ETERNUS SF XL-DATA/MV 使用手引書
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第2章 動作環境の設定> 2.4 XLデータムーバの初期化> 2.4.1 グローバルサーバまたはPRIMEFORCEからの初期化

2.4.1.4 KJUAFMT制御文

KJUAFMTは、以下の制御文で構成されています。

DEVICE制御文

[機能]

[記述形式]

制御欄 オペレーション欄 オペランド欄
空白 DEVICE { VOL=ボリューム通し番号 |

  DEV={ 装置番号(MSPの場合)|装置名(XSPの場合) } }

[,INIT]

[L30]
[,PARTSIZE={LARGE|MIDDLE } ]

[オペランドの説明]

VOL=ボリューム通し番号VOLオペランドでデータ転送用ボリュームのボリューム通し番号を指定します。
PRIMEFORCEの共用ディスクの場合、VOLオペランドは指定できません。
DEV={装置番号(MSPの場合)
  |装置名(XSPの場合) }
DEVオペランドでデータ転送用ボリュームの装置番号/装置名を指定します。
OS/390の場合は、DEVオペランドを指定することはできません。
INIT対象ボリュームを初期化する場合に指定します。
情報変更する場合は、指定しません。
[L30]
PARTSIZE={LARGE|MIDDLE}


データ転送用ボリュームの1クライアントあたりの区画数を指定します。
LARGEを指定した場合は、16個の区画が作成されます。
MIDDLEを指定した場合は、10個の区画が作成されます。
本オペランドは、INITオペランドが指定された場合に有効となり、INITオペランドが指定されていない場合はエラーとなります。
省略時にはLARGEが指定されたものとみなします。
なお、指定可能な区画数とディスクタイプまたは論理ユニットの容量の関係については使用可能なディスクまたは論理ユニットを参照してください。

[注意事項]

DEFCL制御文

[機能]

[記述形式]

制御欄オペレーション欄 オペランド欄
空白DEFCL SYSNAME=クライアントシステム名

[オペランドの説明]

SYSNAME=クライアントシステム名クライアントシステム名を、15文字以内で指定します。
なお、SANデータ連携製品の場合は、SANデータ連携製品で使用するホスト名/ノード名と同じにする必要があります。
[V13]
UNIX/IAサーバがクラスタリング運用の場合で、かつ、UNIX/IAサーバ側をクライアントシステムとして使用する場合は、 UNIX/IAサーバ側のデータ転送環境設定ファイルに指定した仮想ノード名(UNIXサーバ)または、仮想コンピュータ名(IAサーバ)を指定します。

DEFSV制御文

[機能]

[記述形式]

制御欄 オペレーション欄 オペランド欄
空白DEFSV SYSNAME=サーバシステム名

,CLNAME=クライアントシステム名

,{ VOL=ボリューム通し番号
 |DEV={ 装置番号(MSPの場合)|装置名(XSPの場合) }
 |PATH=特殊ファイル名
 |DRIVE=物理ドライブ名 }

[オペランドの説明]

SYSNAME=サーバシステム名 サーバシステム名を、15文字以内で指定します。
なお、SANデータ連携製品の場合は、SANデータ連携製品で使用するホスト名/ノード名と同じにする必要があります。
[V13]
UNIX/IAサーバがクラスタリング運用の場合で、かつ、UNIX/IAサーバ側をサーバシステムとして使用する場合は、 UNIX/IAサーバ側のデータ転送環境設定ファイルに指定した仮想ノード名(UNIXサーバ)または、仮想コンピュータ名(IAサーバ)を指定します。
CLNAME=クライアントシステム名 クライアントシステム名を、15文字以内で指定します。
[V13]
UNIX/IAサーバがクラスタリング運用の場合で、かつ、UNIX/IAサーバ側をクライアントシステムとして使用する場合は、 UNIX/IAサーバ側のデータ転送環境設定ファイルに指定した仮想ノード名(UNIXサーバ)または、仮想コンピュータ名(IAサーバ)を指定します。

VOLオペランド、PATHオペランド、DRIVEオペランドは、サーバシステムでのデータ転送用ボリュームの装置情報を指定します。
装置情報は、サーバシステムや装置種別により指定方法が、以下のように異なります。

  • サーバシステムがMSP、XSPシステムの場合

  • VOL=ボリューム通し番号 VOLオペランドでデータ転送用ボリュームのボリューム通し番号を指定します。
    PRIMEFORCEの共用ディスクの場合、VOLオペランドは指定できません。
    DEV=装置番号(MSPの場合)
     | 装置名(XSPの場合)
    DEVオペランドでデータ転送用ボリュームの装置番号/装置名を指定します。

  • サーバシステムがOS/390システムの場合

  • VOL=ボリューム通し番号 VOLオペランドでデータ転送用ボリュームのボリューム通し番号を指定します。

  • サーバシステムがUNIXサーバの場合

  • PATH=特殊ファイル名 PATHオペランドで、UNIXサーバに定義されている特殊ファイル名を、64文字以内で指定します。

    特殊ファイル名は、UNIXサーバシステムによってそれぞれ以下のようになります。

    Solaris OSの場合 ボリュームを全体を示すパーティション番号"s2"の特殊ファイル名(/dev/rdsk/c1t1d2s2など)を指定します。
    AIXの場合 キャラクタ型デバイスファイル名(/dev/rhdisk3など)を指定します。
    HP-UXの場合 キャラクタ型デバイスファイル名(/dev/rdsk/c1t1d2など)を指定します。
    Linuxの場合 ブロック型デバイス名をrawコマンドでバインドした、キャラクタ型デバイスファイル名(/dev/raw/raw2など)を指定します。

  • サーバシステムがIAサーバの場合

  • DRIVE=物理ドライブ名 DRIVEオペランドで、IAサーバに定義されているディスクドライブの番号("PHYSICALDRIVEn" nは数字を表します)を、64文字以内で指定します。
    ディスクドライブの番号には、ディスクユーティリティに表示される値を指定してください。

    [指定例]

    ALTSV制御文

    [機能]

    [記述形式]

    制御欄オペレーション欄 オペランド欄
    空白ALTSV SYSNAME=サーバシステム名

    ,CLNAME=クライアントシステム名

    [,{ VOL=ボリューム通し番号
     |DEV={ 装置番号(MSPの場合)|装置名(XSPの場合) }
     |PATH=特殊ファイル名
     |DRIVE=物理ドライブ名 } ]

    [オペランドの説明]

    SYSNAME=サーバシステム名 サーバシステム名を、15文字以内で指定します。
    [V13]
    UNIX/IAサーバがクラスタリング運用の場合で、かつ、UNIX/IAサーバ側をサーバシステムとして使用する場合は、 UNIX/IAサーバ側のデータ転送環境設定ファイルに指定した仮想ノード名(UNIXサーバ)または、仮想コンピュータ名(IAサーバ)を指定します。
    CLNAME=クライアントシステム名 クライアントシステム名を、15文字以内で指定します。
    [V13]
    UNIX/IAサーバがクラスタリング運用の場合で、かつ、UNIX/IAサーバ側をクライアントシステムとして使用する場合は、 UNIX/IAサーバ側のデータ転送環境設定ファイルに指定した仮想ノード名(UNIXサーバ)または、仮想コンピュータ名(IAサーバ)を指定します。

    VOLオペランド、PATHオペランド、DRIVEオペランドは、サーバシステムでのデータ転送用ボリュームの装置情報を指定します。
    装置情報は、サーバシステムや装置種別により指定方法が、以下のように異なります。


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