Systemwalker Centric Manager Global Enterprise Edition説明書 - Solaris(TM) Operating Environment - |
目次
索引
![]() ![]() |
Systemwalkerコンソールに通知されたトラブルの内容を見る方法を説明します。
Systemwalkerコンソールの監視イベント一覧には、被監視システムで発生したトラブルの履歴が、古いものから順に表示されます。
監視イベント一覧でのトラブルの表示方法について説明します。
Systemwalker Centric Manager GEEでは、メッセージを以下の3種類に分類して監視しています。
被監視システムのメッセージがどのように分類されるかを“表:Systemwalker Centric Manager GEEにおけるメッセージの分類方法”に示します。
被監視システム分類 |
MSP |
F4 MSP |
XSP |
OS/390 |
AVM/EX |
SXO |
SVPM |
一般メッセージ |
低輝度のWTOメッセージ |
WTOメッセージ |
低輝度のWTOメッセージ または WTORメッセージ以外の高輝度メッセージ |
低輝度のWTOメッセージ |
すべてのメッセージ |
すべてのメッセージ |
すべてのメッセージ |
高輝度メッセージ |
高輝度のWTOメッセージ |
− |
DSPMSGによるメッセージ |
対処要求WTOメッセージ |
− |
− |
− |
返答要求メッセージ |
WTORメッセージ |
WTORメッセージ |
WTORメッセージ |
WTORメッセージ |
− |
− |
− |
監視イベント一覧の状態欄には、それぞれのメッセージの対処状況が以下の色(省略値)で表示されます。
連携製品が出力するメッセージは、以下の形式で表示されます。
【Systemwalker/OFESが出力するメッセージ】
KKD062W OFES JOB ABNORMALLY ENDED - nnnn dddd jjjj
KDT062W OFES JOB ABNORMALLY ENDED - nnnn dddd jjjj
nnnn : 異常終了したジョブのジョブネット名
dddd : 異常終了したジョブのジョブネットの起動日
jjjj : 異常終了したジョブ名
【FCMSYS/EMが出力するメッセージ】
XMN0520I - xxx - yyy(z) yyy(z) yyy(z) - * EXCEPTIONS
XMN0620I - xxx - yyy(z) yyy(z) yyy(z) - * EXCEPTIONS
XMN0530I - xxx - yyy(z) yyy(z) yyy(z) - * EXCEPTIONS
XMN0630I - xxx - yyy(z) yyy(z) yyy(z) - * EXCEPTIONS
XMN0540I - xxx - yyy(z) yyy(z) yyy(z) - * EXCEPTIONS
xxx : 例外タイプ
yyy : XMN0520I、XMN0620Iの場合はジョブ名
XMN0530I、XMN0630Iの場合はチャネルまたはボリューム名
XMN0540Iの場合はAIMエンティティ
z : しきい値を超えた値
* : 発生した例外事象の数
主監視パス接続時のトラブル通知について
主監視パス接続時にトラブルが以下のように通知されます。なお、メッセージの分類は“表:Systemwalker Centric Manager GEEにおけるメッセージの分類方法”を参照してください。
主監視パスが接続された時に、システムにおいて未解決の高輝度メッセージおよび未解決の返答要求メッセージが一括して通知されます。
MSPおよびXSPの場合と異なり、主監視パス接続時のメッセージの一括通知は行われません。
SVPMのLANまたは装置を二重化している場合
SVPMのLANまたは装置を二重化している場合で、通信パス(LANまたは装置)が切り替わった時には、LANまたは装置の異常を知らせるメッセージが通知されます。
日付が表示されないメッセージ
MSPおよびXSPのNIPメッセージおよびシステムダンプのメッセージについては、発生した日付と時刻が通知されません。監視イベント一覧の日付については“--/--/--”、時刻には“--:--:--”と表示されます。AVM/EXのメッセージについては、日付が通知されません。監視イベント一覧の日付については“--/--/--”と表示されます。なお、日付情報をもつその他のウィンドウについても同様の表示になります。
トラブルの対処状況の表示について
高輝度メッセージおよび返答要求メッセージについては、Systemwalker Centric Manager GEE以外で対処した場合でも、被監視システム上で解決されると、自動的に対処済の表示に変わります。ただし、被監視システムのMC/FSOCKETが起動していない場合には対処済の表示に変わりません。MC/FSOCKETが起動し、主監視パスが接続された時点で対処済になります。なお、メッセージの分類は“表:Systemwalker Centric Manager GEEにおけるメッセージの分類方法”を参照してください。
監視イベント一覧のメッセージは、[監視イベント一覧検索]ウィンドウを使って検索表示することができます。Systemwalkerコンソールの[イベント]メニューから[監視イベント一覧検索]を選択すると、[監視イベント一覧検索]ウィンドウが表示されます。以下の検索要因によって検索します。
監視イベント履歴表示コマンドについて
Systemwalkerコンソールに通知された監視イベントは、監視イベントログファイルに格納されます。監視イベント一覧では、最新の1000メッセージを参照することができます。それ以前の監視イベントを参照する場合は、“監視イベント履歴表示コマンド”を使用します。コマンドの使用方法は“Systemwalker Centric Managerリファレンスマニュアル”を参照してください。Systemwalker Centric Manager GEEでは、このコマンドによって表示されるAttributeに項目が追加されます。Attributeに表示される項目を説明します。
- Attribute:
- メッセージの属性
- Normal:
- 一般メッセージ
- Reply:
- 返答要求メッセージ
- HighLight:
- 高輝度メッセージ
また、Systemwalker Centric Manager GEEでは、メッセージのジョブ番号を参照するための“-j”オプションを使用することができます。監視イベント履歴表示コマンドに“-j”オプションを指定すると、ジョブ番号がメッセージテキストの先頭に表示されます。
目次
索引
![]() ![]() |