Systemwalker CentricMGR 使用手引書 監視機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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上へ第1章 コンソール
上へ1.1 コンソールを使用する

1.1.2 Systemwalkerコンソール システム監視

Systemwalkerコンソール システム監視を起動する手順を説明します。

■コンソールを起動する

  1. [スタート]メニューから[プログラム]-[Systemwalker_CentricMGR]-[システム監視]を選択します。
  2. Systemwalkerコンソールを起動すると、「自動再接続を行いますか?」という旨のメッセージが表示されます。
    [はい]のボタンを選択し、自動再接続コンソール(注)を起動します。
  3. 運用管理クライアントの場合は、[システム監視(自動再接続)-ログイン]ダイアログボックスが表示されます。

    [運用管理サーバがUNIXの場合]

    接続する[管理ドメイン名]を確認して、[ユーザ名]および[パスワード]を入力します。パスワードとして指定できるのは28バイトまでです。

    [運用管理サーバがWindows(R)の場合]

    接続する[管理ドメイン名]を確認して[OK]ボタンをクリックします。このとき、ログインするユーザ名およびパスワードは、運用管理クライアントのWindows(R)にログインした時のユーザ名およびパスワードになります。

    ログインするユーザ名がWindows(R)にログインした時のユーザ名と異なる場合には、[ログインユーザの指定]をチェックし、[ユーザ名]および[パスワード]を入力します。なお、パスワードとして指定できるのは28バイトまでです。

  4. Systemwalkerコンソール システム監視の[モード]メニューから[監視モード]を選択し、システムの監視を行います。(Systemwalkerコンソール システム監視起動時は[監視モード]になっています。)

    [モード]メニューから[編集モード]を選択すると、監視ツリーおよび監視マップ上のノードおよびフォルダの編集を行うことができます。

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注. 自動再接続コンソール

Systemwalkerコンソールの起動方法により、以下の機能差が発生します。

通常起動の場合

自動再接続で起動した場合

ウィンドウタイトル

システム監視

システム監視(自動再接続)

起動時の機能

監視モード

監視機能(監視モード)

異常終了時の動作

エラーメッセージ画面を表示後、終了します。

エラーメッセージ画面を表示せずに終了します。エラーメッセージはトレース、およびイベントログに出力されます(Windows98/Meの場合はイベントログに出力されません)。

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Systemwalkerコンソール システム監視では、業務およびアプリケーションに関係する監視、編集を行うことはできません。業務の監視や業務管理の編集を行うときには、Systemwalkerコンソール 業務監視を使用してください。

■[システム監視]ウィンドウのモードを切り替える

Systemwalkerコンソール システム監視では、以下の3つのモードを切り替えて使用します。

監視モード:

監視対象のノードで発生した異常を監視するためのウィンドウです。また、[システム監視]ウィンドウでは、各種操作機能の呼出しやポリシーの定義/配付を行うことができます。

編集モード:

ツリーを編集したり、監視対象のノードを追加するためのウィンドウです。監視ツリー、監視マップ/リストのフォルダ/ノード情報を編集できる状態にします。

配置モード:

監視マップ上でフォルダ/ノードを配置できる状態にします。

Systemwalkerコンソール システム監視の[モード]メニューから、[監視モード]、[編集モード]または[配置モード]を選択して、Systemwalkerコンソール システム監視のモードを切り替えます。

■Systemwalkerコンソール システム監視でできること

Systemwalkerコンソールに表示されるメニュー項目の一覧については、 “Systemwalker CentricMGR リファレンスマニュアル”を参照してください。選択しているツリーによって、利用可能なメニュー項目が異なります。また、DmOperationロールまたはDmReferenceロールに所属するユーザの場合、利用可能なメニュー項目が制限されます。

■Systemwalkerコンソール システム監視のツリー

Systemwalkerコンソール システム監視では、ノード一覧を“基本ツリ”、またノード管理を“論理ツリ”と表現します。監視するカテゴリとして“ノード一(基本ツリー)”または“ノード管(論理ツリー)”のどちらかを選択します。各ツリーの概要を以下に説明します。

