Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - UNIX共通 -
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上へ第4章 インストール
上へ4.2 Systemwalker Centric Managerのインストール手順
上へ4.2.4 サイレントインストール

4.2.4.2 サイレントインストールの実行

作成したインストール情報ファイルを使用してサイレントインストールを行います。

以下にインストール情報ファイルを使用してサイレントインストールを行う方法を例として、説明します。環境にあった方法でインストールを行ってくりさい。ドメイン運用を行っている場合は、ログオンスクリプト方式でのインストールを例として説明しています。その他の環境の場合は、ネットワーク接続方式でのインストールを例として説明しています。

■サーバの場合

以下のサーバにサイレントインストールする手順を説明します。

  1. スーパ・ユーザでログインします。
  2. 作成したインストール情報ファイルをインストールするコンピュータにファイル転送します。
  3. インストール媒体をセットします。
  4. インストール媒体を装置にセットします。ボリューム管理デーモンが動作していない場合、CD-ROMをマウントします。CD-ROM装置のデバイス名は、環境によって異なる場合がありますので事前に確認してください。

    [HP-UX]
    # /usr/sbin/pfs_mount -t rrip -x unix device /cdrom
    [AIX]
    # /usr/sbin/mount -r -v "cdrfs" device /cdrom
    [Linux]
    # /bin/mount -t iso9660 -r device /mnt/cdrom
    [Solaris OE]
    /usr/sbin/mount -F hsfs -o ro device /cdrom

    備考.

    deviceは、デバイス名を指定します。

    /cdromまたは/mnt/cdromがない場合はあらかじめ作成してください。

  5. サイレントインストール用コマンドを実行します。
  6. # CD-ROMのマウントポイント/tool_unx/sscmd/swsilent.sh -i /work/swinst.ini -y
    swinst.ini: インストール情報ファイル

■クライアントの場合

以下のクライアントにサイレントインストールする手順を説明します。

■ネットワーク接続を行ってインストールを行う場

ネットワーク接続を行ってインストールを行う場合の手順を説明します。

[インストール作業に用いるコンピュータ]

  1. インストール媒体(CD-ROM)をセットします。
  2. CD-ROMをセットしたドライブに対し、エクスプローラで共有の設定を行います。(共有名A)
  3. 共有名には任意の名前を設定します。

  4. 作成したインストール情報ファイルを任意先にコピーし、コピー先に共有の設定を行います。(共有名B)
  5. 任意先のディレクトリで、英数字以外のディレクトリを指定する場合は、""で囲って指定してください。

[インストール対象のコンピュータ]

  1. ローカルグループのAdministratorsグループに所属しているユーザでログオンします。
  2. エクスプローラで「インストールのためのコンピュータ」の共有名Aと共有名Bにネットワーク接続を行います。
  3. サイレントインストール用コマンドを実行します。
  4. <共有名Aのネットワーク接続ドライブ>\tool\sscmd\swsilent -i <共有名Bネットワーク接続ドライブ>\ファイル名 -y
    ファイル名: インストール情報ファイル

swsilentコマンドの詳細については、“Systemwalker Centric Manager コマンドリファレンスマニュアル”を参照してください。

■ログオン時にインストールを行う場

ログオンスクリプトを使用してインストールを行う場合の手順例を以下に説明します。

[インストール作業に用いるコンピュータ]

共有名とインストール情報ファイルは、フルパス、英数字で指定してください。

  1. インストール媒体(CD-ROM)をセットします。
  2. CD-ROMをセットしたドライブに対し、エクスプローラで共有の設定を行います。
  3. 共有名には任意の名前を設定します。

  4. 作成したインストール情報ファイルを任意先にコピーし、コピー先に共有の設定を行います。
  5. ログオンを行うアカウントのスクリプトにひな型ログオンスクリプトを修正して設定します。修正する手順を以下に説明します。
  6. ひな型ログオンスクリプトの格納先:
    <CD-ROM>:\tool\sscmd\logonscr.bat
VERDRV:
[インストール対象のコンピュータ]からドメインコントローラのCD-ROMにネットワーク接続を行う際に割り当てるドライブ名を指定します。
VERDRV1:
[インストール対象のコンピュータ]からドメインコントローラのインストール情報ファイルにネットワーク接続を行う際に割り当てるドライブ名を指定します。
CDROMDIR:
“2. ”で設定した共有名を指定します。
CDROMDIR1:
“3. ”で設定した共有名を指定します。
SERVERNAME:
ドメインコントローラのコンピュータ名を指定します。
SWINST=
インストール情報ファイルをフルパスで指定します。この場合、ドライブ名の次の文字「:」から指定してください。

[インストール対象のコンピュータ]

  1. ローカルグループのAdministratorsグループに所属しているユーザで、PDC(インストール情報ファイルを作成したコンピュータ)のドメインにログオンします。
  2. 設定してあるログオンスクリプトが実行されインストールが開始されます。

    image

ログオンスクリプトが実行されなかった場合は、ログオンスクリプトの起動で失敗している可能性がありますので、スクリプト内の以下の確認をしてください。

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