Systemwalker Centric Manager バージョンアップガイド - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 - |
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第1章 対象製品と条件 | > 1.5 バージョンアップ時の注意 |
運用管理サーバをバージョンアップする場合、以下の点に注意してください。
移行先コンピュータでは、運用管理サーバの環境作成の開始から移行データの復元作業(swtransコマンド)が完了するまでの間、Systemwalkerのデーモン起動やシステムの再起動を行わないようにしてください。
1度でもSystemwalker Centric Managerのサービスを起動してしまうと、作成した運用環境を削除し、再度、運用環境の復元作業をやり直す必要があります。
運用環境を削除するには、“Systemwalker Centric Manager 導入手引書”の“運用管理サーバの運用環境を削除する【Windows版】”を参照し、その後に本マニュアルの“運用環境の復元”または“運用環境の復元/環境作成”を参照して運用環境の復元作業をやり直してください。
バージョンアップ中にエラーが発生した場合は、エラーの原因を取り除いてから、再度、バージョンアップ作業を実施してください。エラー発生した環境において、再度、[運用環境保守ウィザード]を起動した場合、状況に応じて適切なメッセージが出力される場合があります。[運用環境保守ウィザード]の画面にメッセージが表示されている場合は、その指示に従ってください。
swmoveコマンドが途中でエラーになった場合、手操作でディレクトリ内のファイルやサブディレクトリを削除しないでください。退避先ディレクトリを変更せず、そのまま移行コマンドを再実行してください。退避先に指定したディレクトリ配下のデータは、移行が完了するまで削除しないでください。
容量不足などで、退避先ディレクトリを変更する場合は、変更前の退避先ディレクトリ中の全ファイルとディレクトリを、変更後のディレクトリに移動してください。移動後にswmoveコマンドの再実行を行ってください。
SystemWalker/CentricMGR 4.1/V4.0L20以前の製品からバージョンアップする場合、以下の定義およびファイルは移行されません。
SystemWalker/CentricMGR V4.0L20以前の製品からバージョンアップする場合、以下の定義情報は移行されません。
“バージョンアップ【Windows版】”では、ヘルプデスクのデータベースが、Systemwalker標準データベース、またはSymfoware Serverの場合の手順を説明しています。
その他のデータベースを使用している場合で、引き続きヘルプデスク機能を使用する場合は、“ヘルプデスクデータベースの移行(他社データベースを使用している場合)【Windows版】”を参照して、ヘルプデスクデータベースの移行を行ってください。
SystemWalker/CentricMGR 5.0/V5.0L10以降の運用管理サーバでSystemwalker for Oracleの関係管理環境を作成している場合、Systemwalker Centric Managerのバージョンアップ作業の前後に以下の作業が必要です。
各作業の詳細は“Systemwalker for Oracleのオンラインマニュアル”を参照してください。
NetWalker/Baseの旧バージョンが退避されたことを確認してください。以下の退避先ディレクトリが作成されていない場合、旧環境は退避されていません。
NetWalker/Baseは、Export操作によりNW2V5.configファイルが作成されていない場合、swmoveコマンドの対象にならず旧環境が退避されません。
NetWalker/Baseの退避に失敗した場合は、以下の手順で移行します。
NetWalker/Baseが移行されなかったときに指定したディレクトリとは別の退避先ディレクトリを指定して、swmoveコマンドを実行します。
NetWalker/Baseは最大31日23時間59分59秒(=2764799秒)の設定が可能ですが、SystemWalker/CentricMGR 5.0以降は、18時間12分(=65520秒)です。移行時にSystemWalker/CentricMGR 5.0以降で指定できる値の最大値を超えている場合は、65520秒が設定されます。
ノード状態の表示はNetWalker/Baseのマップポーリングと同等機能です。
NetWalker/Baseでは、ルータのインタフェース単位に設定が可能ですが、SystemWalker/CentricMGR 5.0以降では代表インタフェースにしか機能しません。移行時、代表インタフェース以外の設定は無視されます。
ノード状態の監視はNetWalker/Baseのノードポーリングと同等機能です。
NetWalker/Baseは秒単位で設定可能ですが、SystemWalker/CentricMGR 5.0以降は分単位でだけの設定が可能です。そのため、例えば200秒で移行した場合、SystemWalker/CentricMGR 5.0以降の画面では3分に見えますが、実際の動作は200秒になります。また、その後設定を4分に変更すると240秒、2分に変更すると120秒になります。
