ETERNUS SF XL-DATA/MV 使用手引書 |
目次
索引
![]() ![]() |
本書は、XL-DATA/MVを導入した場合の業務の構築手順、使用方法について説明したものです。本書では、以下の製品について説明しています。
ETERNUS SF XL-DATA/MVは、ETERNUS SF XLデータムーバの改名製品です。
ETERNUS SF XLデータムーバを利用されている場合は、ETERNUS SF XLデータムーバをETERNUS SF XL-DATA/MVに読み替えてください。
ETERNUS SF XL-DATA/MVは、Softek XLデータムーバ 2.2/2.3およびV02L20/V02L21/V02L30の後継製品です。
Softek XLデータムーバは、XLデータムーバ V11L10/2.0およびV11L20/2.1の後継製品です。
また、Softek XLデータムーバ V02L20/2.2、V02L21は、XLデータムーバ V11L30/2.2と同一機能を提供しています。
以降、本書では、ETERNUS SF XL-DATA/MVおよびSoftek XLデータムーバをXLデータムーバと記述しています。ただし、ETERNUS SF XL-DATA/MV固有の説明については、ETERNUS SF XL-DATA/MVと記述、Softek XLデータムーバ固有の説明については、Softek XLデータムーバと記述しています。
本書は、以下の利用者を対象に説明しています。
本書は第1章〜第10章、付録、用語集からなり、以下の構成となっています。
XLデータムーバの概要について説明しています。
インストールおよびインストール後に行うXLデータムーバの環境設定について説明しています。
XLデータムーバを使用してデータ転送を行う場合のXLデータムーバの起動/停止について説明しています。
グローバルサーバまたはPRIMEFORCE側からXLデータムーバを使用してデータ転送を行う場合の機能、データ転送方法および異常時の対処について説明しています。
UNIX/IAサーバ側からXLデータムーバを使用してデータ転送を行う場合の機能、データ転送方法および異常時の対処について説明しています。
データ転送用ボリュームの初期化内容を表示する機能について説明しています。また、XLデータムーバによるデータの転送状態を表示する機能について説明しています。
SANデータ連携製品を使用してデータ転送を行う場合の機能、起動/停止、データ転送方法および異常時の対処について説明しています。
V10/V11L10からV11L20またはV11L30またはV11L40に移行した場合に、必要となる作業内容について説明しています。
V10/V11L10の互換機能について説明しています。
XLデータムーバが出力するメッセージとその対処方法について説明しています。
XLデータムーバの復帰情報について説明しています。この復帰情報は、XLデータムーバのエラーメッセージやSANデータ連携製品のエラーメッセージなどに表示されることがあります。
エラーメッセージ(KJU0300EまたはKJU4290)に表示されるXLデータムーバ(サブシステム、デーモンまたはサービス)からのエラーコードの意味と対処方法を説明しています。
XLデータムーバのディスク選択ユーティリティについて説明しています。
XLデータムーバが出力するデータ転送時の統計情報について説明しています。
XLデータムーバの動作で発生したトラブルの調査資料を採取する方法について説明しています。
XLデータムーバが提供するサンプルジョブについて説明しています。
XLデータムーバのクラスタリング運用について説明しています。
本書に記載している技術用語について説明しています。
本書は、第1章から通して読んでいただければ、XLデータムーバの概要、設定、運用までひととおり理解できるように書かれています。ただし、目的に応じて作業が特定されるような場合は、それぞれ以下の章をお読みください。
XLデータムーバの概要について理解される場合
第1章 概要をお読みください。
XLデータムーバを利用および管理される場合
第2章 動作環境の設定から第10章メッセージをお読みください。
本書は以下のシステムの共通マニュアルです。
[ グローバルサーバシステムまたはPRIMEFORCE ]
[ UNIX/IAサーバシステム ]
本書を使用する際には、各システムのソフトウェア説明書を併読されることをお勧めします。
また、XLデータムーバの利用にあたっては、以下のマニュアルも併せてご覧ください。
本書では、XLデータムーバ V11のマニュアルに対して以下に示す記事の追加、変更を行っています。
本書では、説明上、次に示す記号、識別子、用語および略称を使用しています。
本書で使用している記号について説明します。
記号 意 味 製品を使用する上で注意が必要なことを記述しています。 製品を理解する上で覚えておくと便利な情報を記述しています。 製品を使用する上で参考となる情報を記述しています。 製品を使用する上で必要な入力方法についての例を記述しています。
また、ジョブ制御文、ユーティリティ制御文およびコマンドなどのパラメタを説明するために使用する記号とその意味は以下のとおりです。
記号 意 味 [ ] この記号で囲まれている項目は省略可能であることを示します。 { } この記号で囲まれている項目の中から一つを選択することを示します。
本書は、XLデータムーバのレベルで記事が異なる場合は、識別子を明示しています。識別子の意味は、以下に示すとおりです。
識別子 意 味 [L20] XLデータムーバ V11L20/2.1で追加された機能であることを示します。 [L30] XLデータムーバ V11L30/V02L20/2.2で追加された機能であることを示します。 [0230] XLデータムーバ V02L30/2.3で追加された機能であることを示します。 [V13] XLデータムーバ V11L40/13.0で追加された機能であることを示します。
本書では、XLデータムーバのバージョンレベルを明記して、機能説明を行っています。 なお、明記されているバージョンレベルは、以下に示すプラットフォームの製品が対象となります。
バージョン
レベル対象製品 V11L40 OSIV/MSP XLデータムーバ V11L40 13.0 ETERNUS SF XL-DATA/MV 13.0 (Solaris OS 版/AIX 版/HP-UX 版/Windows 版/Windows64bit 版/Linux 版/Linux64bit 版) 2.3 Softek XLデータムーバ 2.3 (Solaris OS 版/AIX 版/HP-UX 版) V02L30 Softek XLデータムーバ V02L30 (Windows 版/Linux 版/Linux64bit 版) V02L21 Softek XLデータムーバ V02L21 (Linux 版) V11L30 OSIV/MSP XLデータムーバ V11L30
