Interstage Job Workload Server 運用ガイド
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目次
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4.4.3 バッチ業務の変更
バッチ業務の変更には以下があります。
- ジョブの追加/削除/変更
- 運用者の変更
- 業務データ量の増加に伴う変更
- デフォルトジョブキューの変更
- イニシエータの開始方法の変更
- バッチワークユニットの運用関連の変更
- ジョブの実行環境の多重度の変更
バッチ業務の変更により、各ジョブの実行時間が変わることで、以下についても変わる場合があります。
- 同時に実行するジョブ
- ジョブキュー内で同時に実行されるジョブの数
バッチ業務を変更するときは、上記のことも十分考慮して行ってください。
特に、同時に複数のジョブネットが稼働するバッチ業務などは、注意してください。
バッチ業務の変更により、同時に実行するジョブや、同時に実行されるジョブの数が変わることについて以下に図で説明します。
バッチ業務の変更前と変更後で、変化が発生した場合は、以下のことに注意してバッチ業務のスケジューリングを行ってください。
- 同時実行するジョブが使用する資源
同時実行するジョブが変わる場合は、同時に実行するジョブが使用するファイル資源に、同じファイルが存在しないか確認してください。
同じファイルを使用していた場合は、同時実行されても、片方のジョブがファイル排他待ちとなり、実行中状態で待機しバッチ業務の遅延につながります。
同時実行されるジョブ数が増加する場合は、必要に応じて以下のバッチサーバ環境の設定を変更してください。
- 対象ジョブキューの投入可能ジョブ数
対象ジョブキュー内で同時実行されるジョブ数が増加する場合、対象ジョブキューの投入可能ジョブ数を超えるかを検証してください。
超える場合は、ジョブキューの投入可能ジョブ数を適切な値に変更してください。
- ジョブスプールの投入可能ジョブ数
対象ジョブキュー内で同時実行されるジョブ数が増加する場合、バッチサーバ全体で同時実行されるジョブの数が、ジョブスプールの投入可能ジョブ数を超えるか検証してください。
超える場合は、ジョブスプールの投入可能ジョブ数を適切な値に変更してください。
- ジョブスプール格納ディレクトリ
ジョブスプールの投入可能ジョブ数を増加させた場合、ジョブスプールのディスク容量を再度見積もってください。
見積もった値が、現在のディスク容量を超える場合は、ジョブスプール格納ディレクトリを変更してください。
- ジョブログスプール格納ディレクトリ
ジョブスプールの投入可能ジョブ数を増加させた場合、ジョブログスプールのディスク容量を再度見積もってください。
見積もった値が、現在のディスク容量を超える場合には、ジョブログスプール格納ディレクトリを変更してください。
ジョブの実行環境の変更は、“Interstage Job Workload Server セットアップガイド”の“バッチサーバ環境の設定変更”を参照してください。
対象ジョブキュー内で同時実行するジョブの数が増加し、設定したジョブの多重度を超えた場合、同時実行するジョブの一部が実行待ちとなり、バッチ業務の運用が遅延します。
また、同時実行するジョブが減る場合、ジョブの実行環境に必要以上の実行プロセスが常駐することになるので、以下のバッチサーバ環境の設定を変更してください。
ジョブの多重度を変更するには、ジョブの実行環境の再セットアップが必要となります。
ジョブの多重度を増やす場合は、バッチサーバのCPUやメモリ量などの資源を考慮してください。
ジョブの多重度の変更は、“Interstage Job Workload Server セットアップガイド”の“ジョブの多重度の変更”を参照してください。
- 4.4.3.1 ジョブの追加/削除/変更
- 4.4.3.2 運用者の変更
- 4.4.3.3 業務データ量の増加に伴う変更
- 4.4.3.4 デフォルトジョブキューの変更
- 4.4.3.5 イニシエータの開始方法の変更
- 4.4.3.6 バッチワークユニットの運用関連の変更
- 4.4.3.7 ジョブの実行環境の多重度の変更
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