NetWalker/Baseでは、LAN管理アドバイザ/HUBと同時に動作させることによりマップ上のHUBアイコン配下にノードが接続されましたが、SystemWalker/CentricMGR 5.0以降では同様の描画は行えません。
NetWalker/Baseのマップポーリング間隔は、マップごとに設定されていますが、マップは必ずしもセグメントには対応していません。また、マップ階層構造の移行ができないため、ポーリング間隔はノードに設定して移行します。
移行後にポーリング間隔を変更したい場合、ノードごとに行う必要があります。作業を軽減するためには、移行前にNetWalker/Baseのマップポーリング間隔を変更しておく必要があります。
また、移行後に複数のノードの設定を変更する場合は、ノード管理ツリーを作成することにより、複数ノードに対する一括変更が実現可能です。
Systemwalker Centric Manager V13.1.0のサーバに Systemwalker CentricMGR 10.1/V10.0L21以前のメータリングクライアントを接続すると、サーバとの接続エラーが発生します。また、メータリングデータの転送が行われないため、クライアント環境にメータリングデータが蓄積される状態になってしまいます。
イベントログに以下のメッセージが出力されます。
「Service:通信処理において指定したサーバが未起動のため、接続できません。Policy」 |
上記接続エラーが表示される場合には、以下の手順でメータリングサービスを[手動]に変更することで対処してください。
“Systemwalker MpMTClient” |
以下の手順で、メータリングデータを削除してください。
以下のサービスを停止します。
“Systemwalker MpMTClient” |
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpmtmg\client\etc\mtpolcl |
MeteringセクションのCollectSoftwareMetering キーを「N」に変更します。
[Metering] |
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpmtmg\client\var\meter\data |
部門管理サーバや業務サーバでは、クライアントから転送されたメータリングデータを上位サーバに転送しようとしますので、以下の手順で、メータリングデータを削除してください。
サービスの自動起動を行わない場合は、以下のどちらかの方法で行ってください。
サービス起動・停止制御ファイル(USERCMGR.INI)ファイルの編集方法については、V10.0L21以前の“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
以下のコマンドを使用して、すべてのメータリングデータを削除してください。
mtdltid(メータリングデータ削除コマンド) |
mtdltidコマンドの詳細については、V10.0L21以前の“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
デーモンの自動起動を行わない場合は、/etc/opt/FJSVftlc/daemon/custom/rc3.ini のデーモン起動・停止制御ファイルにある以下の行を無効にします。
DAEMON34="/opt/FJSVsmtmg/etc/init.d/FJSVsmtmg start" |
デーモン起動・停止制御ファイルについては、10.1以前の“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
以下のコマンドを使用して、すべてのメータリングデータを削除してください。
mtdltid(メータリングデータ削除コマンド) |
mtdltidコマンドの詳細については、10.1以前の“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
Windows(R) 2000 Server以降でリモートデスクトップ(ターミナルサービス)を使用している場合は、以下の指示に従ってください。
[運用環境保守ウィザード]を起動する前に、システムモードをインストールモードに切り替えてください。インストールモードへの切替えを行った場合は、作業終了後にシステムのモードを実行モードに戻してください。
システムのモードの確認および変更は、以下のコマンドで行います。
change user /QUERY |
change user /INSTALL |
change user /EXECUTE |
システムモードの切替えは必要ありません。
Mp_ReadMsg()/Mp_GetMsgMap()、Mp_ReadMsgLog()で出力される“ostype”(OS種別)はSystemwalker Centric Manager 11.0/V11.0L10と10.1/V10.0L21以前とでは以下が異なります。なお、Mp_GetMsgMap()はWindows版だけです。
メッセージのOS種別 |
11.0/V11.0L10 以降 |
11.0/V10.0L21 以前 |
WindowsNT |
OP_WINDOWSNT |
OP_WINDOWSNT |
HP-UX |
OP_HPUX10 |
