Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - UNIX共通 -
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上へ第1章 コマンドリファレンス
上へ1.2 コマンド

1.2.49 mpbkc(バックアップコマンド)

■機能説明

本コマンドを実行すると、Systemwalker Centric Managerの各機能の資産を指定された退避先ディレクトリに退避します。

■記述形式

[運用管理サーバ、部門サーバ、業務サーバ、ヘルプデスクサーバの場合]

mpbkc

-b 退避先ディレクトリ名 [-d] [-FD] [-FS] [-FH]

[運用管理クライアント、クライアントの場合]

mpbkc

退避先ディレクトリ名 [/d] [/FD] [/FS] [/FH] [/FR]

■オプション

運用管理サーバ、部門サーバ、業務サーバ、ヘルプデスクサーバの場合

-b 退避先ディレクトリ名:
資産を退避するディレクトリ名をフルパスで指定します。指定したディレクトリが存在しない場合は自動的に作成されます。
退避先ディレクトリ名は、半角英数字で指定します。空白を含むことはできません。
-d:
退避時に確認メッセージを一切出力せずに、サイレントモードで資産を退避させる場合に指定します。
本オプションを指定する場合は、退避先ディレクトリを空にしておく必要があります。退避先ディレクトリが空ではない場合、コマンドは、エラー終了します。
-FD:
本オプションを指定すると、資源配付機能の資産を退避します。
-FS:
本オプションを指定すると、監視機能の資産を退避します。
-FH:
本オプションを指定すると、ヘルプデスク機能の資産を退避します。

退避を行う機能を選択するオプション(-FD, -FS, -FH)をすべて省略した場合は、Systemwalker Centric Managerの全機能の資産が退避対象となります。

運用管理クライアント、クライアントの場合

退避先ディレクトリ名:
資産を退避するディレクトリ名をフルパスで指定します。指定したディレクトリが存在しない場合は自動的に作成されます。
退避先ディレクトリ名は、半角英数字32文字以内で指定します。空白を含むことはできません。
/d:
退避時に確認メッセージを一切出力せずに、サイレントモードで資産を退避させる場合に指定します。
本オプションを指定する場合は、退避先ディレクトリを空にしておく必要があります。退避先ディレクトリが空ではない場合、コマンドは、エラー終了します。
/FD:
本オプションを指定すると、資源配付機能の資産を退避します。
/FS:
本オプションを指定すると、監視機能の資産を退避します。
/FH:
本オプションを指定すると、ヘルプデスク機能の資産を退避します。
/FR:
本オプションを指定すると、リモート操作機能の資産を退避します。

退避を行う機能を選択するオプション(/FD, /FS, /FH, /FR)をすべて省略した場合は、Systemwalker Centric Managerの全機能の資産が退避対象となります。

■復帰値

0:
正常終了
1:
異常終了
その他:
警告レベルのエラー(処理は継続されます)

■参照

mprsc(リストアコマンド)
premprs(プレリストアコマンド)
表:バックアップ/リストア用コマンド

■コマンド格納場所

Solaris OE
HP-UX
AIX
Linux

/opt/systemwalker/bin

Windows NT系

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpcmtool\backup\bin

Windows 9x系

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpcmtool\backup\bin

■実行に必要な権限/実行環境

■注意事項

エラー時の対処

■使用例

Solaris OEの場合

“/backup”に退避します。

/opt/systemwalker/bin/mpbkc -b /backup

Windows NT系の場合

サーバの資源を“Cドライブの\backup”に退避します。

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpcmtool\backup\bin\mpbkc c:\backup

Windows 9x系の場合

クライアントの資源を“Dドライブの\backup”に退避します。

Systemwalkerインストールディレクトリ\mpcmtool\backup\bin\mpbkc d:\backup

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