Interstage Job Workload Server 運用ガイド |
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第4章 保守 | > 4.1 バッチシステムの退避/復元 | > 4.1.5 一括退避/復元のサンプル |
退避簡易化ツールを使用したバッチサーバ環境資源の一括退避について説明します。
以降の説明は、提供した退避簡易化ツールをそのまま使用した場合を前提に記載しています。
以下の退避簡易化ツールを使用します。
退避簡易化ツールを使用したバッチサーバ環境資源の一括退避の手順を以下に示します。
退避簡易化ツールを使用しないときの各退避作業については、“バッチサーバ環境資源の退避”を参照してください。
バッチサーバ環境資源の容量見積もり用サンプルでは、Interstageのサービス資源を退避するために必要なディスク容量の見積りは行いません。
Interstageのサービス資源を退避するために必要なディスク容量は、“Interstage Application Server 運用ガイド”の“概要と対象ファイル”に示すバックアップ対象資源の合計量となります。
バッチサーバ環境資源の退避用サンプルを使用して退避した各資源の退避先(ディレクトリ名)を以下に示します。
退避対象の資源 |
退避先 (ディレクトリ名) |
---|---|
バッチサービス資源 |
退避ディレクトリ/btfw |
/opt/FJSVibs/etcディレクトリ配下 |
退避ディレクトリ/ibsetc |
/opt/FJSVibs/varディレクトリ配下 |
退避ディレクトリ/ibsvar |
バッチワークユニットの配備元資源 |
バッチワークユニット毎に以下のディレクトリに退避します。 退避ディレクトリ/wu/バッチワークユニット名 |
配置したコマンドやシェルスクリプト |
退避簡易化ツール実行時に指定したユーザ資源のリストを以下に退避します。 ユーザ資源のリストに記述された順番に、以下のような構成で対象のユーザ資源をディレクトリに退避します。 |
rcプロシジャ |
退避ディレクトリ/rc |
Interstageのサービス資源 |
Interstageサービス資源の一括退避シェルに記述した退避先に退避されます。 |
※ 退避ディレクトリ:バッチサーバ環境資源の退避用サンプルの実行時に指定する“退避ディレクトリ”です。
復元時に復元簡易化ツールを使用しない場合には、バッチサーバ環境資源の各資源の退避先(ディレクトリ名)を把握しておく必要があります。
退避簡易化ツール(バッチサーバ環境資源の容量見積もり用サンプル、およびバッチサーバ環境資源の退避用サンプル)を使用して、バッチサーバ環境資源を一括退避する場合、退避簡易化ツールごとに注意事項がありますので、各サンプルの説明を必ず読んでから作業を行ってください。
また、退避簡易化ツールを使用して退避した資源を、復元する場合には以下の注意事項があります。退避するときから注意して作業してください。
さらに、バッチサーバ環境の整合性を保証するために、退避簡易化ツール実行時に以下のオプションを指定することを推奨します。
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