Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - |
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第4章 イベント監視の設定をする |
システムで発生したイベントに対して、監視の対象にするイベントを設定します。また、監視したイベントに対するアクションを設定します。アクションの実行は、時間帯などの条件を設定することもできます。
イベントを監視する条件は、運用管理サーバまたは運用管理クライアントからポリシー設定で環境定義することができます。また、ポリシーによる設定以外に、それぞれのサーバ、クライアントごとに設定することもできます。以下に設定手順を説明します。
→[監視ツリーの選択]ダイアログボックスが表示されます。
→[イベント監視の条件定義]ウィンドウが表示されます。
ポリシー設定時の注意
複数のバージョン・レベルが混在するフォルダに対してポリシーを設定する場合は、一番古いバージョン・レベルの仕様の範囲で設定できます。
ポリシー配付先がUTF-8環境(SolarisまたはLinux)の場合
ポリシー配付先のノードがUTF-8環境の場合、配付された定義ファイル内の文字列が、UTF-8コードで最大長を超えていないかがチェックされます。コード変換に失敗した場合およびUTF-8コードで最大長を超えた場合、定義形式異常と認識され、運用管理サーバ側では、ポリシー配付失敗と表示されます。また、配付先のシスログにエラーメッセージが出力されます。
ポリシーの簡易設定の手順については、“Systemwalker Centric Manager クイックガイド”を参照してください。
ポリシーの簡易設定により環境定義を行った場合、イベント監視の条件定義にテンプレート定義が以下の形式で追加されます。
各製品のテンプレート定義は、テンプレート開始行とテンプレート終了行の間に追加されます。
テンプレート開始行とテンプレート終了行の形式は以下の通りです。
分類 |
定義項目 |
定義内容 |
[イベント定義] |
[ホスト名の特定] |
###Systemwalker Templates Start### |
[メッセージタイプの特定] |
[特定しない] |
|
[重要度の特定] |
[特定しない] |
|
[ラベル名の特定] |
[特定しない] |
|
[監視イベント種別の特定] |
[特定しない] |
|
[通報番号の特定] |
[特定しない] |
|
[エラー種別の特定] |
[特定しない] |
|
[メッセージテキストの特定] |
[特定しない] |
|
[アクション定義] (注1) |
[ログ送信] |
[しない] |
[上位送信] |
[しない] |
|
[監視イベント種別の設定] |
[変更しない] |
|
[重要度の設定] |
[変更しない] |
|
[メッセージ一覧に表示する色の変更設定] |
変更しない |
|
[通報番号の設定] |
[変更しない] |
|
[メッセージの編集] |
変更しない |
注1)メッセージ監視アクション以外のアクション定義は設定しません。
分類 |
定義項目 |
定義内容 |
[イベント定義] |
[ホスト名の特定] |
###Systemwalker Templates End### |
[メッセージタイプの特定] |
[特定しない] |
|
[重要度の特定] |
[特定しない] |
|
[ラベル名の特定] |
[特定しない] |
|
[監視イベント種別の特定] |
[特定しない] |
|
[通報番号の特定] |
[特定しない] |
|
[エラー種別の特定] |
[特定しない] |
|
[メッセージテキストの特定] |
[特定しない] |
|
[アクション定義] (注1) |
[ログ送信] |
[しない] |
[上位送信] |
[しない] |
|
[監視イベント種別の設定] |
[変更しない] |
|
[重要度の設定] |
[変更しない] |
|
[メッセージ一覧に表示する色の変更設定] |
変更しない |
|
[通報番号の設定] |
[変更しない] |
|
[メッセージの編集] |
変更しない |
注1)メッセージ監視アクション以外のアクション定義は設定しません。
テンプレート定義を設定済みの定義に対して、再度、ポリシーの簡易設定で、テンプレートの設定を行った場合、テンプレート開始行とテンプレート終了行の間が入れ替わります。ポリシーの簡易設定画面で、テンプレートを設定する製品を選択しなかった場合、テンプレート開始行とテンプレート終了行の間の定義は削除されます。
→[システム監視設定[接続先設定]]ダイアログボックスが表示されます。
→[システム監視設定]ダイアログボックスが表示されます。
→[イベント監視の条件定義]ウィンドウが表示されます。
クライアントにイベント監視機能を選択インストールし、クライアントで発生するイベントを監視する場合は、以下の方法でイベント監視の定義を行います。
→[システム監視クライアント設定]ダイアログボックスが表示されます。
→[イベント監視の条件定義]ウィンドウが表示されます。
[システム監視クライアント設定]ダイアログボックスを起動するには、Administrator権限が必要です。
UTF-8コードに変換する際、各領域の最大長を超えた場合は、以下のポップアップメッセージが[イベント監視の条件定義]画面に表示されます。
イベント監視の条件定義の登録に失敗しました。接続先のイベントログまたはシスログを参照してください。コード:9999 |
また、シスログにメッセージが出力され、エラーの含まれる定義が下記ディレクトリにcsvファイル形式で出力されます。
csvファイル出力先 |
/var/opt/FJSVfwaos/tmp |
csvファイル名 |
eventact.csv |
定義の保存に失敗した場合、[イベント監視の条件定義]画面は終了するため、定義画面から定義内容を修正することができません。このため、上記のcsvファイルを直接編集し、[イベント監視の条件定義]のCSV読み込みコマンド(aoseadef)を使用して、定義ファイルに反映させてください。コマンドの詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
運用管理サーバにおいてUTF-8固有の文字は、代替文字“_”(アンダースコア)に変換してイベント監視を行います。運用管理サーバで、UTF-8固有文字を含むメッセージを監視する場合は、イベント監視の条件定義のイベント定義に、代替文字“_”を使用することで監視が可能です。
部門管理サーバ、または業務サーバにおいて、UTF-8固有文字を含むメッセージを監視する場合は、イベント監視の条件定義のイベント定義に、代替文字“.*”を使用することで監視が可能です。
なお、本項では運用管理サーバまたは運用管理クライアントからポリシー設定で環境定義する手順について説明します。
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