Systemwalker CentricMGR 使用手引書 監視機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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目次
索引

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第5章 評価する
5.5 アプリケーションの利用状況を管理する(メータリング)
5.5.6 メータリングのレポート情報を出力する
5.5.6.2 標準レポートを作成する
5.5.6.2.2 定期的に作成する
メータリング条件ファイルを作成し、その条件で、メータリングサーバに蓄積されているメータリングデータから必要なデータを取り出して、標準レポートを作成します。
標準レポートは、以下の手順で作成します。
- メータリング条件ファイルを作成する
- レポートの内容を確認する
- レポート出力のスケジュールを設定する
- データファイルを出力する
- レポートを出力する
メータリング条件ファイルを作成するウィザードを起動します。
- Systemwalkerコンソール 業務監視(または、システム監視)で、[操作]メニューの[メータリング情報の出力]を選択します。
- [メータリング情報の出力]ウィンドウが表示されます。[データ出力条件の定義]タブをクリックすると、メータリング条件ファイル一覧が表示されます。

- 登録した条件ファイルが表示されています。この画面では、以下の操作を行うことができます。
- 選択したメータリング条件ファイル名の変更
- 選択したメータリング条件ファイルの詳細情報の表示
- メータリング条件ファイルの作成/変更/削除/参照作成
- アプリケーション選択シートの作成/更新
- データファイルの出力
- レポート表示
- 定期的にレポートを作成する場合のスケジュール設定
- [操作]メニューの[メータリング条件ファイル]-[作成]を選択し、[メータリング条件ファイルの編集]ウィザードを表示します。ウィザードで順番に情報を指定します。
■レポート内容の確認
作成したメータリング条件ファイルを使用してレポートを作成し、標準レポートの内容を確認します。
- [メータリング情報の出力]ウィンドウで、[レポート表示]タブを選択します。
- 表示するレポートの種別を選択します。
- [メータリング条件ファイルを指定する]チェックボックスをチェックし、メータリング条件ファイルを設定します。
- [実行]ボタンをクリックすると、選択したレポートが[OCM Managerウィンドウ内に表示されます。
[レポート表示]タブについては、“簡易に作成する”を参照してください。
■レポートを出力するスケジュールの設定
定期的にデータファイルを出力しレポートを作成するために、OCMMのスケジューラ機能を使用します。OCMM Schedulerは、[メータリング情報の出力]画面で、[ツール]メニューの[OCMM Schedulerの起動]を選択して起動します。

データファイルの出力
OCMMスケジューラを使用して、データファイル出力がスケジュールに沿って実行されるようにします。例えば、データファイル出力コマンドを毎月1日に実行するように設定します。
- [OCMM Scheduler]ウィンドウの[タスク]メニューから[新規タスクスケジューラ]を選択し、[スケジュールタスク設定]ダイアログボックスを表示します。
- [なにを]タブの[プログラム]には、データファイル出力コマンドを指定します(Systemwalker CentricMGRインストールディレクトリ\MpWalker.dm\mpmtmg\Server\bin\mtgetdf.exe)。
- [パラメタ]には、条件ファイル名を指定します。
- [いつ]タブで実行日を指定します。今回の例では以下のように指定します。
- [実行間隔]欄では月を、[月]欄では[絶対日:1ヶ月ごとの1日に]を指定します。
- [開始時刻、終了時刻、および実行頻度]欄では、実行を開始する時間を指定します。今回の例では、コンピュータを使用しない夜に行うということで、20:00を指定します。
- [OK]ボタンをクリックし、[スケジュールタスク設定]ダイアログボックスを終了します。これで、毎月1日にデータファイルが出力されます。

データファイル出力を行うタスクを複数同時に実行することはできません。複数同時に実行する場合は、パラメタに“/W”を指定することで、実行が重複することはなくなります。
レポートの出力
OCMMスケジューラを使用して、データファイル出力後にレポート出力が実行されるようにします。ここでは、EMPグループをコマンド実行するためのパラメタファイルを使用します。
- [OCMM Scheduler]ウィンドウの[タスク]メニューから[新規タスクスケジューラ]を選択し、[スケジュールタスク設定]ダイアログボックスを表示します。
- [なにを]タブの[プログラム]には、“Systemwalker CentricMGRインストールディレクトリ\MpWalker\mpreport\bin\Ocmm2.exe"を指定します。
- [パラメタ]には、「-ini=<パラメタファイルのフルパス名>」を指定します。パラメタファイル名および格納先ディレクトリは、“EMPグループをカスタマイズする”を参照してください。
- [いつ]タブで実行日を指定します。今回の例では以下のように指定します。
- [実行間隔]欄では月を、[月]欄では[絶対日:1ヶ月ごとの1日に]を指定します。
- [開始時刻、終了時刻、および実行頻度]では、実行を開始する時間を指定します。ただし、[開始時刻]の指定には注意が必要です。OCMMスケジューラは他タスクの終了を待ち合わせることはしませんので、データファイル出力が終了した後でレポート出力を開始するように時間を指定する必要があります。
- [OK]ボタンをクリックし、[スケジュールタスク設定]ダイアログボックスを終了します。これで、毎月1日にレポートが出力されます。
OCMMスケジューラをパソコンに常駐させておくことで、指定した日時になると、タスクが実行され、レポートファイルが出力されます。

レポートディレクトリ名には“実行するempグループファイル名_実行番号_実行年-月-日_時分”という名前を初期値で定義してあります。
例えば、“mpmt02_1_2000-11-01_2200"のようになります。
レポート出力を行うタスクを、複数同時に実行することはできません。また、データファイル出力およびレポート出力を連続してOCMMスケジューラで実行する場合、データファイル出力が完了していないと、レポート出力できませんので注意が必要です。
以下のようなHTMLレポートが作成されます。


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