Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - |
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第4章 イベント監視の設定をする | > 4.3 イベント監視の条件を定義する |
イベント監視の条件とは、システムで発生したイベントに対して、どのような処理を施すかを特定するための条件のことです。例えば、深夜に重要度の高いイベントが発生した場合は、ポケットベルを鳴らして管理者に通報したり、対処方法が判明しているイベントが発生した場合は、自動対処を行うアプリケーションを起動するよう定義します。
イベント監視の条件を設定する手順について説明します。
Systemwalkerでは、次のイベントを監視することができます。
注)“転送されたイベントログ”に出力されたイベントは監視対象外です。
これらのイベントを監視対象とするために、以下の3種類のイベントとして監視の条件を設定します。
イベントの種類 |
説明 |
監視対象イベント |
イベントログ |
イベントログに出力されるメッセージを監視します。形式は、Windowsのイベントビューアで確認できます。 |
|
ログファイル監視 |
ログファイルの増分を監視します。増分がメッセージとして監視されます。形式は、“ラベル名+エラー種別+メッセージ(1行単位)”です。ログファイルを監視する場合は、監視対象とするログファイルを登録します。詳細については、“監視するログファイルを登録する”を参照してください。 |
|
監視メッセージ |
システム監視で扱うメッセージを監視します。定義先システムより論理的階層が下位に位置する、システム監視エージェントより送られてくる中継メッセージです。形式は、システム監視機能のイベント監視の画面で確認できます。 |
|
監視するメッセージを特定し、各イベントに対する処理方法(アクション)を検討します。
詳細については、“監視するメッセージを定義する”を参照してください。
詳細については、“アクションを定義する”を参照してください。
詳細については、“アクションの実行条件を定義する”を参照してください。
イベント監視の条件にアクション定義を行う場合の注意事項
[イベント監視の条件定義]ウィンドウには、定義した内容が“メッセージを特定する条件”単位に一覧表示されます。定義した内容は、一覧の上から下に順番に処理されます。したがって、以下の点を考慮して、定義の順番を検討する必要があります。
なお、[メッセージ監視]の場合は、必ず、[上位優先]となり、上から順に“メッセージを特定する条件”を比較し、初めて一致した場合にアクションが実行されます。以降の定義は実行されません。
次のアクションを利用する場合は、アクションの実行環境(アクション環境設定)を定義します。
また、次のアクションを別のWindows(R)コンピュータで実行する場合も、実行環境を定義します。
アクション環境設定の詳細については、“アクションを定義する”を参照してください。
イベント監視の条件定義を、以下のパターンについて説明します。パターンごとに、イベント定義およびアクション定義を、どのサーバで何を定義するのかを表に示します。
イベント定義のパターン |
(a) |
(b) |
(c) |
(d) |
参照先 |
|
業務サーバ |
ログの定義 |
△ |
△ |
× |
- |
|
メッセージの定義 |
○ |
○ |
× |
- |
||
アクション定義 |
× |
× |
× |
- |
||
部門管理サーバ |
ログの定義 |
× |
△ |
× |
- |
|
メッセージの定義 |
× |
○ |
× |
- |
||
アクション定義 |
× |
△ |
× |
- |
||
運用管理サーバ |
ログの定義 |
× |
× |
△ |
- |
|
メッセージの定義 |
○ |
○ |
○ |
○ |
||
アクション定義 |
○ |
○ |
○ |
○ |
||
運用管理クライアント |
ログの定義 |
× |
× |
× |
× |
|
メッセージの定義 |
× |
× |
× |
× |
||
アクション環境 |
× |
× |
× |
○ |
○: 設定する(必須) △: 設定する(選択) ×: 設定しない
−: 関係しない
監視するメッセージが同じであれば、運用管理サーバ、部門管理サーバ、業務サーバでのメッセージ定義は、同じ定義を設定します。
Systemwalker Operation Managerと同時に運用する場合
Systemwalker Centric ManagerをSystemwalker Operation Managerと同時に運用する場合、イベント/アクションの定義やアクション環境の定義は、[システム監視設定]ダイアログボックスから[イベント監視の条件定義]ウィンドウ、または[アクション環境設定]ダイアログボックスを表示して行います。
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