OSIV/XSP XLデータムーバ V11L30
OS/390 XLデータムーバ V11L30
XLデータムーバ V11L30 (Windows 版)2.2 Softek XLデータムーバ 2.2 (Solaris OS 版/AIX 版/HP-UX 版)
XLデータムーバ 2.2 (Solaris OS 版/AIX 版/HP-UX 版/Linux 版)V02L20 Softek XLデータムーバ V02L20 (Windows 版/Linux 版) V11L20 OSIV/MSP XLデータムーバ V11L20
OSIV/XSP XLデータムーバ V11L20
OS/390 XLデータムーバ V11L20
XLデータムーバ V11L20 (Windows 版)2.1 XLデータムーバ 2.1 (Solaris OS 版/AIX 版/HP-UX 版) V11L10 OSIV/MSP XLデータムーバ V11L10
OSIV/XSP XLデータムーバ V11L10
XLデータムーバ V11L10 (Windows 版)2.0 XLデータムーバ 2.0 (Solaris OS 版/AIX 版/HP-UX 版)
また、本書は、OSIV/MSPとOSIV/XSPの共通マニュアルとして作成しています。このため、次の表に従って用語を読みかえてください。
OSIV/MSPで使用している用語 OSIV/XSPで使用している用語 DCB FCB DCBサブパラメタ FCB属性リスト DD文 FD文 DD名 アクセス名 DSNAMEパラメタ
DSNパラメタFILEパラメタ EXEC文 EX文 REGIONパラメタ RSIZEパラメタ SPACEパラメタ BLKパラメタ カタログドプロシジャ ジョブ制御マクロ 区分データセット 区分編成ファイル 順データセット 順編成ファイル データセット ファイル
本書では、製品名や用語を以下の略称で説明しています。
略称 略称が意味する製品名や用語 Solaris OS Solaris (TM) Operating System Windows NT Microsoft(R) Windows NT(R) Workstation operating system、
Microsoft(R) Windows NT(R) Server network operating systemWindows 2000 Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server operating system、
Microsoft(R) Windows(R) 2000 AdvancedServer operating system、
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional operating systemWindows Server 2003 Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition、
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition、
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, R2, Enterprise Edition、
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard x64 Edition、
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise x64 EditionWindows Server 2003 (Itanium) Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition for Itanium-based Systems、
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Datacenter Edition for Itanium-based SystemsWindows Windows NT、
Windows 2000、
Windows Server 2003、
Windows Server 2003 (Itanium)XLデータムーバ ETERNUS SF XL-DATA/MV、
Softek XLデータムーバ、
XLデータムーバGS グローバルサーバ PRIMEFORCE PRIMEFORCEマルチサーバ UNIXサーバ Solaris OS、HP-UX、AIX、Linuxが動作するサーバ IAサーバ Windowsが動作するサーバ
本書で記載する各製品名称の詳細および正式名は、各製品ソフトウェア説明書あるいはインストールガイドを参照してください。
UNIXは、X/Openカンパニーリミテッドが独占的にライセンスしている米国ならびに他の国における登録商標です。
Microsoft、Windows、Windows NTおよびWindows Serverは、米国Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。
Sun、Sun Microsystems、Sunロゴ、SolarisおよびすべてのSolarisに関連する商標及びロゴは、米国およびその他の国における米国Sun Microsystems, Inc.の商標または登録商標であり、同社のライセンスを受けて使用しています。
HP-UX は、Hewlett-Packard Company の商標です。
AIX は、IBM Corp. の商標です。
Linuxは、Linus Torvalds氏の米国およびその他の国における登録商標あるいは商標です。
HULFT-SANは、株式会社セゾン情報システムズの商標です。
その他の記載されている商標および登録商標については、一般に各社の商標または登録商標です。
なお、本書では、システム名および製品名に付記される登録表示(TMまたは(R))は、省略しています。
平成19年3月
平成13年12月 初 版 |
平成14年10月 2 版 |
平成16年11月 3 版 |
平成18年 6月 4 版 |
平成19年 3月 5 版 |
お願い
- 本書の中で分かりにくい箇所、誤っている箇所を発見された場合は、SEまたは販売員にご連絡ください。
- 本書を無断で他に転載しないようお願いします。
- 本書は予告なしに変更されることがあります。
All Rights Reserved, Copyright (C) 富士通株式会社 2001,2002,2004,2006,2007
目次
索引
![]() ![]() |