[表:ツリー(システム監視)]

基本ツリー

(監視・編集・配置モード)

基本ツリーとは、すべてのノードをグルーピングして管理するツリーです。グループには、サブネット、部門、クラスタ、新ノードフォルダがあります。部門やサブネット、ノードがツリー状に定義されています。

Systemwalkerコンソール システム監視では、基本ツリー名は、Systemwalkerの環境設定で設定を行った名前がツリー名になります。

論理ツリー

(監視・編集・配置モード)

論理ツリーとは、業務別や地理的といった、目的に応じたノードだけで構成するツリーです。

基本ツリー(ノード一覧ツリー)

Systemwalkerコンソール システム監視では、基本ツリー名はSystemwalkerの環境設定で設定を行った名前です。登録されているサブネット、ドメインの一覧が、ツリー形式で表示されます。ノードの自動検出で所属先のサブネットが不明なノードは、“新ノード”フォルダに所属します。“新ノード”フォルダに入っているノードは、まだネットワーク情報(サブネットマスク等)が入っていません。“新ノード”フォルダ内にノードが存在している場合には、以下の手順で該当するフォルダに振り分けてください。

  1. 編集モードにした後、“新ノード”フォルダ内のノード情報を更新します。
  2. [ファイル]メニューから[新ノードの振り分け]を選択します。

このほか、[ツリー選択]で“論理ツリー”を選択すると、登録されている論理ツリーを表示することができます。

■監視イベント一

発生したイベントが一覧で表示されます。表示される監視イベントの件は、起動時には最大100件です。その後イベントが発生するたびに、最大で1000件まで表示できます。監視イベントが1000個を超えた状態でイベントが発生すると、以下のように表示されます。

[ファイル]メニューから[指定フォルダ配下の監視]を選択した状態で、ツリーの頂点以外のフォルダを選択すると、発生したイベントのうち、そのフォルダに所属するノードで発生したイベントだけが表示されます。

■自動再接続においてSystemwalkerコンソール業務監視を起動する

自動再接続コンソールを使用すると、タスクトレイには自動再接続機能のアイコンが表示されます。以下の条件のとき、タスクトレイのアイコンの背景が赤色で表示されます。

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上記の自動再接続アイコンをダブルクリックすると、自動再接続(業務監視)ウィンドウが表示されます。自動再接続の状態によって、次の4パターンのいずれかで表示されます



状態

説明

運用中

正常に運用している。

再接続中

コンソールが異常終了し、通信環境の確認を行っている。

起動確認中

コンソールが起動し、再接続後に正常運用されたと見なすまでの間の状態

再接続停止

異常が発生し、再接続を試みたがリトライ回数をオーバーして接続に失敗した。

自動再接続の設定を変更するときは、[スタート]ボタンをクリックし、[プログラム]-[Sysemwalker_CentricMGR]-[環境設定]-[Systemwalkerコンソールセットアップ]メニューを選択します。また、以下の定義ファイルをカスタマイズすることでも、自動再接続の設定を変更することができます。定義ファイルの詳細は、“Systemwalker CentricMGR リファレンスマニュアル”を参照してください。

ファイル名

Mpbcmdmn.ini

インストール先

WindowsNT/2000/Server 2003/XPの場合

Systemwalkerインストール先\mpwalker.dm\mpbcmgui\etc

Windows98/Meの場合

Systemwalkerインストール先\mpbcmgui\etc

■コンソールの終了

[ファイル]メニューの[終了]を選択します。自動再接続を使用していた場合、Systemwalkerコンソールを終了すると自動再接続機能も終了します。

[自動再接続機能の終了]ボタンをクリックした場合

自動再接続ウィンドウの[自動再接続機能の終了]ボタンをクリックすると、自動再接続機能を終了することができます。このとき、Systemwalkerコンソールが起動している場合は、手動でコンソールを終了させる必要があります。

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