Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル - Microsoft(R) Windows NT(R)/Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第1章 コマンドリファレンス> 1.2 コマンド

1.2.131 mvhlpdsk(ヘルプデスクデータベース移出コマンド)

SystemWalker V5.0L30以前のヘルプデスクデータベース資源を移出するコマンドです。

本バージョンではこのコマンドを使用せずに、[ヘルプデスクセットアップ]ダイアログボックスを使用してください。詳細は“Systemwalker Centric Manager導入手引書”を参照してください。

■機能説明

本コマンドは、SystemWalker V5.0L30以前の標準データベースを使用して構築したヘルプデスクデータベースを、指定された退避先ディレクトリに退避します。

■記述形式

mvhlpdsk

-b 退避先ディレクトリ名 [-d データベース名] [-s スキーマ名]

■オプション

-b 退避先ディレクトリ名:
資源を退避するディレクトリ名をフルパスで指定します。指定したディレクトリが存在しない場合はエラーとなり、復帰値1で終了します。
-d データベース名:
ODBCドライバのセットアップで定義した移出対象のヘルプデスクデータベースのデータ資源名を指定します。指定されたデータベースが存在しない場合は、本コマンドは復帰値2で終了します。

本オプションを省略した場合は、データ資源名はデフォルト値“HD_DATABASE”となります。

-s スキーマ名:
ODBCドライバのセットアップで定義した移出対象のヘルプデスクデータベースのスキーマ名を指定します。指定されたスキーマが存在しない場合は、本コマンドは復帰値2で終了します。

本オプションを省略した場合は、スキーマ名はデフォルト値"HDSC"となります。

■復帰値

0:
正常終了
1:
異常終了
2:
警告レベルのエラー

■参照

backup(ヘルプデスクデータベース移出コマンド)
cvhlpdsk(ヘルプデスクデータベース移入コマンド)
restore(ヘルプデスクデータベース移入コマンド)
表: ヘルプデスクデータベース移出/移入コマンド

■コマンド格納場所

本コマンドは、提供CD-ROMの以下のディレクトリに格納されています。

<CDROMドライブ>\tool\trans\sv

■実行に必要な権限/実行環境

■注意事項

本コマンドは、ヘルプデスクサーバ上の資源を移出するためだけに使用してください。運用管理サーバ上のヘルプデスク資源を移出する場合は、このコマンドを使用せず、『運用環境保守ウィザード』を使用してください。詳細については、“Systemwalker Centric Manager導入手引書”を参照してください。

■使用例1

ヘルプデスクデータベース名およびヘルプデスクスキーマ名がデフォルトの環境上で、ヘルプデスクデータベースの資源を、“Cドライブの\backup”へ移出します。ここでは、DドライブをCDROMドライブと仮定しています。

d:\tool\trans\sv\mvhlpdsk -b c:\backup

■使用例2

ヘルプデスクデータベース名が“HELPDESK_DB”、かつ、ヘルプデスクスキーマ名が“"HDSCHEMA”の環境上で、ヘルプデスクデータベース資源を“Cドライブの\backup”へ移出します。ここでは、DドライブをCDROMドライブと仮定しています。

d:\tool\trans\sv\mvhlpdsk -b c:\backup -d HELPDESK_DB -s HDSCHEMA

■実行結果/出力形式

標準出力に以下のメッセージが出力されます。ここでは、DドライブをCDROMドライブとして説明しています。

D:\>d:\tool\trans\sv\mvhlpdsk -b c:\backup
 移出処理が正常終了しました。
 (復帰値0)

D:\>

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