Netcompo アプリケーション会話サービス 2.1.1 LU0会話サービス編 - Solaris OE -
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第3章 導入

本章では、LU0会話サービスを使用する前に準備すべきことについて説明します。

3.1 インストール

ソフトウェアのインストール方法については、本製品のインストールガイドを参照してください。

3.2 LU0ライブラリの動的リンク

アプリケーションプログラムのコンパイル時に、以下のコンパイルオプションを指定します。

以下の例では、アプリケーションプログラムの名前をaplとしています。


    cc apl.c -L/opt/FSUNnet/lib -R/opt/FSUNnet/lib -llu0api_r -I/opt/FSUNnet/include

本ライブラリをリンクする場合、環境変数で以下のパスを定義する必要があります。

LD_LIBRARY_PATH=/opt/FSUNnet/lib
LD_RUN_PATH=/opt/FSUNnet/lib

ccコマンドについては、Sun WorkShopのオンラインマニュアルを参照してください。

3.3 環境設定

以下の各環境設定の内容を確認してください。

3.3.1 システム環境設定

LU0会話サービスでは、LU0会話サービスとLU0動的リンクライブラリの間で、ストリーム、共用メモリを使用しています。

LU0会話サービスが動作する上で必要となる各システム資源の数について以下に説明します。

以下に説明するシステムパラメは、LU0会話サービスで必要なる資源数であり、他の製品で必要となる資源については考慮されていません。

他の製品で必要となる資源については、他の製品のマニュアルなどを参照してください。

既に値が設定してある場合は、各パラメタの計算結果を設定されている値に加えてください。

また、各パラメタを省略した場合のデフォルト値は、Solarisマニュアルの"Solarisのシステム管理"を参照してください。

説明の中のLUとは、FNA-BASE環境定義ファイル(/etc/opt/FSUNnet/vcp配下のfnaparm)のvluオペランドのnameパラメタで存在しているもので、LU0会話サービスが使用するものの総数です。

■本体プロセスで使用するシステム資源

LU0会話サービスの本体プロセスが動作するために必要なシステム資源を以下に説明します。

◆共有メモリ識別の数

(LU数*4)の値が、(1プロセス内でのlu0getbマクロ命令発行数*2)の値より大きいか同じ場合。

(LU数*4)の値が、(1プロセス内でのlu0getbマクロ命令発行数*2)の値より小さい場合。

◆プロセス毎のセグメント

(LU数*4)の値が、(1プロセス内でのlu0getbマクロ命令発行数*2)の値より大きいか同じ場合。

(LU数*4)の値が、(1プロセス内でのlu0getbマクロ命令発行数*2)の値より小さい場合。

◆共有メモリセグメントの最大サイ

◆共有メモリセグメントの最小サイ

■ライブラリで使用するシステム資

アプリケーションプログラムにリンクするLU0ライブラリで使用するシステム資源を以下に示します。本値は、アプリケーションプログラムで使用するシステム資源に加える必要があります。

共用メモリのシステム資源については、LU0ライブラリで使用するプロセス毎のセグメント数は本体プロセスの計算式に含まれるため、不要です。

◆最大ファイル

値を変更した場合、以下の操作をしてください。

  cd /
  sync(数回実行してください)
  その後、以下のコマンドを実行してシステムの再起動してください。
  /usr/sbin/shutdown -y -i6 -g0

3.3.2 FNA-BASE環境設

FNA-BASE環境設定のfnaparmファイ(/etc/opt/FSUNnet/vcp/fnaparm)の内容を以下の設定にしてください。

詳細は、"ネットワーク機能使用手引書 メインフレーム接続編"を参照してください。


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