ETERNUS SF XL-DATA/MV 使用手引書
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第2章 動作環境の設定> 2.1 XLデータムーバの導入> 2.1.3 MSPへのインストール

2.1.3.2 SYSGEN時にインストールする方法

■インストールの前準備

インストールの前に、必要なメモリ・DASD所要量が存在するか確認してください。
メモリ・DASD所要量については、以下のソフトウェア説明書の“メモリ・DASD所要量”を参照してください。

■ソフトウェアのインストール

  1. 新DLIBデータセットのアロケート
  2. XLデータムーバのためのDLIBデータセットには、以下に示すデータセットがあります。

    以下のジョブを実行させることにより、DLIBデータセットのアロケートを行います。


  3. カタログドプロシジャへのDD文の追加
  4. SMPを実行するために、必要に応じて新データセットのDD文を標準カタログドプロシジャに追加します。
    これは、JSEUPDTE(データセットユティリティ)、またはTSSからEDITコマンドなどにより行います。標準カタログドプロシジャ名が下表のようにシステムにより異なるので、DD名の追加時には注意してください。

    追加するDD文は以下のとおりです。


  5. RECEIVE処理
  6. 以下にRECEIVE処理を行うジョブの例を示します。
    例では、DLIB用ボリュームのボリューム通し番号をDLIB01、提供ライブラリを一時的に格納しておくボリュームのボリューム通し番号をTLIB01として説明しています。


  7. ACCEPT NOAPPLY処理
  8. 以下にACCEPT NOAPPLY処理を行うジョブの例を示します。
    例では、DLIB用ボリュームのボリューム通し番号をDLIB01、提供ライブラリを一時的に格納しておくボリュームのボリューム通し番号をTLIB01として説明します。
    ACCEPT NOAPPLY処理の完了コードは 0 または 4 以下で構いません.


  9. システムゼネレーション
  10. システムゼネレーションについては、"OS IV/MSP システム導入手引書 AFII V10用"を参照してください。

  11. REJECT処理

  12. 以下にREJECT処理を行うジョブの例を示します。
    例では、DLIB用ボリュームのボリューム通し番号をDLIB01、提供ライブラリを一時的に格納しておくボリュームのボリューム通し番号をTLIB01として説明しています。
    REJECT処理の完了コードは 0または 4以下で構いません.

■確認

インストールでの各作業結果は、ジョブの完了コードにより判定します。
完了コードの一覧を以下に示します。

作業項目 完了コード 意 味
データセット獲得 0 正常終了
上記以外 異常が発生しました。原因を究明し、再実行してください。
RECEIVE 0 正常終了
上記以外 異常が発生しました。原因を究明し、再実行してください。
ACCEPT NOAPPLY 4以下 正常終了
上記以外 異常が発生しました。原因を究明し、再実行してください。
REJECT 4以下 正常終了
上記以外 異常が発生しました。原因を究明し、再実行してください。

■インストール後の環境設定

グローバルサーバまたはPRIMEFORCE側(MSP)の環境設定を参照して、環境設定を行ってください。


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