ETERNUS SF XL-DATA/MV 使用手引書 |
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第2章 動作環境の設定 | > 2.6 サーバシステム側の環境設定 | > 2.6.3 グローバルサーバまたはPRIMEFORCE側(XSP)の環境設定 |
ここでは、起動プロシジャの定義について説明します。XLデータムーバの起動プロシジャは、以下のファイルに標準に提供されています。標準の起動プロシジャを使用する時は、定義を変更する必要はありません。
定義を変更する場合、詳細は、"OSIV/XSP システムプログラミング手引書 AFII V10用"を参照してください。
XLデータムーバの起動プロシジャは、以下のファイルに標準提供されています。
SYS.システム名.PROCLIB(KJUMFTFP)
XLデータムーバが標準に提供する起動プロシジャの定義形式を以下に示します。
----+----1----+----2----+----3----+----4----+----5----+----6----+----7----+
/ DEFINE KJUMFTFP,RSIZE=16M,PARM=
\ CODE MFT
\ JOB KJUMFTFP,PSW=STAR,SPRTY=26,DISP=NO
\ EX KJUSMAIN,WTYP=2,CMND=(S,J,C),MODE=SPV,KEY=ZERO,
SPRTY=26,RSIZE=\RSIZE,TIME=8388607
\ PARA \PARM
\ FD SYSIN=DA,FILE=SYS.&SYSTEM.SYSID*.MDFYSRC,
MEMBER=KJUMFTFD
\ FIN
/ DEFEND
起動プロシジャを変更する場合は、以下の定義項目を変更します。
"KJUMFTFP"の替わりに、変更したプロシジャ名を指定します。
変更した初期化パラメタのファイル名および属性を指定します。初期化パラメタのファイルを参照可能なRACF権限(READ権)が必要です。
初期化パラメタのファイルが区分ファイルの場合は、必ずメンバ名を指定します。RACF権限の登録方法の詳細は、"OSIV/XSP RACF使用手引書"を参照してください。また、ファイルに対するRACF権限については、下記の表を参照してください。
XLデータムーバで利用者が認識する必要があるファイルの一覧を以下に示します。
定義体名 データセット名(メンバ名) アクセス名 RACFのアクセス権 内容 XLデータムーバ 運用管理者 起動プロシジャ SYS.システム名.PROCLIB(KJUMFTFP) PROCLIB READ ALTER XLデータムーバが標準で提供する起動プロシジャです(注) 初期化パラメタ
(SYSIN FD文)SYS.システム名.MDFYSRC(KJUMFTFD) MDFYSRC READ ALTER XLデータムーバが標準で提供する初期化パラメタです(注)
(注) 利用者が別のファイル(メンバ)に作成することが可能です。
別のファイル(メンバ)を作成した場合にも同じRACFのアクセス権にしてください。また、上記の表に加え、mftfsendコマンドまたはmftfrecvコマンドで使用するグローバルサーバまたはPRIMEFORCE側のファイルについても、該当ファイルの作成/更新/参照が可能なRACF権限が必要です。該当ファイルの使用目的に応じて、適切なRACF権限を設定してください。
前述の定義項目以外は、変更しないでください。
起動プロシジャの定義の構文規則は、XSPのジョブ制御文の文法に従います。詳細は、"OSIV/XSP システムプログラミング手引書 AFII V10用" を参照してください。
定義の変更は、XLデータムーバを再起動した時に有効になります。
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