Interstage Job Workload Server クラスタ構築・運用ガイド
目次 前ページ次ページ

第3章 セットアップ> 3.2 セットアップ手順> 3.2.5 クラスタシステムへの登録

3.2.5.3 状態遷移プロシジャを利用するリソースの登録

クラスタシステムのcladdprocrscコマンドを使用して、状態遷移プロシジャをプログラムとしてクラスタシステムにリソース登録します。
運用ノード、待機ノードの両ノードで実行してリソース登録してください。


claddprocrscコマンドについては、“PRIMECLUSTER 活用ガイド <コマンドリファレンス編>”を参照してください。

◆リソース情報の設定

状態遷移プロシジャのリソース情報を設定する場合、“プロセスの再起動回数”を“0”に、“プロセスの再起動間隔”を“0”に、“プロセスの再起動回数の初期化”を“しない”に設定してください。

◆状態遷移指示タイミングの設定

登録する状態遷移プロシジャに対し、以下に示すタイミングで呼び出されるように設定してください。

[START-RUN]
・AFTER
・CUTOFF/BUILDIN

[START-WAIT]
・AFTER

[STOP-RUN]
・BEFORE

[STOP-WAIT]
・BEFORE

[FAIL-RUN]
・BEFORE

[FAIL-WAIT]
・BEFORE

◆リソースの起動優先度

プロシジャクラスのBasicApplicationに登録するリソースの起動優先度を、以下の表の、起動優先度の値が小さい順に呼び出されるように設定してください。

状態遷移プロシジャ名

起動優先度(※)

userApplication名.APFW_NS_INTERSTAGE

150

userApplication名.JMX_INTERSTAGE

200

userApplication名.IS_INTERSTAGE

300

userApplication名.ODWU_INTERSTAGE

400

userApplication名.BTFW_INTERSTAGE

500

※ リソースを登録する際、ほかのリソースと重複しなければ本表の値を指定してください。claddprocrscコマンドを実行する場合、-pオプションに本表の値を指定してください。

コマンドの実行例を以下に示します。

claddprocrsc -k IS_INTERSTAGE (※)
 -m IS_INTERSTAGE (※)
 -c BasicApplication
 -K AFTER -w -L AFTER -S BEFORE -T BEFORE -V BEFORE -W BEFORE -u 0 -t 0 -p 300

※ “状態遷移プロシジャの登録”で-mオプションに指定した状態遷移プロシジャ名を指定します。登録する状態遷移プロシジャに合わせて変更してください。

目次 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2007