InfoDirectory使用手引書
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第4部 運用編 > 第16章 コマンドリファレンス

16.9 odsbuコマンド

【機能】

DSAデータベースをバックアップします。本コマンドはバックアップしたいDSAの格納先ディレクトリで実行する必要があります。

【指定方法】

 odsbu [-d directory|-n number|-c comment|-x] [-V]

【オプション】

以下のオプションがあります。
-c
コメントを記述することができます。なお、コメントを記述する場合は、“ ' ”(クウォーテンマーク)もしくは“"”(ダブルクォーテンマーク)で先頭と最後を囲む必要があります。
 
-d
指定したディレクトリにDSAデータベースをバックアップすることができます。ただし、このコマンドを実行する前にあらかじめ、バックアップするディレクトリを作成しておく必要があります。バックアップするDSAデータベースは、すべてこの指定したディレクトリに移動されます。
このオプションを指定しない場合、DSAの格納先ディレクトリにバックアップされます。
 
-n
世代数を指定します。デフォルトは5です。
 
-x
必要としないバックアップDSAデータベースを削除します。最新のバックアップファイルだけ-nオプションで指定した分、保持されます。
 
-V
バージョン情報が表示されます。
 

【復帰値】

正常 : 0
異常 : 0以外
 

【メッセージ一覧】

メッセージ

 Usage : odsbu [-d directory | -n number | -c comment | -x]
  -d sets the backup directory to "directory"
  -n sets the number of backups recorded to "number"
  -x deletes any backups that are not required
  -c creates a backup with a comment of "comment"
  the default is to create a backup with no comment

【意味】

指定したオプションに誤りがあります。

【対処方法】

指定したオプションを確認してください。

 

メッセージ

 ODSBU : Creating backup.ctrl file

【意味】

バックアップ制御用の“backup.ctrl”というファイルを作成しました。

【対処方法】

対処は必要ありません。

 

メッセージ

 ODSBU : Backing up to backupX.000
 ODSBU : DSA successfully backed up

【意味】

“backupX.000”というファイルにバックアップを行いました。

【対処方法】

対処は必要ありません。

 

メッセージ

 moving backupX.000 to YYYY
 …
 ODSBU: Backup files moved

【意味】

“backupX.000”というファイルをYYYYに移動しました。

【対処方法】

対処は必要ありません。

 

メッセージ

 ODSBU : Number of backup logs recorded set to X

【意味】

世代数をXに設定しました。

【対処方法】

対処は必要ありません。

 

メッセージ

 Deleting backupX.000

【意味】

“backupX.000”というファイルを削除しました。

【対処方法】

対処は必要ありません。

 

メッセージ

 ODSBU : Number of backup logs recorded set to n

【意味】

バックアップ世代数を、n に設定します。

【対処方法】

対処は必要ありません。

 

メッセージ

 No accessible ODS directory in the Current working directory

【意味】

カレントディレクトリにDSAが作成されていません。

【対処方法】

DSAが作成されているディレクトリで実行してください。

 

メッセージ

 ODSBU : XXX is not a directory: no action taken

【意味】

指定したディレクトリ(XXX)はディレクトリではありません。

【対処方法】

指定したディレクトリが正しいか確認してください。

 

image

メッセージ

 Since there is no Administrators authority, a command cannot be executed.

【意味】

Administrators権限がないため、コマンドを実行することができません。

【対処方法】

Administrators グループに所属しているユーザでログオンしてコマンドを実行してください。

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