ETERNUS SF XL-DATA/MV 使用手引書
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第2章 動作環境の設定> 2.6 サーバシステム側の環境設定> 2.6.4 グローバルサーバまたはPRIMEFORCE側(OS/390)の環境設定

2.6.4.2 初期化パラメタの定義

ここでは、初期化パラメタの定義について説明します。XLデータムーバの初期化パラメタは、以下のデータセットに標準に提供されています。利用者が別のデータセットに作成することもできます。
初期化パラメタの内容は、利用者のシステムによって値を見積り、定義する必要があります。

■データセット名

XLデータムーバの初期化パラメタは、以下のデータセットに標準提供されています。

XLデータムーバの初期化パラメタを格納したデータセット名(KJUMFTFD)

KJUMFTFD:

XLデータムーバの初期化パラメタを、上記のデータセット以外に作成する場合には、以下の属性で作成します。

■定義形式

初期化パラメタの定義形式を以下に示します。

KJUHOST systemname
KJUVOL VOL=volumename1 [,volumename2] …[,volumename8]
[KJUMULTI taskno]
[KJUMSG { YES | NO }]

■定義項目

◆KJUHOST文

サーバ名に関する定義です。

systemname

◆KJUVOL文

データムーバが監視するデータ転送用ボリュームに関する定義です。

VOL=volumename1 [,volumename2] …[,volumename8]

◆KJUMULTI文

XLデータムーバの処理多重度を指定します。

taskno

◆KJUMSG文

■構文規則

初期化パラメタの構文規則は、以下に従います。

■定義例

初期化パラメタの定義例を以下に示します。

(例1) サーバ名:OS390、ボリューム通し番号:XLMV00

KJUHOST OS390
KJUVOL  VOL=XLMV00

(例2) サーバ名:OS390、ボリューム通し番号:XLMV00、XLMV01、XLMV02、処理多重度:20

KJUHOST OS390
KJUVOL  VOL=XLMV00,XLMV01,XLMV02
KJUMULTI 20

■有効契機


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