Interstage Job Workload Server 運用ガイド
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第4章 保守> 4.3 ログの運用> 4.3.1 実行履歴ログの運用

4.3.1.1 実行履歴ログ出力エラー時の対処

ファイルシステムの容量不足やI/Oエラーなどの原因により、実行履歴ログファイルへメッセージを出力できない場合があります。
この場合、バッチ実行基盤は、システムログへエラーメッセージを出力し、エラーとなったレコードを破棄します。
さらに、実行履歴ログの出力を停止します。
実行履歴ログの出力を停止している間は、ログは採取されません。

実行履歴ログ出力時のエラーによって、実行中のジョブが異常終了することはありません。
また、バッチシステムが停止することもありません。
実行履歴ログの出力停止は、バッチ受付サービスを再度開始するまで継続します。

したがって、管理者はシステムログに出力されるエラーメッセージを監視してください。
実行履歴ログ出力時のエラーメッセージが出力された場合には、暫定対処として以下の手順で行ってください。

  1. 実行履歴ログの格納先のファイルシステム内の不要なファイルを削除してください。
  2. 古い実行履歴ログファイル(本日分の実行履歴ログファイルを除く)をすべて、バッチシステムが使用していないファイルシステム配下に退避後、削除してください。
  3. バッチ業務の運用を区切りのよいところで、“バッチシステムの運用停止”を行ってください。
  4. バッチシステムの運用開始”に従って、バッチ業務を再開してください。

暫定対処を実施後、実行履歴ログの出力先のファイルシステム上に、バッチシステム以外のファイルが格納されないように対処してください。


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