Interstage Job Workload Server 運用ガイド |
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第2章 通常運用 | > 2.1 バッチシステムの運用 | > 2.1.5 ジョブログの運用 |
ジョブログスプールに格納されたジョブログファイルは、削除されるまで残ります。
したがって、そのままにしておくと以下の問題が発生します。
ジョブログスプールに格納されるジョブログファイル名はジョブ番号となります。
ジョブ番号は1〜99999までです。
ジョブ番号が99999までいくと、次に割り当てられるジョブ番号は1からとなり繰り返されます。
また、バッチ受付サービスを初期化モードで開始した場合も、ジョブ番号は1から割り当てられます。
したがって、ジョブログスプール内にジョブログを格納する時に、同一のファイル名(同一ジョブ番号)が存在した場合には、上書きされ以前のジョブのジョブログは消失します。
管理者は、上記問題を発生させないように、ジョブログスプールの運用を行ってください。
ジョブログスプールの運用として1つの例を以下に示します。
ジョブログスプールのディスク容量の見積もりについては、“Interstage Job Workload Server セットアップガイド”の“ジョブログスプールのディスク容量の見積もり”を参照してください。
ジョブログファイルの削除や退避は、バッチシステム運用中に実施しても構いません。
ジョブログファイルの削除は、対象のジョブログファイルをrmコマンドで削除してください。
ジョブログファイルの退避は、以下の手順で行ってください。
バッチシステムが使用していないファイルシステム上に退避することを推奨します。
ジョブログをジョブログスプールへ出力できない場合は、ジョブログの出力先は、以下のディレクトリになります。
/ijeslog/ジョブキュー名/ |
ジョブログのファイル名は、「ジョブ番号」になります。
ジョブキュー名:queue01
ジョブ番号:20
上記ジョブの場合、ジョブログ格納先は以下のようになります。
/ijeslog/queue01/00020
ジョブログをジョブログスプールへ出力できない場合、バッチシステムは、システムログにエラーメッセージを出力します。
発生した場合には、ジョブログスプールの容量不足などジョブログスプールに出力できない原因を解消してください。
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