ETERNUS SF XL-DATA/MV 使用手引書
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第2章 動作環境の設定> 2.6 サーバシステム側の環境設定> 2.6.3 グローバルサーバまたはPRIMEFORCE側(XSP)の環境設定

2.6.3.2 初期化パラメタの定義

ここでは、初期化パラメタの定義について説明します。XLデータムーバの初期化パラメタは、以下のファイルに標準に提供されています。利用者が別のファイルに作成することもできます。
初期化パラメタの内容は、利用者のシステムによって値を見積り、定義する必要があります。

■ファイル名

XLデータムーバの初期化パラメタは、以下のファイルに標準提供されています。

SYS.システム名.MDFYSRC(KJUMFTFD)

KJUMFTFD:

XLデータムーバの初期化パラメタを、上記のファイル以外に作成する場合には、以下の属性で作成します。

■定義形式

初期化パラメタの定義形式を以下に示します。
[ ]で囲んだパラメタおよびオペランドは、省略可能です。[ ]で囲まれていないパラメタおよびオペランドは必須です。

KJUHOST systemname
KJUVOL { VOL=volumename1 [,volumename2] …[,volumename8] |
     DEV=devicename1 [,devicename2] …[,devicename8] }
[KJUMULTI taskno]
[KJUMSG { YES | NO }]
[L30]
[KJUSMF { YES | NO }]

■定義項目

◆KJUHOST文

サーバ名に関する定義です。

systemname

◆KJUVOL文

データムーバが監視するデータ転送用ボリュームに関する定義です。

VOL=volumename1 [,volumename2] …[,volumename8]

DEV=devicenumber1 [,devicenumber2] …[,devicenumber8]

◆KJUMULTI文

XLデータムーバの処理多重度を指定します。

taskno

◆KJUMSG文

[L30]
◆KJUSMF文

■構文規則

初期化パラメタの構文規則は、以下に従います。

■定義例

初期化パラメタの定義例を以下に示します。

(例1) サーバ名:GSSERVER、ボリューム通し番号:XLMV00

KJUHOST GSSERVER
KJUVOL  VOL=XLMV00

(例2) サーバ名:GSSERVER、ボリューム通し番号:XLMV00、XLMV01、XLMV02、処理多重度:20

KJUHOST GSSERVER
KJUVOL  VOL=XLMV00,XLMV01,XLMV02
KJUMULTI 20

(例3) サーバ名:PFSERVER、装置名:S0、多重度:16、メッセージ出力:あり、統計情報出力:あり

KJUHOST PFSERVER
KJUVOL  DEV=S0
KJUMULTI 16
KJUMSG  YES
KJUSMF  YES

■有効契機


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