ETERNUS SF XL-DATA/MV 使用手引書 |
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第2章 動作環境の設定 | > 2.1 XLデータムーバの導入 | > 2.1.3 MSPへのインストール |
インストールの前に、必要なメモリ・DASD所要量が存在するか確認してください。
メモリ・DASD所要量については、以下のソフトウェア説明書の“メモリ・DASD所要量”を参照してください。
XLデータムーバのためのDLIBデータセットには、以下に示すデータセットがあります。
データセット名 | 内容 |
---|---|
SYS1.FKJU1 | ロードモジュール |
以下のジョブを実行させることにより、DLIBデータセットのアロケートを行います。
----+----1----+----2----+----3----+----4----+----5----+----6----+----7----+ //ALLOC JOB // EXEC PGM=KDJBR14 //FKJU1 DD DSN=SYS1.FKJU1,DISP=(NEW,KEEP), // UNIT=SYSDA,VOL=SER=DLIB01, // SPACE=(DASD所要量で示されたスペース量), // DCB=(BLKSIZE=6144,RECFM=U) |
SMPを実行するために、必要に応じて新データセットのDD文を標準カタログドプロシジャに追加します。
これは、JSEUPDTE(データセットユティリティ)、またはTSSからEDITコマンドなどにより行います。標準カタログドプロシジャ名が下表のようにシステムにより異なるので、DD名の追加時には注意してください。
システム名 | データセット名 | メンバ名 |
---|---|---|
OS IV/MSP AFII V10 | SYS1.PROCLIB | SMPSCP |
追加するDD文は以下のとおりです。
----+----1----+----2----+----3----+----4----+----5----+----6----+----7----+ //FKJU1 DD DSN=SYS1.FKJU1,DISP=SHR, // UNIT=SYSDA,VOL=SER=DLIB01 |
以下にRECEIVE処理を行うジョブの例を示します。
例では、DLIB用ボリュームのボリューム通し番号をDLIB01、提供ライブラリを一時的に格納しておくボリュームのボリューム通し番号をTLIB01として説明しています。
----+----1----+----2----+----3----+----4----+----5----+----6----+----7----+ //RECEIVE JOB // EXEC SMPSCP,DVOL=DLIB01 //SMPPTFIN DD DSN=SMPMCS,LABEL=(1,SL),VOL=SER=nnnnnn, (注1) // DISP=(SHR,PASS),UNIT=(TAPE,,DEFER) //SMPTLIB DD UNIT=SYSDA,DISP=OLD,VOL=SER=TLIB01 //SYSIN DD * RECEIVE S(xxxxxxx). (注2) /* |
注1) | nnnnnnには、以下を指定します。 CXM26A : V11L10の場合 CXM27A : V11L20の場合 CXM28A : V11L30の場合 CXM29A : V11L40の場合 |
注2) | xxxxxxxには、以下を指定します。 MXM2602 : V11L10の場合 MXM2702 : V11L20の場合 MXM2802 : V11L30の場合 MXM2902 : V11L40の場合 |
以下にACCEPT NOAPPLY処理を行うジョブの例を示します。
例では、DLIB用ボリュームのボリューム通し番号をDLIB01、提供ライブラリを一時的に格納しておくボリュームのボリューム通し番号をTLIB01として説明します。
ACCEPT NOAPPLY処理の完了コードは 0 または 4 以下で構いません.
----+----1----+----2----+----3----+----4----+----5----+----6----+----7----+ //ACCEPT JOB // EXEC SMPSCP,DVOL=DLIB01 //SMPTLIB DD UNIT=SYSDA,DISP=OLD,VOL=SER=TLIB01 //SYSIN DD * ACCEPT S(xxxxxxx) DIS(WRITE) NOAPPLY. (注1) /* |
注1) | xxxxxxxには、以下を指定します。 MXM2602 : V11L10の場合 MXM2702 : V11L20の場合 MXM2802 : V11L30の場合 MXM2902 : V11L40の場合 |
システムゼネレーションについては、"OS IV/MSP システム導入手引書 AFII V10用"を参照してください。
REJECT処理
以下にREJECT処理を行うジョブの例を示します。
例では、DLIB用ボリュームのボリューム通し番号をDLIB01、提供ライブラリを一時的に格納しておくボリュームのボリューム通し番号をTLIB01として説明しています。
REJECT処理の完了コードは 0または 4以下で構いません.
----+----1----+----2----+----3----+----4----+----5----+----6----+----7----+ //REJECT JOB // EXEC SMPSCP,DVOL=DLIB01 //SMPTLIB DD UNIT=SYSDA,DISP=OLD,VOL=SER=TLIB01 //SYSIN DD * REJECT S(xxxxxxx). (注1) /* |
注1) | xxxxxxxには、以下を指定します。 MXM2602 : V11L10の場合 MXM2702 : V11L20の場合 MXM2802 : V11L30の場合 MXM2902 : V11L40の場合 |
インストールでの各作業結果は、ジョブの完了コードにより判定します。
完了コードの一覧を以下に示します。
作業項目 完了コード 意 味 データセット獲得 0 正常終了 上記以外 異常が発生しました。原因を究明し、再実行してください。 RECEIVE 0 正常終了 上記以外 異常が発生しました。原因を究明し、再実行してください。 ACCEPT NOAPPLY 4以下 正常終了 上記以外 異常が発生しました。原因を究明し、再実行してください。 REJECT 4以下 正常終了 上記以外 異常が発生しました。原因を究明し、再実行してください。
グローバルサーバまたはPRIMEFORCE側(MSP)の環境設定を参照して、環境設定を行ってください。
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