USR
     FIN
    \ EX FPRT
    \ FD TRACE=DA,FILE=トレース情報ファイル名
    \ FD COIN=*
     EDIT USR
     FIN
    \ JEND

    上記のジョブを実行すると、以下のメッセージがコンソールに出力されます。

    XSZ0500R /xxx.00 STF0 IS READY REPLY START OR STOP

    xxx:ジョブコード

    トレースを開始する場合は、“START”、トレースを中止する場合は、“STOP”を応答してください。

  2. 再現テストの実施

    トレース採取用のジョブの実行依頼が完了した時点で、発生したトラブルの再現を実施してください。

  3. トレース採取用のジョブの停止

    再現テストが完了した時点で、トレース採取用のジョブを停止してください。

    =/xxx STOP

     xxx:ジョブコード

[OS/390システムの場合]

  1. AHLGTFプログラムの起動

    システムのトレースを採取するために、AHLGTFプログラムを起動します。以下のコマンドを入力すると、“SYS1.PROCLIB”に格納しているプロシジャ'GTF'が起動されます。

    START GTF.GTF

    AHLGTFプログラムを起動すると、トレースオプションの確認メッセージとして、AHL103I、AHL125Aのメッセージが出力されます。そのときに、トレースオプションとしてUSRを入力します。

    REPLY xx,TRACE=USR

    xx:返答識別番号

    再度、トレースオプションの確認メッセージが出力されるので、確認の返答を行ってください。

    REPLY xx,U

     xx:返答識別番号

  2. 再現テストの実施

    トレースオプションの確認メッセージに返答したあと、発生したトラブルの再現を実施してください。

  3. AHLGTFプログラムの停止

    STOP GTF

  4. 採取したトレース情報の編集と出力

    AHLGTFプログラムで収集したトレース情報を編集して出力するには、IPCSの機能を使用します。
    採取したトレース情報の編集と出力を行うジョブの例を以下に示します。

    ----+----1----+----2----+----3----+----4----+----5----+----6----+----7----+
    //TRACE  JOB
    //DEFVSAM EXEC PGM=IDCAMS,REGION=1024K
    //SYSPRINT DD DUMMY
    //DASD   DD VOL=SER=WORK01,DISP=SHR,UNIT=SYSDA
    //SYSIN  DD *
      DEFINE CLUSTER(NAME(USER99.IPCS.DUMP) VOL(WORK01)) -
         INDEX(NAME(USER99.IPCS.DUMPI) TRACKS(1,1)) -
         DATA(NAME(USER99.IPCS.DUMPD) CYLINDERS(1,1) KEYS(128 0) -
         BUFFERSPACE(X'10000') CONTROLINTERVALSIZE(X'1000'))
    /*
    //IEFPROC EXEC PGM=IKJEFT01,REGION=4096K
    //IPCSDUMP DD DSN=トレース情報データセット名,DISP=SHR
    //IPCSPARM DD DSN=SYS1.PARMLIB,DISP=SHR
    //IPCSDDIR DD DSN=USER99.IPCS.DUMP,DISP=SHR
    //SYSTSPRT DD DUMMY
    //IPCSTOC DD DUMMY
    //IPCSPRNT DD SYSOUT=*
    //SYSTSIN DD *
     IPCSDDIR 'USER99.IPCS.DUMP'
     IPCS  NOPARM
     SETDEF DDNAME(IPCSDUMP) NOCONFIRM NOTERMINAL PRINT
     GTFTRACE USR(186)
     END
    /* GTFTRACE */
    /*
    //DELVSAM EXEC PGM=IDCAMS,REGION=1024K
    //SYSPRINT DD DUMMY
    //SYSIN  DD *
     DELETE USER99.IPCS.DUMP
    /*

目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2007