Interstage Application Server Smart Repository運用ガイド
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第3章 環境構築(RDBを使用する場合)> 3.4 Symfoware/RDBの構築> 3.4.4 Symfoware/RDBセットアップ

3.4.4.4 監査ログデータベースのセットアップ

 監査ログ運用をする場合は、監査ログデータベースのセットアップをします。

 以下の手順で監査ログデータベースのセットアップを行ってください。

  1. ロググループ管理ファイルの作成
  2. 監査ログデータベースのログ管理ファイルの作成
  3. 監査ログデータベースのテンポラリログファイルの作成
  4. 監査ログデータベースの作成
  5. 監査ログの取得範囲の選択
  1. ロググループ管理ファイルの作成

     監査ログ運用を行うには監査ログデータベースのロググループを作成します。すでにスケーラブルログ運用を行っている場合、以下の作業は不要です。スケーラブルログ運用を行っていない場合、以下の作業を行ってロググループ管理ファイルを作成してください。

     Symfoware/RDBが起動状態であれば、Symfoware/RDBを停止してください。

     RDB構成パラメタファイルのRDBLOGGROUPMANAGEに、ロググループ管理ファイルの配置先のローデバイスまたはディレクトリのパス名を指定します。

     RDB構成パラメタファイルの詳細は、Symfoware Serverのマニュアル“セットアップガイド”の“Symfoware/RDB運用パラメタの定義”を参照してください。

     RDB構成パラメタファイルのRDBLOGGROUPMANAGEを指定した後、rdblogコマンドの-Mオプションでロググループ管理ファイルを作成します。

  2. 監査ログデータベースのログ管理ファイルの作成

     監査ログデータベースのログ管理ファイルを作成します。ログ管理ファイルの作成は、rdblogコマンドの-Iオプションおよび-gオプションで行います。ロググループ名には“#RDBII_ADTLOG#”を指定してください。

  3. 監査ログデータベースのテンポラリログファイルの作成

     監査ログデータベースのテンポラリログファイルの作成はrdblogコマンドの-Gオプション、-tオプションおよび-gオプションで行います。ロググループ名には、“#RDBII_ADTLOG#”を指定してください。

  4. 監査ログデータベースの作成

     監査ログを取得するための監査ログデータベースを作成します。

    1. 監査ログデータベースの作成

      監査ログデータベースの作成は、rdbauditコマンドの-cオプション、-nオプション、-sオプション、および-rオプション(または-fオプション)で行います。
      Symfoware/RDBを起動してから、rdbauditコマンドを実行してください。


       監査ログデータベースを1つのディスクに作成すると、監査ログデータベースにディスク入出力障害が発生した場合に監査ログ運用が続行できなくなります。このため、監査ログエレメントの追加操作により、あらかじめ複数のディスクに監査ログエレメントを分散配置することをお勧めします。

    2. 監査ログエレメントの追加

       監査ログエレメントの追加は、rdbauditコマンドの-aオプション、-nオプション、-rオプションで行います。

  5. 監査ログの取得範囲の選択

     監査ログの取得範囲や監査ログデータベースが満杯時の対処方法を、SET SYSTEM PARAMETER文でチューニングします。

 詳細は、Symfoware Serverのマニュアル“セットアップガイド”の“コマンドによるSymfoware/RDBのセットアップ”を参照してください。


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