OP_HPUX9 |
Mp_ReadMsg()/Mp_GetMsgMap()、Mp_ReadMsgLog()を使用し“ostype”を参照しているアプリケーションがある場合は、参照値を上記のように変更してください。なお、この変更は運用管理サーバだけです。
Systemwalker CentricMGR V10.0L21以前の運用管理サーバと、V11.0L10以降の運用管理サーバとでは、以下のコマンドの格納ディレクトリに違いがあります。
そのため、上記コマンドをバッチプログラムなどで起動している場合はバッチファイルの変更が必要になります。
[Systemwalker CentricMGR V10.0L21以前の場合のコマンド格納ディレクトリ]
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\MpFwbs\bin |
[Systemwalker Centric Manager V11.0L10以降の場合のコマンド格納ディレクトリ]
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\MpNetmgr\bin |
コマンドの詳細は、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
Systemwalker Centric Manager V12.0L10/12.0以降ではノード検出を行う際、初期設定では既存ノードのプロパティにおける[ネットワーク]タブの[ホスト名]、および、[インタフェース]タブにおける[代表][インタフェース名]を変更しません。
ノード検出を行う際に既存ノードの[ホスト名]、および[代表][インタフェース]を変更する必要がある場合、バージョンアップ後に下記の手順でノード検出のポリシーを再設定する必要があります。
→[ノード検出]ダイアログボックスが表示されます。
部門管理サーバがSystemwalker Centric Manager V11.0L10/11.0以前の場合、部門管理サーバ配下のセグメントフォルダに対して設定されたポリシーによるノード検出では、必ず、[既存ノードのプロパティ変更]を[する]で設定した動作となります。
ノード検出の設定に関する詳細は、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“定期的にノード検出する”を参照してください。
V13.1.0のMpmsgpsv、Mpevtpsvコマンドで作成したファイルは11.0/V11.0L10以前のopmtrcsv、opmtrcsv2、opmtrget、opamsgrevコマンドでは読み込みできません。
11.0/V11.0L10以前のMpmsgpsv、Mpevtpsvコマンドで出力したファイルはV13.1.0のopmtrcsv、opmtrcsv2、opmtrget、opamsgrevでは読み込みができます。
以下の条件すべてに該当する場合、バージョンアップを実施することはできません。
移行元と移行先の環境が、ともにSymfoware Serverがインストールされていない環境に本製品をインストールして構築した環境である場合は、問題なくバージョンアップを実施することができます。
データベースの文字コード系の確認方法を以下に示します。
以下の順番でコマンドを実行し、実行結果の“Data Code”の値を確認します。
【Solaris版】
# LD_LIBRARY_PATH=/opt/FSUNrdb2b/lib:/etc/opt/FSUNiconv/lib:$LD_LIBRARY_PATH |
【Linux版の場合】
# LD_LIBRARY_PATH=/opt/FJSVrdb2b/lib:/etc/opt/FSUNiconv/lib:$LD_LIBRARY_PATH |
実行結果の例)EUC_U90の場合
Code Information Data Code ...... EUC_U90 |
“Data Code”が“EUC”と出力された場合は、“EUC_U90”が設定されていることを意味しています。
システムのデフォルトロケールが“EUC”の場合は、データベースの文字コード系は“EUC_U90”として設定されています。
インストール時に指定したコード系がデータベースの文字コード系に設定されています。RDBシステムが構築されている場合は、rdbprtコマンドで確認することができます。詳細は、製品版Symfoware Server のマニュアルを参照してください。
該当製品のマニュアルを参照してください。
Systemwalker Service Quality Coordinatorの、Manager、またはAgentを導入し、Systemwalker Centric ManagerのRDBシステム(RDBシステム名:CENTRIC)を性能監視している場合は、バックアップ/リストアを行う前にSystemwalker Service Quality Coordinatorを停止するなどして、Systemwalker Centric Manager RDBシステムの性能情報収集処理を停止してください。
詳細は、Systemwalker Service Quality Coordinator のマニュアルを参照してください。
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